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“推し”をイチから作る? 推しぬい&ぬい服ブームのワケを聞きました

  • 2023.10.25
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出典:シティリビングWeb

「はじめてでも絶対作れる!ぬい服大全313」(西東社)

ハマると抜け出せなくなる!? “推しぬい”&“ぬい服”がブームのワケ

“推し”のぬいぐるみを作って楽しむ“推しぬい”(推しのぬいぐるみ)が話題になっています。その“推しぬい”に着せる洋服の作り方をまとめた書籍「はじめてでも絶対作れる!ぬい服大全313」(西東社)が販売中。手芸初心者でも作りやすいようにシンプルな型紙と手芸のりで貼る、手で縫うといった簡単な手順です。実寸大の型紙も付いているので基本をマスターしたら、アレンジを加えて楽しむこともできます。

個人の趣味の域を超え、書籍が発行されるほどブームになっている“推しぬい”&“ぬい服”。そのワケを本書の制作にも関わっているぬいぐるみ作り用品の専門店「グッズプロ」に話を聞きました。

ぬいぐるみ制作のオーダーが企業・団体から個人の時代へ

「グッズプロ」は元々、ぬいぐるみ制作に欠かせない立体化ソフトの開発から事業をスタートしています。2009年からはソフト開発の一環でぬいぐるみ制作も事業として始めました。当初は企業や団体からのオーダーばかりでしたが徐々に個人からのオーダーも入るようになりました。このあたりから「ぬいぐるみは個人でも作れるのではないか」「自分で作りたい」という需要が出てきたと考えています。

コロナ禍でブームに火が着く

“推し活”の一環として“ぬい活”があります。“ぬい活”はぬいぐるみを持ち歩いたり、好きなぬい服に着せ替えたり、旅行先などでの写真撮影を楽しんだりすること。一緒にイベントやライブなどへ出かけ、SNSに写真をアップする人も増えています。ぬいぐるみと一緒に行動することは、そのぬいぐるみと楽しみや幸せを共有することなのです。もはや、ぬいぐるみは物ではなく、心がつながった相棒であり、家族だと私たちは考えています。

そして、推しのぬいぐるみをイチから作る“推しぬい”は、コロナ禍でいっきに火が着きました。家にいる時間が増えたことで始める人も増えたのだと考えられます。推しのぬいぐるみを作り、好みのぬい服を着せ、一緒に行動し、時にはSNSで発信もする。“推しぬい”の活動はとても広い意味があります。

“推しぬい”が一つのジャンルとして確立

現在、“推しぬい”はフィギュアや人形のように、趣味のジャンルの一つになっています。グッズプロにもブームに火が着き始めたころから、問い合わせが増え始めました。ぬいぐるみの作り方はあまり一般的に知られていないので「作り方が知りたい」「どんな布を使えばいいのか」など作り方に関することから、平面から立体にする専門的な技術に関する問い合わせもありました。そういった問い合わせから商品化したものも多いです。私たちはさまざまな問い合わせが入ると、その需要に応えるため、商品開発に力が入ります。

かけがえのない体験ができる“推しぬい”&“ぬい服”

ぬいぐるみやぬい服作りが初めての人におすすめしたいのは全長15cm、16cmです。小さいサイズのものは作業が細かいので難しくなり、大きいサイズはそれだけ作るもの大変です。

ぬいぐるみやぬい服作りを始めてみたいと思っている人に伝えたいのは、気負わずにやっていてほしい!ということです。裁縫は複雑と思われがちですが、手順が分かればも難しいことはありません。まずは作ることを純粋に楽しんでください。“推し”を作っている時間はとても幸せな時間で、出来上がったときの達成感、その姿の尊さ…かけがえのない感情がわいてくるのを体験してほしいです。一度体験したら、きっと“推しぬい”や“ぬい服”にハマりますよ。

書籍「はじめてでも絶対つくれる!ぬい服大全313」は“推しぬい”の服を実に300点以上集めた“大全”。手芸初心者でも作りやすいように手順や材料を記載しています。15cmサイズの型紙も付いています。作ってみたい!と思うぬい服が見つかりますよ。

出典:シティリビングWeb

(本書からの抜粋ページ)

出典:シティリビングWeb

(本書からの抜粋ページ)

話を聞いたのは… ぬいぐるみ用品の専門店グッズプロ

出典:シティリビングWeb

クリスタルボアの生地に、ぬいぐるみのパターンがあらかじめ印刷されている「ぬいパタ」も好評販売中

https://lit.link/goodspro

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