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バカラ、グリポワ、ピカソ......右岸の新しいショッピングスポット。

  • 2016.1.13
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バカラ。マドレーヌ寺院脇のブティックがなくなったと思っていたら、フォーブル・サントノーレ通り、新しいブティックがオープンしていた。ホテル・ブリストルのすぐ近くだ。店内に入るや、まるで友人宅のディナーに招かれたかのような気がする。というのも、クリスタル類を美しくセッティングした大きなテーブルが目に飛び込むからだ。クリスタルのオブジェなどを配した机をおいたオフィス的空間も奥につくられている。このパリ的アパルトマンのようなブティックの内装を担当したのはインテリア界で人気のGilles & Boissierの二人組。通常は天井から吊り下がり、下から眺めるシャンデリアなのだが、ここでは床に近い場所に下げられているのが面白い。鏡が多用された店内ではクリスタルの煌きが増幅されるだけでなく、視覚的錯覚も生じ......わくわくするようなワンダーランドが誕生した。

シャンデリア、グラス、花瓶、食器......透明なクリスタルが織りなす素敵な食卓がブティックの中央を占めている。photo:Laurent Parrault

左:シャンデリアが低く吊されているので、手にとるように眺められる。中:クリスタルのオブジェも豊富。右:廊下や天井に鏡が使われた店内。

Baccarat
79 rue du Faubourg St.Honoré
75008 Paris

1869年創業のアトリエで、かつてはシャネル、バルマン、ランバンなどのためにクチュール・ジュエリーをつくっていたグリポワ。昨年やっとパリにブティックを開いた。カラフルなガラス棒を溶かしてメタルフレームに流し込むパット・ド・ヴェールを用いたジュエリーといったら、今も昔もグリポワ! ヴァンドーム広場に出来たブティックには、創業当時から続くデザインのジュエリーもあれば、60ユーロの手頃な価格の愛らしい指輪までセレクションさまざまに揃え、約150年の歴史の豊かさを感じさせる。透明なフルーツジェリーのようなタイプ、マットでファッション性の高いタイプ......約200色近くあるというガラス棒は溶かす温度によって発色が異なる上、ミックスも自在にできるというから、色数はほぼ無限。ジュエリーはブティックの上階のアトリエで、1点ずつ丁寧に創られている。小さいけれど、夢がいっぱい詰まったブティックなのだ。

ヴィクトワール広場に面した小さなブティック。

今も作り続けられているグリポワの代表的作品。

パット・ドゥ・ヴェールを素材に、ブティック上階のアトリエで新しいクリエーションが生まれてゆく。Photos:Kader Hadjadj

Gripoix
14, place des Victoires
75002 Paris
Tel. 09 51 58 49 53
営)11:00~19:00

改装オープン後、毎日混んでいてなかなか入れないピカソ美術館。その向かいに、昨秋、美術館の書店ブティックがオープンした。つまり、美術館に入らなくても、入れなくても、入りたくなくても、この3部屋からなる広いスペースで買い物を楽しめることになったのだ。ピカソにまつわるさまざまな書物はもちろん、ピカソや同世代のアーティストたちの画集、関連書物などを多数販売。また、現代アーティストがデザインしたアヴァンギャルドなオブジェや日用品、雑貨、おもちゃなども取り扱っている。それほどアートに興味がなくっても、ちょっと個性的なお土産を見つけられそうなので、知っておきたい書店ブティックである。

中庭に面した広いブティック。アーティストのアトリエを思わせる素朴な内装の中に、陶器、リネン、雑貨などが並ぶ。photos:Yann Audino

Librairie boutique du Musée national Picasso
4, rue de Thorigny
75003 Paris
Tel. 01 58 65 15 66
営)11:30~18:00(火曜~金曜)、9:30~18:00(土、日)
休)月、祝