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「行かないで…」痛みに耐え出産を待つ妻の言葉に夫が病室から去ってしまい<一緒のお墓に入ろっか>

  • 2024.3.19

主人公のさやけんさんは、ある日彼氏のけむりんから突然プロポーズをされました。家事に自信がなく困惑するさやけんさんでしたが、「結婚したらきっと楽しい」と言ってくれるやさしいけむりんと、夫婦として共に歩むことを決意します。結婚式と新婚旅行を無事に終え、新婚生活がスタート。張り切って家事に仕事にと忙しくするさやけんさんでしたが、ある日妊娠していることが判明します。産婦人科でも妊娠が確実だということを告げられ、胎児の心拍も無事確認。母として少しずつ変化していく心と体に振り回されつつも、妊娠生活を前向きに過ごせるようにと努力します。そして、ついに陣痛が始まったさやけんさん。病院での診察の結果、急きょ出産を進めるように告げられますが……。

出産予定日を過ぎていることから、ラミナリアという器具を使用して出産することになったさやけんさん。さやけんさんにとってその処置は壮絶な痛みでしたが、痛いとはどうしても言えず……。

絶対に痛いなんて言わない

けむりんの仕事の邪魔をしてはいけないと気をつかったさやけんさんは、ひとりで痛みに耐え、心細くてつらいという本音を隠してしまいました。

さらに、心配して仕事を切り上げ駆けつけてくれたけむりんに仮眠をとってもらい、物音を立てないようにと我慢を続けてしまいます。

痛みに加えて真夏の暑さにも耐えるなど、とことん自分の感情にフタをしてしまうさやけんさん。

しかし、そんな頑張りも甲斐なくこのままだと母子ともに危険と言われ、帝王切開に切り替えると宣告されてしまうのでした。

本当は弱音を吐きたいけどけむりんに心配をかけないようにと平然を装い、必死に耐え続けるさやけんさん。我慢することがクセになっていると、本音を正直に話すというのことも簡単ではありませんよね。

しかし、母子の安全のためにもここは勇気を出してほしいところ。

さやけんさんも勇気を出して、けむりんや病院のスタッフに不安な気持ちを打ち明け、安全なお産が進められることを願います。

監修/助産師 松田玲子


著者:マンガ家・イラストレーター さやけん

ベビーカレンダー編集部

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