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甘さの【ロジェ ヴィヴィエ】と永遠の定番【マノロ ブラニク】。使えるシューズを徹底的に検証!

  • 2023.10.20

秋冬の靴とバッグの新作が出揃ってきた頃合い。編集部とスタイリスト川瀬さんのニッチなトークで各アイテムの魅力について解説します。大人世代の私たちが本気で買うべきものを楽しく厳しくチェックしていきますよ。

クラシカルな甘さのロジェ ヴィヴィエ

川瀬英里奈さん(以下E) Kさんの大好きなロジェもお借りしました。
編集K(以下K) なぜ私が好きだって知ってるの?
E そんなの……、見ていれば分かります(笑)。ビジューにリボン、そしてパテント、女子の夢が詰まってますよね。1足に。Kさんの好き要素しかないもの!
K そうなの。ロジェの靴ってしかも、本当に軽やかではき心地まで夢心地。劇場の絨毯の上を歩くと最高の気分にしてくれるので、観劇靴って思っています♡
E スタイリストっぽいことを言うと、今季はビジューやリボンなどの甘いディテールが久々に流行りですよね。それってロジェの十八番なわけですが、一見とっても甘いデザインに仕上げていても、大人がはくと甘過ぎて浮くってことがない。そこがロジェのすごさなんですよね。
K そうなの! まさに私が言いたかったことはそれです(笑)。ビジューも結構ボリュームがあったり、インパクトがあるように見えますが、こういう靴ほど、シンプルなニットにデニムのようなスタイルに映えるし、大人の可愛さを上手に引き出してくれる気がする。靴自体が華奢だからなのかな……。デコラティブでは全然ないのよ。
E 他と比べるとぐっと軽量なので、やっぱり抜群に脚は楽ですよね。ヒールも太めが多いし。

メリージェーン[ヒール4.5㎝]¥204,600(ロジェ ヴィヴィエ/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)

リボンサンダル[ヒール0.5㎝]¥149,600(ロジェ ヴィヴィエ/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)

メリージェーン[ヒール1㎝]¥179,300(ロジェ ヴィヴィエ/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)

永遠のミューズの定番マノロ ブラニク

K またロジェとは全然違う魅力なのが、マノロ♡ キエッタなどの定番のパンプスはミューズ読者の皆さんは1足はお持ちだと思うので、今回はあえてデザイン性の高いものをピックアップしました。
 
E 見れば見るほど美しい靴ですよね。ドット柄のタイプは、ドットの部分はベロアで、トリミング部分はサテン素材♡ 上質素材をていねいな仕事で仕上げたシューズだなといつも思います。カラーの出し方も、本当にセンスがいい。
 
K 甲の見せ方が圧倒的にキレイだし、そこにこだわっているのが明らかに分かるよね。
 
E マノロに関しては、足が小さくて甲の幅のせまい足により合うモデルが多いし。そういう人がはいたほうが靴が引き立つし。どうしても人を選ぶような面もあるんですけど、それでも宝探し的に、自分に合うものを見つけたくなりますよね。
 
K 大昔に買ってなかなかはく機会がないけど、どうしても手放したくない靴は圧倒的にマノロ率が高いかも。あまりトレンドに左右されないし、パンプス界のザ・ベーシック。これからも修理に出しながら大切にはいていきたいなって改めて思いました。

ドットパンプス[ヒール1㎝]¥136,400(マノロ ブラニク/ブルーベル・ジャパン)

ピンクサンダル[ヒール7㎝]¥141,900(マノロ ブラニク/ブルーベル・ジャパン)

スタイリスト 川瀬英里奈さん
師匠のスタイリスト加藤かすみイズムを継ぐ小柄な川瀬ちゃんは基本ベーシック、でもほんの少し甘いものが好きなミューズ世代。おとなしそうに見えて弾丸トークは止まらない⁉

編集K
ノーヒール(高身長のため)、スニーカーLOVE! 今季は大好物のビジュー付きやキラキラを狙う1児のママ。さてお目当ての靴とバッグは見つかるか!?

次回からはバッグ編、プラダの新作を深掘りします。お楽しみに!

photograph:TAKEHARU UOCHI / styling:ERINA KAWASE / illust:YUKO SAEKI

otona MUSE 2023年11月号より

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