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残高がぜんぜん減らない…カードローンで借金地獄に陥ってしまう人の特徴

  • 2023.10.20

カードローンは気軽に借り入れできるのが魅力ですが、気を付けて利用しないと借金が膨らんでしまう危険性があります。

本記事では、カードローンで借金地獄に陥ってしまう人の特徴について解説します。

■カードローンで注意したい5つのこと

まず、カードローンを利用する際は、下記5つの注意点を念頭に入れておきましょう。

●注意点①:消費者金融系カードローンは金利が高い

消費者金融系カードローンは、銀行カードローンよりも金利が高い傾向があります。支払う利息が多くなると、返済総額も多くなることに注意しましょう。

カードローン会社の公式サイトでは、シミュレーション機能を提供しているところもあるので、借り入れをする前に活用することをおすすめします。

●注意点②:銀行カードローンは審査に時間がかかることがある

銀行カードローンは、最短即日融資に対応している消費者金融と比較すると、審査に時間がかかる傾向があります。手続きが長引くほど借り入れができる日が遅くなるので、一刻も早くお金を用意しなくてはならない人には向いていません。

消費者金融は、最短即日融資を実施しているところが多いです。しかしこちらも審査はあるので、誰でも即日にお金を借りられるわけではありません。

●注意点③:借り入れをする癖が付きやすい

カードローンは利用限度額が高く、身近なATMなどで借り入れができるので、借金の癖が付きやすいことに注意が必要です。お金が必要な時に毎回カードローンに頼っていると、一向に借入残高が減りません。

カードローンを利用しながら家計支出を見直して、新たに借り入れをしないように工夫することも大切です。

●注意点④:返済が長期に渡るケースもある

カードローンの返済は、リボ払い方式が一般的です。毎月一定額の返済で済むのがメリットですが、完済まで時間がかかるので、そのぶん利息も高く設定されているケースが多いです。

●注意点⑤:信用情報に履歴が残る

カードローンを申込むと、個人の信用情報に履歴が残ります。各金融機関は必要な時に信用情報を参照できます。

そのため、住宅ローンや教育ローンなどの審査の際にカードローンの申込み履歴があると、審査に影響を及ぼす可能性があります。

■借金地獄に陥ってしまう人の特徴3つ

では、どんな人が借金地獄に陥ってしまう可能性が高いのでしょうか。

●特徴①:気軽に使ってしまう

カードローンは、無担保・無保証で借り入れができ、限度額の範囲であれば気軽に何度でも繰り返し借り入れできます。

また、資金使途を金融機関に伝える必要もありません。消費者金融の中には、職場への電話による在籍確認を要しないケースもあり、利用のハードルが低くなっています。

その結果、借金をする意識が薄れ、気軽に使ってしまう人もいるでしょう。借り入れを繰り返すうちに借金額が膨らみ、いつの間にか返済が苦しくなってしまうケースも多いようです。

●特徴②:返済計画を立てていない

カードローンで借り入れしたら、基本的には毎月返済が発生します。そのため、月々の収入から返済に充てる金額を差し引いて生活しなくてはいけません。

しかし、きちんと返済計画を立てず、返済額を残せない人もいます。返済ができなくなると、返済のために別会社のカードローンで借り入れを考える人も…。これがいわゆる「多重債務」です。

過去に多重債務が社会問題になったこともあり、現在は借入金額が増えすぎないように消費者金融は年収の3分の1までしか借り入れできない制限(総量規制)を設けています。

しかし、制限があったとしても返済するのは債務者本人なので、「これ以上借り入れを増やさない」「きちんと返済していく」という強い意志が必要です。

計画通り返済を進める強い意志がないと、借金地獄に陥る可能性があります。

●特徴③:よく比較せずにカードローンを利用するたくさんのカードローン商品がありますが、よく比較せず適当に選んでしまう人も危険です。

カードローンには消費者金融系カードローンと銀行系カードローンがあります。

銀行系カードローンのほうが審査は厳しめですが、金利は低い傾向にあります。そのため、収入が安定している人や勤続年数が長い人は、銀行カードローンを利用したほうが金利の負担が少なく借り入れできます。

金利の負担が大きいと、なかなか元金の返済が進まないので、金利は低いほうが良いです。よく比較せずカードローンを利用すると負担が大きくなるので注意しましょう。

■借金地獄に陥らないよう借りすぎに注意!

カードローンは気軽に借り入れができるのが魅力ですが、自制しなければどんどん借金額が増える恐れがあります。

月々の返済が発生するので、借金を増やしたくない場合は、きちんと返済額を残せるような計画が必要です。

借金地獄に陥らないよう、身の丈に合った生活を心がけ、借りすぎには注意しましょう。

協力:勝目麻希(元銀行員/ファイナンシャル・プランナー) 新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。現在は自分の金融知識や実務経験を活かして金融系メディアを中心に執筆中。

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