【イ・ミンホとチョン・イル】幼なじみの2人はどんなアクシデントを乗り越えたのか

同じ町内で育った幼なじみがともに人気俳優として大成するというのは、とても珍しいことだ。そのレアなケースとなったのが、イ・ミンホとチョン・イルの2人だ。

両者ともに1987年生まれで、ソウルの同じ町内で育った。チョン・イルの思い出話によると、「イ・ミンホは子供の頃から町内で有名だった」そうである。さらにチョン・イルは、イ・ミンホには後光がさしていた、と当時のことを語っている。「子供で後光がさす」とは、どれほど輝いていたのだろうか。とはいえ、チョン・イルも決してイ・ミンホに負けていなかったはずだ。

彼もハンサムなスターの1人なのだが、そんな彼ですらやはり「イ・ミンホは折り紙付きのイケメンだった」と絶賛している。それが本心なのかもしれない。

客観的に見ても、イ・ミンホとチョン・イルは近所でも本当に評判になっていた子供だったのだろう。そんな2人は青年になっても友情をはぐくんでいたが、いいことばかりではなかった。実は、一緒に交通事故に遭ったことがあったのだ。

それは、19歳だった2006年8月のことだ。

ゆっくりと会話を楽しむスタイル

イ・ミンホとチョン・イルは、同じクルマに乗り込んで、遠方の旅路を共にしていた。しかし、その途上、対向してきたクルマがセンターラインを越えて彼らが乗るクルマと正面から衝突した。相手の運転手は酒の香りを漂わせているようだった。

不幸にもこの事故により、イ・ミンホとチョン・イルは深い傷を負った。特にチョン・イルの傷は深く、数カ月の長きにわたり、彼は病床に伏すこととなった。

事故の影響で後遺症も少し残り、イ・ミンホとチョン・イルは2人とも兵役の時に軍隊での軍務ではなく、社会服務要員として義務を果たしている。それは、本当にやむをえないことであった。

現在でも2人の間の絆は深まっている。とても仲がいいのだ。イ・ミンホとチョン・イルは酒をあまり飲まないが、コーヒーが好きだ。2人でコーヒーを片手にゆっくりと会話を楽しむのが彼らのお好みのスタイルだ。

文＝康 熙奉（カン・ヒボン）