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「何もできない子になってる!?」もう3年生なのに母を頼りすぎ?険しさ増す宿題との格闘<親と宿題>

  • 2023.10.23

3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。フルタイムの会社勤めをしながら家事に育児、さらには宿題も見ていたオニハハ。さんですが、イチくんが小学2年生になると、宿題の量がドンと増加。ついには退職を決意し、イチくんの宿題を見ることに決めたのです。

これで宿題を見てあげられる——。

会社勤めをやめたオニハハ。さんは、在宅仕事をしながら家事と育児に専念。イチくんの宿題も、その日のうちに終わらせられる日々が続いていました。それなのに……。

ひとりで頑張ることを提案したけど…

「お母さん、今日の宿題なに? ねぇ、お母さん、お母さん」

小学3年生になったイチくんは、何でもかんでもお母さんを頼るようになっていたのです。

「そろそろイチひとりでも、宿題やってみようよ」

見かねたオニハハ。さんは、イチくんに提案します。

それでもお母さんを呼ぶ声はやまず、下の子たちが保育園から帰宅すると、さらに注意散漫に。一緒に遊んでしまい、宿題どころではありません。

「イチッ!!」

2時間、3時間経っても宿題は終わらず、オニハハ。さんは頭を抱えます。

「僕も宿題やりたいんだよ。でも、楽しいものがあると気になっちゃうの」

「じゃぁ、布団しかない寝室でやりなよ」

最初は抵抗するも、イチくんはしぶしぶと寝室に向かいます。

オニハハ。さんが寝室を覗くと、イチくんはすやすやと居眠り。

しかし、仕方なく宿題に付き添うと、ゆっくり時間はかかるものの、イチくんはきちんと集中できるのです。

しかし、宿題は大量です。1つ終わっても先は長く、オニハハ。さんは自身の子ども時代を振り返ります。

「私が自主的に宿題をやっていたのは、こんなに量がなかったからかも……」

困り顔のイチくんを見ていると胸が痛み、「宿題、やらなくていいよ」の一言がこみ上げます。

「イチ、もう寝よう。仕方ないよ」

翌日、宿題を終わらせられないまま、登校したイチくん。オニハハ。さんは学校から帰宅したイチくんを不安の表情で迎えますが……。

「ぜんぜん怒られなかった。宿題やらなくても大丈夫じゃーん」

これに味を占めたのか、その後のイチくんは宿題を隠したり、終わったとウソをついたり。無敵状態になってしまったのでした。

なかなか宿題が終わらない。子どもはもちろん、親もぐったりしますよね。

宿題量の多さも一因なのか、昨今、長期休みのたびに話題になるのが「宿題代行サービス」。賛否のある宿題代行ですが、気になる文科省の見解はNG。インターネット上でやり取りされる宿題代行の売買に対し、禁止を要請しています。

最近ではIT技術の進歩により、AIを活用した宿題の進め方もあるとか……。しかし、そこにはコピペの問題も関わるため、教育機関も頭を悩ませているようです。


著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。

ベビーカレンダー編集部

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