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【女子旅・神戸:老舗洋食店編】 長く愛される“ハイカラ”な味に舌鼓! 港町の名店のおいしい洋食

  • 2023.10.20

青い海も緑の山も、そしてクラシカルも旬もある、神戸の街。 洗練された街並みの中に歴史を感じさせる、異国情緒たっぷりの港町を小谷実由さんと一緒に巡ります。今回は、西洋文化をいち早く取り入れてきた神戸ならではのレトロな老舗洋食店をご紹介。代々受け継がれる看板メニューで神戸洋食の奥深さを満喫できます。

神戸を訪れたのは……小谷実由さん

PROFILE

モデル。ファッション誌やカタログ、広告を中心に、モデル業や執筆業で活躍する一方、さまざまな作家やクリエイターたちとの企画、ブランドとのコラボレーションなどにも取り組む。猫と純喫茶をこよなく愛する。愛称はおみゆ。

異国情緒漂う街で堪能する伝統の味と優雅なひととき

幕末の開港直後から外国人が多く住み、洋館や教会が今も多く残る神戸。そんな異国情緒あふれる〝ハイカラ〞な街を小谷実由さんが旅しました。

開港以来、西洋文化をいち早く取り入れてきた神戸には、早くから「洋食文化」と「喫茶文化」が根づきました。技を受け継ぎ守る、老舗洋食店や純喫茶。時を重ねた建築の中で、今もなお愛され続ける逸品を堪能できます。

1933年に建てられ、戦争や震災もくぐり抜けた「御影(みかげ)公会堂」の地下にある「御影公会堂食堂」は、開館当初から営業する老舗洋食店のひとつ。感慨深い歴史を感じる空間で90年続く伝統の洋食が味わえます。
「昔の写真が飾られていて、空気感なども含め変わらずにそこに存在していることに感動。変わらない姿を大切にしていることをお料理にも場所にも感じることができました」(小谷さん)

1933年に建てられ、戦争や震災もくぐり抜けた「御影公会堂」の地下にある「御影公会堂食堂」。
コットンブラウス¥26,400、ウール混パンツ(10月発売)¥26,400/ともにロワズィール(ロワズィール)、その他/モデル私物

【絶対行きたい神戸の老舗洋食店 #01】 御影公会堂食堂

レトロな空間で味わう、三代で守り続けるこだわりの洋食

船を模した優美な「御影(みかげ)公会堂」は1893年に建てられ、水害・戦災・震災も耐え抜いた国の登録有形文化財。その地下にあるクラシカルなレストランでは、90年前から変わらない方法で作られる洋食の王道が味わえます。

鶏ガラ・牛骨・香味野菜を2週間煮込んで作られるデミグラスソースがたっぷり! 適度な甘みと深いコクが絶品。オムハヤシ¥1,180

窓枠や柱は建築当時のものが残され、レトロな趣がある店内。カーブした窓からはやわらかな光が差し込み、地下とは思えないほど明るい空間が広がる。

■ 御影公会堂食堂

兵庫県神戸市東灘区御影石町4-4-1 御影公会堂B1F
TEL:078-851-2959
営業時間:11:00~14:00
定休日:火曜日

【絶対行きたい神戸の老舗洋食店 #02】 グリルミヤコ

追い足し受け継ぐ船上の味 ドゥミグラスソースを堪能

絶大な人気を誇るシチューのベースになっているドゥミグラスソースは、外国船のコックだった先代が降船時に持ち帰ったもの。1965年の創業以来、追い足し守り続けてきたソースには奥深いコクと旨みが凝縮されています。

船の上で揺れてもシチューがこぼれないようにと考案された、お皿を縁取るマッシュポテトの盛り付けが芸術的! お肉にからめてマッシュポテトも一緒に食べるのがミヤコ流。ビーフシチュー(パン or ライス付き)¥2,400

バルーン袖ブラウス¥16,500、コーデュロイパンツ¥23,100/ともにロワズィール(ロワズィール)、その他/モデル私物

船内ソファのような曲線を描いたソファ席。まるで船上にいる気分。深みのある芳醇な味わいは絶品。

■ グリルミヤコ 兵庫県神戸市中央区元町通5-3-5 ヴィラ元町 TEL:078-362-0168 営業時間: [ランチタイム]11:30~14:00 [ディナータイム]17:30~20:00 定休日:金曜日

photograph:Kasumi Osada model:Miyu Otani web edit & text:Mina Ota
リンネル2023年11月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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