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「9歳年下彼氏が最近冷たい…」57歳女性が知るべき「男性が彼女に求める関係」

  • 2023.10.23

銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、9歳年下の男性と付き合っている57歳女性。最近冷たくなった彼のことを諦めるべきか悩み中です。佑雪さんが「諦めるべきなのは何か」を教えてくれます!

お悩み:「最近、冷たくなった彼のこと、諦めた方がいいですか?」

【クラブ佑雪】vol. 317

7か月ほど付き合っている9歳年下の男性がいます。彼は前の奥さまを9か月前に癌で亡くし、寂しい思いをしていたところで私と出会いました。初めはめちゃくちゃ頑張ってくれました。付き合って2か月後に、電車で2時間くらいのところで転勤生活をすることもわかっていました。GWもずっと一緒でしたし、たまに電話で彼の愚痴やお話を聞いてあげたりしていました。先月までは月に2回は会ったりしてもいました。

ただ、「めちゃくちゃ仕事が忙しくて自分に余裕がない、ごめんね」とは言われてたのですが、こちらに帰ってくると毎日前妻のお墓参りは行くし、友だちとは会う予定を立てますが、私とは空いた時間にごはん食べようとかそんな感じになっていたので、不満を言ったところ、「そんなくだらない話は面倒だ」と言われました。「長い人生なんだから、今まで通り友だちと会ったり、したいことした方がいいよ」と言われたことも。ちょっと前までは私がいなくなったら困るとか言ってたのにとか、思い出すと悲しくなります。ただ、本当に仕事は大変なようです。私のことが負担になってるのかなーと思うことも。もう諦めた方がいいのでしょうか。

(ぴんぎょ 57歳未婚? エステティシャン)

「彼との関係を諦めないで済む方法はあります」

あのぅ、結婚ステイタスが無記入だったんですが、ご相談者さまご自身は独身でいらっしゃるのでしょうか? もしくは結婚されていて、彼とは不倫関係ということなのでしょうか? それによっても回答は若干変わってくるんですけど? 今後、こちらにお悩みをくださる方はなるべく、詳細ご記入いただけますよう、お願いいたしますね。

どっちにせよ、ご相談者さまと彼との間で“付き合う”に際しての定義、内容にズレがあるのは間違いありません。そこが一番の問題であって、彼の妻が亡くなって間もないとか、仕事で多忙というのはそこまでの問題ではありません。というか、「奥さまが亡くなったばかりだから、私にはいろいろわからないことがあるのよね」とか、「仕事で忙しいからしょうがないわね」などという、別の理由に違いないって、思わない方がいいです。

彼は別に別れたいわけじゃないと思うんです。彼も寂しいだろうし、それなりにご相談者さまがいてくれる方がありがたいんでしょうから。ただ、彼は彼の思うような形で付き合いたいんでしょうね。それはどういう形なのか。

まさに“空いた時間に気楽にごはんに行けるような関係”なのでしょう。目に見える形としてはコレです。見えない部分ではずばり、“多くを求められたくない”のではないでしょうか。たぶん、彼って、結婚も同棲も子作りも求められたくないはずですよ。だから、もちろん、女性としての魅力を感じてのことではあっても、9歳上で57歳というご相談者さまを選んだっていうのはあると思いますよ。もし、ご相談者さまが既婚者であれば、なおさら、彼が嫌いな“面倒”がなくていいということになります。

彼、50歳手前でしょ? お子さんがいるのか、いたとして何歳なのか、でも全然違いますが、少なくとも妻がご病気で亡くなられていたら、家の中はめちゃくちゃ大変ですからね。働き盛りで仕事も大変なうえに家族が病気、まして、お子さんが小さかったりしたり、ほかに介護が必要な家族がいたら、「よく生きてたね」って、生きてることを褒め称えないといけないくらいの大変さなわけです。また、亡くなった後のさまざまな作業も本当に大変。しばらくは時間的にも体力的にも、そして場合によっては金銭的にも、自分のことなんか、何ひとつできなかったはずです。だから、今はちょっとでも、自分のために時間を使いたいんでしょうね。

で、ご相談者さまと会うというのは彼にとって、自分のための時間ではなく、ご相談者さまの期待に応えないといけない時間になっているのではないでしょうか? 女性と会うのはただでさえ気を遣わないといけないから、お墓参りや友だちと会うより全然疲れるんですよ。まして、彼がしたいようにしてたら文句を言われちゃうわけでしょ? そりゃ足も遠のくってもんです。

彼、今でこそマメにお墓参りされているようですが、物言わぬお墓と生きた奥さまはまったく違う存在ですからね。奥さまと結婚生活を営まれていた頃は、今のご相談者さまに対するような態度だったかもしれませんよ? 「オレ忙しいし、オレにはオレの人生あるから」みたいな感じで家庭を顧みなかったかもしれませんし、元々そういうタイプなのかも。最初はご相談者さまにも熱心だったそうですから、いわゆる“釣った魚に餌をやらない”っていう方だった可能性が高いんじゃないかな、とわたくしは睨んでおります。

「もう諦めた方がいいのでしょうか」とのお問い合わせですが、何を諦めるのか、って話ですよ。いっぱいかまってくれて、会ってくれてチヤホヤしてくれる彼氏を諦めたくないのなら、彼との関係は諦めた方がいいです。彼は変わりませんから。で、彼との関係を諦めたくないなら、ご自身が思い描く“理想の彼氏”は諦めるしかない。この2択です。どちらを選ぶかはご相談者さまの自由! お好きな方をお選びくださいね。

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藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。

©VisualProduction/Adobe Stock

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子

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