拾われた「猫」本当の幸せはどこにある？一時保護した女性の胸中を描く作品

日本は先進国の中で動物愛護についてはかなり遅れをとっているそうです。いまだに、身勝手な理由で捨てらてしまうペットたちがいます。かわいくて癒される存在ですが、大切な命です。その命としっかり向き合うことができるか考えることは大事なことですよね。今回は忍者ママ(@mother_ninja_)さんがインスタグラムで連載した、子猫とのエピソードをご紹介します。『一週間だけ家族だった猫の話』です。どうぞご覧ください。

やせ細った子猫を保護

主人公はある日、衰弱した子猫を発見します。このまま放っておけば死んでしまいそうな子猫を無視はできず、保護をした主人公。

動物病院へ行き、処置をしてもらいました。命には別条がないようで一安心の主人公は、一時的に自宅で子猫の面倒を見ることにしますが…？

里親探しをするが…手放したくない

元気になっていく子猫のお世話をするうち、だんだんと情がわいてきてしまった主人公。すでに2匹の猫と暮らしており、夫には「これ以上は飼えない」と言われてしまいます。里親探しが難航するうち「自分がこの子を幸せにしてあげたい」と思うように…。

自分の家の状況は分かっているものの、かわいい子猫の姿を目にするうち、手放したくないと思うようになってしまったようです。

思いがけず里親が名乗り出た、どうする？

そんな中、思いがけず里親候補が決定。複雑な気持ちを抱える主人公ですが、何が子猫のためかを考えます。

子猫と過ごした日々は短いものの、主人公にとっては特別で素晴らしい時間だったはず。主人公は考えた末、たっぷりと愛情を注いでから里親に譲渡する決意をしました。

子猫が一生幸せであることを心より願う

お別れをしたのち、里親の元で幸せそうに暮らしている子猫の様子を知ることができた主人公。きっと、この家なら子猫は幸せに楽しく暮らしていけますよね。

動物と暮らすということは簡単なことではありません。お金もたくさんかかりますし、飼い主の行動が制限されることも。それでも、その子を一生愛し、看取る覚悟がある人だけが飼い主になれるのです。

自分の幸せだけでなく、猫の幸せを一番に考えた主人公の思いが印象的な作品でした。人間に癒やしや幸せを与えてくれるペットたち。どの子も幸せに愛される一生を送ってほしいものですね。

著者：ゆずプー