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二宮和也、高橋惠子と『アナログ』舞台挨拶に登壇! ”母”への思い語る「伝えたいことは伝えておかなければいけないなと」

  • 2023.10.23
二宮和也、高橋惠子と『アナログ』舞台挨拶に登壇! ”母”への思い語る「伝えたいことは伝えておかなければいけないなと」
(C)2023「アナログ」製作委員会 (C)T.N GON Co., Ltd.

母・玲子との共演シーンでは「最高値の“ありがとう”が出ました」

二宮和也主演の『アナログ』の大ヒットを記念して、二宮、高橋惠子、タカハタ秀太監督登壇による、大ヒット御礼舞台挨拶が実施された。イベントでは、公開初日からおよそ10日を迎えた感想や届いた反響について、また本作で母子を演じた2人が、親子の関係や愛を語った他、高橋から二宮へ、大ヒットを祝して花束が贈られた。

ビートたけしの純愛小説を実写映画化した『アナログ』が、現在大ヒット公開中だ。10月17日には主演の二宮和也、共演の高橋惠子、そしてタカハタ秀太監督登壇による大ヒット御礼舞台挨拶が都内映画館で実施された。

主人公の悟(二宮)と携帯を持たない謎めいた女性・みゆき(波瑠)。喫茶店で出会ったふたりが、携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に、あえて連絡先を交換せずに、週に一度だけ“会うこと”を大切にしてゆっくりと関係を紡いでいく。いつの時代も変わらない愛の原点=〈大切な人にただ会える喜び〉を描いた、この秋一番の感動作だ。

この日の様子は全国102スクリーンに中継された。二宮は嬉しそうに手を振りながら、全国に向かってご挨拶。悟(二宮)の母・玲子を演じた高橋とは初共演となったが、「本当にずっと見ていた先輩。僕は素直に演じさせていただきました」と親子役に手応え。

一方の高橋は「スクリーンやテレビで拝見して、ちょっと会ってみたい人だな、話してみたい人だな、面白そうな人だなと思っていました」と二宮の印象を明かし、「すぐに親子になれたので流石だなと。撮影日数約1.5日で親子になれたのは二宮さんのお陰です」とこちらも親子役にしっくり来ていた模様。

ヒロインのみゆきとの恋だけでなく、本作には多くの“愛”が描かれており、悟と玲子の親子愛もその一つ。二宮は「手前味噌な話で申し訳ないけれど、どこからも出ないので僕から言いますが」と前置きしつつ、病室で母・玲子に感謝を伝える場面に触れて「あの時の『ありがとうございます』が自分史上で最高値を叩いているなと思った。完成作品を見た時に『あれ? 彼何? やるじゃない。彼なんていうの? 次使っちゃおうかな?』と。最高値の“ありがとう”が出ました」と自画自賛。するとタカハタ監督も「僕も現場でガッツポーズが出ました」と二宮史上最高の“ありがとう”だと認めていた。

また、二宮はSNSでの反応について、「母・玲子さんと1つのどら焼きを2人で食べようとして分けるシーンについて『小さい方を渡すんかい!』と書かれていた」と明かすと、高橋からは「小さい方を渡すのは思いやりです。だって入院している身ですよ? 食べやすいようにあえて。大きい方を渡されてもねえ」とフォローされて、二宮は「そうですよね! あれは愛情ですよ!」と援軍を得て嬉しそうだった。

二宮とタカハタ監督は、今朝から大阪と名古屋で2回ずつ、計4回の舞台挨拶に参加してきた。全く疲れを見せない二宮は、この回の舞台挨拶が全国102スクリーンに中継されていることを知ると、「大阪と名古屋の舞台挨拶は凄く楽しかったです、楽しかったですけど…帰ってきたらその何10倍というスクリーンに繋がっているという。ウルトラCでした」と言って観客を笑わせていた。

そんな弾丸舞台挨拶を頑張った二宮とタカハタ監督に、大ヒットのお祝いもかねて高橋からサプライズで労いの花束を贈呈。高橋から「素晴らしい悟を演じてくださってありがとうございます」というメッセージと共にブルーの花束を受け取った二宮は「ありがとうございます! ブルーでまさに『アナログ』っぽい」としみじみ喜んでいた。

最後に二宮は「心が温かくなる瞬間がいくつもある映画です。悟も含めて平凡な人たちが出てきますが、この作品を通して平凡は非凡ではないと改めて感じることが出来ました。今日はお母さんといるから余計に思いますが、伝えたいことは伝えておかなければいけないなと思いました」と実感。さらに「10月17日の今日は、わたくしの実の母親の誕生日です。『おめでとう』と伝えたら、『ありがとう』の5文字だけで…。さぞかしお忙しいんだろうなあ!」と報告して爆笑をさらっていた。

『アナログ』は現在公開中。

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