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いつものバリウム検査のはずが激しい腹痛に! 検査から3日後、病院に駆け込むまさかの事態に

  • 2023.10.19
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毎年自分の健康状態をチェックするために受けている人間ドック。これまでは特に問題ありませんでした。しかし今年は、検査の数日後に思いもよらない痛い目に遭ってしまいました。バリウム検査が原因で病院に駆け込むことになった私の体験談です。

エックス線に写ったものはなんと…!

今年も余裕でバリウム検査を終えるはずが…

毎年決まった時期に人間ドックを受けている私は、今年も2週間前からお酒や油物を控え自分なりに万全の状態でその日を迎えました。

順調にいくつかのチェックを終え、胃のエックス線検査をすることに。胃の検査には内視鏡検査、超音波検査、CTスキャン、バリウム検査などがありますが、私が受診した病院では、バリウムを飲んで胃の内部を観察することになっていました。健康診断の場合は、特に検査時間が短いバリウム検査をおこなうことが多いようです。

まず、紙コップいっぱいに入ったバリウムを一気に飲み込みます。独特の味とドロッとした舌触りは何度体験しても慣れず、正直苦手。それでも何とかバリウムを飲み干し、検査台に上がると、医師の指示に従っていろいろな角度に姿勢を変えながらエックス線撮影をしました。

検査後は看護師さんの指示で、コップ3杯ほどの水を摂取しました。体内に残らないようにと、初めから下剤が含まれたバリウムを摂取しているので、例年なら人間ドックを受けたその日のうちに排便していました。しかし、今回は少し異なりました。

冷や汗が出るほどの激痛で病院へ行くと…!

看護師さんからは、バリウムを摂取すると胃の中の水分を吸収してしまうので、できるだけたくさん水分補給をするように言われました。朝食も抜いて来たので、さらに脱水状態になりやすいとのこと。そうは言われたものの、毎年受けている検査だしと思った私は、特別何か気を付けるようなことはしませんでした。

下剤をすでに飲んでいるのでトイレに2度ほど行きましたが、それで大丈夫だろうと思っていました。バリウムがすべて出た実感はあまりなく、おなかに少し違和感があったものの、そのまま2日がたってしまいました。

そして3日目の朝、事態は急変しました。下腹部に激痛が走ったのです。トイレに行きましたが、便が出る気配はありません。思えば、人間ドック当日にトイレに行ったものの、その後は2日間便が出ておらず、便秘状態。痛みが治まるのを待っていました。

少しラクになったと思った数分後に、もう一度同じ痛みに襲われました。今度は冷や汗が出るほどの激痛で動くことができません。これはマズイかもと思い、急いで病院へ行くことにしました。問診でこの3日間の経緯とバリウムのことを伝えると、エックス線を撮る流れに。

するとそこには、真っ白な大腸が写し出されたのです。

バリウムを排出するために、1日中トイレに…

真っ白に写ったものの正体は、もちろんバリウムです。やはり少ししか排出されておらず、腸に大量に残っているのが確認されました。下剤を処方され、様子を見ることになりました。

帰宅後は大量の水をひたすら飲み、その日は1日中トイレを行ったり来たり……。腹痛の波を何度も乗り越え、夜には腸がスッキリしたような実感がありました。

そして翌日、再度エックス線を撮ると、ほぼ排出されたと伝えられました。若干残っている部分もあるけれど問題になるほどの量ではなく、あとは排便とともに出るでしょうとのこと。引き続き水分をしっかり補給するようにと説明を受け、帰路に。意識的に水を飲むことを心がけながら、その後は便秘の症状も腹痛もなく過ごすことができました。

医師によると、体内にバリウムが残留すると腸が詰まり、正常に便が出なくなったり大きな結石ができたりする恐れがあるということです。結石を除くための手術をすることもあるという話を聞き、早く病院を受診してよかったと胸をなで下ろしました。

医師からは、バリウム検査を受けたその日に意識的に排出をしなければならないとお叱りを受けたのでした。

まとめ

これまでも健康診断を受ける機会はたくさんあり、バリウム検査も問題なく受けてきましたが、ここまで大変な思いをしたのは初めてでした。できるだけ早くバリウムを排出しなければならないという認識が足りなかったようです。慣れているから大丈夫ではなく、何にでもリスクはあるのだということを改めて学びました。

健康診断の受診は大切ですが、検査後の注意事項をよく聞くこと、自身の体調の変化に早く気付くことも同じく大事なことだと実感した一件でした。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

マンガ/山口がたこ

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著者:かなすけ

監修者:医師 里村仁志先生

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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