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良い借金と悪い借金…あなたの借財はどっち?それぞれの違いを3つの観点から考えてみた

  • 2023.10.18

お金を借りる行為、すなわち借金は「良い借金」と「悪い借金」に分類できます。借金なんてどんな理由であってもダメだと感じている人も多いかもしれませんが、目的によっては正当化できることもあるのです。

3つの側面から借金の是非を考えていきましょう。

■「目的」と借金の善し悪し

一般的に、住宅ローンや自動車ローンなどの「資産」を持つための借金は良い借金、一方で「消費」のための借金は悪い借金とされます。

ローンを組んで住宅や自動車などを手に入れれば、必要金額を自力で貯めなくてもその資産を持つメリットを享受できます。また、それらの資産を購入金額以上でうまく売却できれば、リターンが生まれることもあります。ただし、返せる見込みがないほど多額のローンを抱えるのはNGです。

消費のための借金はどうでしょうか。消費という行為は、お金を使ったあとに資産のようなものが残らず、リターンを生む可能性もありません。できるなら消費のための借金は避けたいものです。

■「金利」と借金の善し悪し

続いて、金利の面から借金を考えてみましょう。シンプルに、金利が低い借金は良い借金、金利が高い借金は悪い借金といえます。金利が高ければそのぶん、返すお金が増えるので当然のことです。

金利が高い借金をしないためには、知識が必要です。銀行などの金融機関から借りる場合の金利の相場はどれくらいなのか、国の制度を利用して低金利のローンを利用することはできないのか……。これらを知っているだけで、高い金利の借金をすることを避けられることがあります。

高い金利の借金をすると、トータルで返すお金が増えるので、生活苦に陥ってまた別なところから借金をして…という悪循環に陥る可能性が高くなります。

■「メンタル」と借金の善し悪し

メンタル的な側面にも触れておきます。「感情的」に借金をする場合、結果として悪い借金になる確率が高くなります。

感情的になると、返済計画についてほとんど考えずに借金をしてしまいがちです。借金をして何かを購入するときは、少なくても1週間もしくは1カ月、本当にそれが必要なのか、お金をきちんと返せるのか、冷静にしっかりと考えることが求められます。

■自身の借金を分析してみよう

あなたがいますでに借金をしているなら、「目的」「金利」「メンタル」の側面から自身の借金を分析してみましょう。そこで反省すべき点があるなら、今後ローンなどを組むときにはその教訓をしっかり活かしましょう。

文・岡本一道(政治経済系ジャーナリスト) 国内・海外の有名メディアでのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会などさまざまなジャンルで多数の解説記事やコラムを執筆。

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