痩せたい40・50代に◎！痩せる身近な食材3選

スーパーフードや機能性食品など、美容と健康のための特別な食材はいろいろありますが、身近な食材の中にも、ダイエットをサポートしてくれる食材があります。

美容と健康に役立つ食スタイルを提案して19年の美養フードクリエイターである筆者が、手軽に買うことができて続けやすい、身近なダイエット食材を3つご紹介します。

野菜や果物は、美容と健康に役立つものばかりですが、痩せ食材といえばタマネギです。

タマネギには、善玉菌のエサとなるオリゴ糖などの水溶性食物繊維、腸内で水分を含んで膨らみ、腸のスムーズな動きを促す不溶性食物繊維と、腸活に必要な2つの食物繊維がバランスよく含まれています。

また、東洋医学では、タマネギは気の流れを整える食材とされています。

気の流れが滞ると、身体全体の働きも滞り、便秘やむくみを引き起こす一因となります。余分なものをため込まない痩せ体質作りには、腸活が基本。

タマネギを食べて、腸内環境を美化することで、痩せ体質に近づくことができそうですね。

年齢と共に下がってしまう基礎代謝。基礎代謝が下がると、今までと同じように食べていると太りやすい身体になってしまいますよね。

安静時に熱を産生する速筋と呼ばれる筋肉が減少してしまうため、基礎代謝が下がってしまうのですが、速筋は、負荷をかけた運動をしないと増えない筋肉のため、日々の運動が基礎代謝を下げないポイントとなります。

「日々の運動は苦手……」という方にお勧めしたいのが、ちくわやはんぺんなどの魚の練り物です。

練り物の主原料であるスケトウダラ（スケソウダラ）には、速筋タンパクが多く含まれ、食べるだけで速筋が増えることがわかっています。運動不足が気になる方におすすめの痩せ食材です。

ほうれん草には、話題のダイエット成分「チラコイド」が含まれています。

チラコイドには、脂肪の吸収を遅くする働きや、食欲を抑える働きがあることがわかっています。

チラコイドは、細胞膜という固い殻に包まれているため、よく噛んで食べた程度では身体に吸収されません。冷凍することで細胞膜が壊れた状態のほうれん草のほうが、吸収が高まります。

とはいえ、ほうれん草から吸収できるチラコイドの量は限られていますから、毎日ほうれん草を習慣にしてみましょう。

美容と健康のための食生活は、毎日続けることが大切です。身近な食材を日々の食事に取り入れることで、無理なくダイエットを続けたいですね。

（美養フードクリエイター・中医薬膳師岩田まなみ）