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【内田彩仍さん連載:明日もいい日になりますように】 「第7回 乾燥しやすい季節に寄り添う保湿ケアアイテム」

  • 2023.10.20

丁寧な暮らしぶりやセンス溢れる素敵な着こなしで人気を集める内田彩仍さん。週に一度、日々のなかで内田さんが見つけた小さな幸せや、暮らしの工夫をお届けします。第7回は、乾燥が気になるこの時季に、内田さんが愛用する保湿ケアのアイテムたちについて。「明日もいい日になりそう」と、皆さまが穏やかに前を向けますように。

内田彩仍さん Profile

福岡県在住。夫と愛猫そらと暮らす。雑誌などで紹介される丁寧でセンスのある暮らしぶりが人気。 『内田彩仍さんと作った 白のキャンバストートバッグBOOK』(宝島社)、『幸せな心持ち』(主婦と生活社)など著書多数。 2023年10月に、新刊『変えること変わらないこと: 人生後半を機嫌よく過ごせるよう見直した毎日の暮らし』(主婦と生活社)が発売予定。

私が住んでいる福岡では、高く澄み切った気持ちのよい青空が続いています。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
3時のお茶を淹れながらふとリビングの窓から庭を眺めると、日差しがとてもやわらかで、「もう秋なのだなあ」と感じて、日が長かった夏がちょっと恋しくなります。寒がりの私は、昨日薄手の毛布を引っ張り出して、ふかふかになるよう洗濯をしたところです。

急に肌寒く感じるようになり、それと同時に体のどこもかしこも乾燥するようになりました。
先日のこと。一週間分の作り置きをし終えたのちに撮影があり、長時間の水仕事で手がパサパサだったのに潤すのを忘れていたら、撮影時になんとちりめんじわが目立つことか(笑)。「保湿、保湿!」と急いでハンドクリームを塗りました。歳を重ねると、最低限の清潔感と潤いは必要不可欠。自分で自分をだらしなく感じないようにするためにも、まずは気づいたらすぐに保湿するようにしています。

それでもつい忙しいと忘れてしまったり、面倒に感じたり。わが家は2階にキッチンとリビングがあり、家事も仕事もほとんど2階でしているので、1階にあるドレッサーまで行くのが何とも面倒くさいのです。それで、数年前から2階にも、保湿するものを置く場所を作りました。ハンドクリームや、リップクリーム、ヘアオイルなど、日に何度か保湿するために使うものを揃えています。

頻繁に使うハンドクリームは、水仕事をする場所に置いておくようにしています。手が一番乾燥しやすいので、こまめな保湿を心がけて。保湿しないと、さかむけができたり、あかぎれになったり。見た目だけでなく日々の生活にも支障をきたすから、手の保湿は欠かせません。日中は愛猫と遊んだり、家事をしたりするので、匂い移りがないよう無香料のものに。このハンドクリームは長年使っているものですが、伸びもよく私には合っているようで、とても頼りにしています。これを塗ってもパサつきを感じるときは、これに無香料のオイルを垂らして塗り込みます。そうすると、すぐにパサつきを感じなくなり、ちょっとほっとするのです。

爪の保護も大事です。5年ほど前から爪が乾燥するとすぐに割れてしまうようになり、普段はエテュセのクイックケアコートのみを塗っています。こちらは塗りっぱなしで除光液で落とす必要もなくて便利。出かける際にマニキュアを塗るときにも保護するためにまずはこれを塗ってから、マニキュアを重ねるようにしています。

お風呂上がりの肌の手入れや、眠る前に塗るハンドクリームは、イソップのものを。自然な香りに癒やされて、気持ちよく眠れる気がします。冬はハンドクリームをたっぷり塗ったあと、使い捨て手袋をして眠る前のキッチン磨きを。手袋がベタベタになるのですが、手はいい具合に保湿されてすべすべになるから、いつもうれしく感じながら寝ています。肌が元気だと、自己肯定感も高まる気がするので、私には欠かせない習慣です。

毎年11月になると、家で少しだけクリスマス気分が味わえるよう、何か所かにヒバの枝や実のついた枝とともに、雑貨をしつらえます。「今年はどんなふうにしようか」と、あれこれと考えている最中です。
秋の夜長を楽しみながら、皆さまも私も、明日もいい日になりますように。

photograph: Kyoko Omori text: Ayano Uchida
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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