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夫と不倫相手が乱闘騒ぎに… 30代不倫妻が招いた「バーでの大惨事」【後編】

  • 2023.10.22

涼花さん(仮名・31歳)は、あるときバー店長のタロウさん(仮名)と親しくなり、その日のうちにホテルに行ってしまいました。1週間後にバーを訪れると、実はタロウさんは店長ではなく、臨時で雇われていただけでもう店にはいないと聞かされたそう。タロウさんは、いったいどこへ消えたのでしょうか……。その後の展開を伺いました。

不倫相手との再会

「タロウさんに1回きりの関係で逃げられたと思い、落ち込んでいた翌日のこと。本人から“申し訳ない!”と謝罪のLINEが来たんです。どうやら、タロウさんを店長に紹介した人から連絡が来て、事情を聞いたようでした。そして、とりあえず1回会おうということに。
別のお店で待ち合わせたのですが、やって来たタロウさんは、前回会ったときとまるで風貌が変わっていて驚きました。ピシっとしたスーツ姿で、いかにもビジネスマンといった装いだったのです」

完全なる不倫関係に

「タロウさんに話を聞くと、本当の職業は会社経営者だそう。バーは飲み友だちのつてで、たまに紹介を受けて1日店長などを務めることがあるそうでした。昼間の時間帯は仕事で忙しく、連絡ができなかったみたいです。
ちなみにタロウさんはバツイチ。そういった話は、本当は前回伝えられていたようなのですが、私は酔っていたため全然覚えていませんでした。
納得した私は、すっかり安心。その日もお酒が進んでホテルに行ってしまい、完全に不倫関係となってしまいました。それからしばらくして、タロウさんから、“また別の店で1日店長するから遊びに来て”とお誘いのLINEが届いたんです」

カウンター席に座る怪しい女性

「教えられた店を訪ねると、前回と同じような小さなバーでした。店内にはお客が数人いたんですが、カウンター席に座る女性が、やけに親し気にタロウさんに話しかけているのに気付いたんです。私はちょっと対抗意識が芽生え、女性の隣の席に。会話に加わってしばらく様子を窺うと、やはり女性はタロウさんとただならぬ関係である気配を感じました。
そこからはもう、私もお酒を飲みまくりです。女性に負けまいとハイスピードで注文。すると、頭がくらくらするほどベロンベロンに酔っぱらってしまいました。そして、いつの間にかカウンターに座りながら眠ってしまっていたのです…」

あわや乱闘騒ぎに…

「突然、私の名前を呼ぶ声が聞こえました。ハッと目を覚ますと、そこには夫が。なぜか夫がバーまで迎えに来たのです。あとで分かりましたが、女性が私のスマホを勝手に使い、“潰れているから迎えてきてほしい”と連絡を入れたようでした。
ですが、そのまますんなり帰宅とはなりませんでした。夫は以前から私の行動を疑い、男性の影を感じていたようなんです。そんななか、実際にタロウさんと会い、不倫相手だと確信したようでした。
夫は、“妻をたぶらかしているのはあなたですか?”というようなことを、タロウさんに尋ねていました。ケンカ腰の夫に対し、タロウさんは相手にせず流すような態度を見せると、夫はますますヒートアップして、あわや乱闘騒ぎに。周囲のお客さんが止めてくれて、なんとかその場はおさまりました。
しかし、夫の怒りが消えるはずもありません。帰宅後に徹底的に問い詰められ、私はタロウさんとの不倫関係を自白しました。
すべてを話し終わると、夫から離婚の意思を告げられ、慰謝料を請求されました。そして夫は、私にだけでなくタロウさんにも慰謝料を請求していたようです。その日からタロウさんにLINEをしても返信がなく、一切連絡が取れなくなりました。
最初は気まぐれでバーに寄っただけだったのに、こんなことになるなんて後悔してもしきれません。あの日をきっかけに、私はいろいろなものを失ってしまったのです…」

“バーの店長と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。
お店に夫が現れたときは、さぞ驚いたことでしょう。不倫は第三者が絡んで発覚するケースもあります。今回は偶然居合わせた女性客によって不倫発覚に至りましたが、たとえその出来事がなかったとしても、夫に対する裏切りをいつまでも隠し通すことはできなかったでしょう。

©ah/Adobe Stock ©K+K/Adobe Stock

文・塚田牧夫

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