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秋の風情を演出する! 野趣あるテーブルアレンジメントを2パターンご紹介

  • 2023.10.25

秋色の花をテーブルに飾り、ようやくやって来た秋の日をお部屋でも楽しんでみませんか? フラワー&フォトスタイリストの海野美規さんが作るのは、季節の花にプラスして、枝を使った野趣あふれるアレンジ。浅い器を使ったパターンと、食欲の秋に美味しいクッキーなどの缶を利用したパターンの2種類をご紹介します。可愛いテーブルアレンジで、秋の食卓を彩ってみましょう!

秋本番に楽しむアレンジメント

秋のフラワーアレンジ

ようやく秋らしい陽気になってきました。

深まる秋をイメージしたアレンジメントを楽しみませんか。

今回ご紹介するのは、水盤のような浅い器を使ったテーブルアレンジ。器を使ったアレンジと、クッキー缶を使ったアレンジの2種類を作りました。アレンジでは、枝を垣根のように見立ててみました。野趣あふれる様子を表現するため、あえてラフな感じにしています。

垣根の中の花は、ここではケイトウ、コスモスなどを使いましたが、秋の花でお好きなものを選んでくださいね。

浅い器のアレンジに使った花

秋のフラワーアレンジの作り方
秋のフラワーアレンジの作り方
  • ミツマタ(ドライ)栗色 2本
  • コスモス
  • フジバカマ
  • ケイトウ
  • ハゲイトウ
  • ノブドウ(ツル)
  • ヤマゴボウ
  • ブリキ製の浅い器

浅い器のアレンジの手順

1.器に吸水性スポンジを敷き詰めます。

2.ドライのミツマタの枝を器の縁にそって入れます。垣根のように垂直に。

秋のフラワーアレンジの作り方

太い枝、細い枝、長い枝、短い枝、ランダムに入れます。

3.つるを垣根に絡めるように入れていきます。せっかくの垣根が隠れない程度にしましょう。

秋のフラワーアレンジの作り方

4.花は、大きなケイトウから入れます。

秋のフラワーアレンジの作り方
秋のフラワーアレンジの作り方

5.次に、コスモス、フジバカマ、ヤマゴボウをそれぞれ入れます。

秋のフラワーアレンジの作り方

花は垂直に挿していきます。高低差をつけて、整えすぎず、少し無造作な感じになるようにしましょう。

出来上がり。

秋のフラワーアレンジの作り方

クッキー缶を使って

秋のアレンジ

こちらで使った器がなくても、クッキー缶や箱などを器にしてもアレンジできます。

今回は、W 15×D9×H6cmの大きさのクッキー缶でアレンンジしてみました。

小さめのクッキー缶ですので、コンパクトに仕上がります。ランタナをメインに可愛らしく。

クッキー缶のアレンジに使った花

秋のフラワーアレンジの作り方
  • ミツマタ(ドライ)栗色
  • ランタナ
  • ミニバラ
  • キバナコスモス
  • キャットテイル
  • マンリョウの実
  • キンモクセイ
秋のフラワーアレンジの作り方

クッキー缶のアレンジの手順

浅い器のアレンジと同じ手順です。

1.缶の中に吸水性スポンジを敷き詰め、ドライのミツマタを缶の縁に沿って挿して垣根のようにします。

秋のフラワーアレンジの作り方

2.ランタナ、ミニバラは垂直に入れ、マンリョウの実とキャットテイルはアクセントにするように、垣根から飛び出したように挿します。

秋のフラワーアレンジの作り方
秋のフラワーアレンジの作り方
秋のフラワーアレンジの作り方

出来上がり。

秋のフラワーアレンジの作り方

缶のデザインが素敵なマロンクリーム

マロンクリーム

秋のスイーツの主役は、なんといっても「栗」ですよね。洋菓子、和菓子問わず、栗ほど秋のお菓子の素材として愛用されているものはないのではないでしょうか。栗好きにはとても嬉しい季節です。私も栗のお菓子には目がなくて……ただ茹でただけの茹で栗も、栗蒸し羊羹も、渋皮煮も、モンブランも、そして甘〜くて美しいマロングラッセもおいしいですよねぇ。

クレマン・フォジェのマロンクリーム

マロンクリームの缶としてよく知られているクレマン・フォジェ。この缶のデザインを見かけたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

クレモン・フォジェは、1882年、フランスの栗の名産地の小さな町で、マロングラッセのメーカーとして創業。マロンクリームは、残ったマロングラッセのかけらを再利用するために開発されたとか。栗はヨーロッパ産のものを使用し、保存料や着色料を使用しないで作られているそうですよ。140年もの間、世界中で愛されてきたのですね。

それと、発売当時からこのデザインなのか分かりませんが、栗と葉っぱのデザインがとても可愛らしく素敵なのです。テキスタイルパターンにしてもきっとおしゃれ! と、私は缶を見るたびに思います。クリ坊やのマロノもちょっとかわいいです。

マロンクリームは、トーストにぬったり、パウンドケーキの生地に入れたり、アイスクリームに添えたり、手軽に栗の風味を味わえます。そしてこのクリーム、かなり甘いです! 確かにマロングラッセのように甘いです! でも、この甘さがくせになる感じなんですよね。

秋のフラワーアレンジ
Credit
アレンジ作成・写真・文 / 海野美規 - フラワー&フォトスタイリスト -

うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。

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