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「宿題で叱りたくないよなぁ。でも俺…」苦悩する妻を驚かせた、夫の意外な一言とは!?<親と宿題>

  • 2023.10.24
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3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。イチくんの宿題を見るため、オニハハ。さんはフルタイムの会社勤務から在宅仕事へシフト。それでも宿題との格闘に終わりは見えず、イチくんはついに宿題を終わらせられないまま登校します。不安を抱えながらイチくんの帰宅を持つオニハハ。さんでしたが、イチくんは「怒られなかった」と笑顔。それに味を占め、無敵状態になってしまったのです。

宿題を終わらせずに登校しても、怒られなかったことに味を占めたイチくん。

以来、宿題を隠したり、終わったとウソをついたり、無敵の状態です。

ついに担任の先生から電話が…

「先週のイチくん、宿題忘れが多かったのですが……」

イチくんの無敵状態が長く続くはずもなく、担任の先生から電話がかかってきてしまいます。

しかし、必死に弁解するオニハハ。さんに、先生はむしろ感謝を伝え、「お母さんが寄り添ってくれるなら安心です」と言うのです。

「もし終わらなくても、学校で先生と一緒にやりますから」

「えっ……いえ、お忙しい中、そんな……。家でやります」

忙しい先生には頼れない。でも、3年生の今つまずいたら、4年生になってから困る——。

先生がくれた言葉に一瞬、安堵するオニハハ。さんでしたが、それ以上に焦燥感が募ります。

「ただ、出された宿題をやる。これがこんなに難しいことだなんて……」

オニハハ。さんは試行錯誤の毎日を振り返ると同時に、イチくんにきつい言葉をかけたことを悔やみます。

「でも、宿題はやらないと……イチが困らないように、イチのために……」

イチくんに無理をさせたくない気持ちと、イチくんが困らないために宿題をさせたい気持ち。悶々と考えていると、そこに仕事を終えた夫が帰宅します。

「励ましても褒めてもダメで、結局は怒っちゃって、泣きながら終えました……」

今日の宿題について聞く夫に対し、オニハハ。さんはヘトヘトの表情で答えます。夫は「お疲れ」と労いますが、オニハハ。さんは言葉が止まりません。

「毎日学校に行って、授業も頑張って、それだけで本当にすごいことなのに。笑顔で帰ってきてくれるだけで十分なのに。なんで毎日、宿題で怒って……」

「俺が言えば泣く泣くやるけど、帰りが遅いから寝るまでに終わらないしな」

悩みに悩むオニハハ。さんとは裏腹に、夫は至って冷静です。そして……

「でも俺、子どものころに宿題やった覚えねぇし」

「え……」

宿題をするのは当たり前だと思っていたオニハハ。さん。夫の思いもよらぬ一言を聞き、「宿題をする理由」について考えるのでした。

夫の意外な一言から、考える機会を得たオニハハ。さん。宿題をするのが当然だった人も、そうでなかった人も、確かに十人十色なのかもしれません。

ワンオペの育児をしていると、育児に関する考え方も一方向になりがちですよね。悩んだときこそ、まずは誰かに相談! 夫はもちろん、自分ではない誰かの一言が、何かのヒントになるのかもしれません。


著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。

ベビーカレンダー編集部

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