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「大人のねるねるねるね」どのへんが“大人”なの?開発の経緯をメーカーに聞いてみた

  • 2023.10.18
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「大人のねるねるねるね」の「大人」な部分とは?

「大人のねるねるねるね 摘みたていちご味」
「大人のねるねるねるね 摘みたていちご味」

クラシエ(旧クラシエフーズ)が、2023年9月4日(月)に「大人のねるねるねるね」シリーズ第2弾となる「大人のねるねるねるね 摘みたていちご味」を発売しました。

X(旧ツイッター)では、「ツブツブが入っていて超おいしい」「もっと量が欲しい」「20年以上ぶりに買った!」と、さっそく食べてみた人の間で話題になっています。

そもそも、「大人のねるねるねるね」は通常の「ねるねるねるね」とどんな違いがあるのでしょうか。クラシエ(旧クラシエフーズ)のマーケティング室・菓子グループの木下優さんにお話を伺ってみました。

「知育菓子」を大人も楽しんでいい!

2022年9月に発売した「大人のねるねるねるね」はどのような経緯で誕生したのでしょうか。

「大人のねるねるねるねは、“大人も楽しんでいい”商品があってはどうか?というアイデアから誕生しました。

ロングセラー『ねるねるねるね』は1986年に誕生し、発売当初子どもだった方は大人世代になっています。その大人世代にノスタルジーを感じつつ、進化した新しい『ねるねるねるね』を改めて楽しんでもらいたいです」(木下さん)

木下さんは、注目を集めた理由にSNSで話題になったことを挙げます。

「第1弾は認知度の高い『ねるねるねるね』から初の“大人向け”知育菓子であったことから、発売前からSNSで話題となり、発売時には多くの大人の方にも手に取っていただきました。味に関しても本格的な味わいへ大変好評をいただきました。2022年度は当社売上計画(出荷金額)に対して160%の実績でした」(木下さん)

第2弾の「摘みたていちご味」ってどんな味?

第2弾となる「大人のねるねるねるね 摘みたていちご味」が、また大人にも人気を集めている理由は何でしょうか。

「とことん“いちごづくし”を追求した本格果実の味わいが楽しめる点です。

いちご果汁を使用し、ふわっと香る甘酸っぱさと芳醇ないちごの味わいが広がるふわふわの『ねるねるねるね』に、カリッサクッ食感でジューシーないちご果肉を使用したトッピングと、とろっと濃厚でつぶつぶしたいちごの種入りのいちごソースをからめれば、摘みたていちごのようなフレッシュな味わいをお楽しみいただけます」(木下さん)

子どもが食べたい味1位を“あえて”大人向けに開発

第2弾開発にあたって、どのような基準でフレーバー選びをしたのでしょうか。

「実は過去集計したアンケートにおいて、子どもが食べたい『ねるねるねるね』の味ナンバー1に選ばれたフレーバ-がいちごだったんです。

今回その味をあえて“大人向け”として本格的に仕上げることで、子どもの頃に楽しんだ『ねるねるねるね』をしばらく食べていない大人たちや、『ねるねるねるね』を卒業しつつある学生たちの甘酸っぱい青春にも、ちょっと大人びた甘酸っぱい『ねるねるねるね』を楽しんでほしいです」(木下さん)

「香り」のクオリティーを高める

「大人のねるねるねるね」は、通常の「ねるねるねるね」にはない“香り”のクオリティーにも注力した商品だと言います。

「『大人のねるねるねるね』では液体香料を採用することで、従来の『ねるねるねるね』よりも口に入れた瞬間にふわっと香る香り立ちやトップノートの強さを特長とすることに成功いたしました。

従来の粉末香料では、加工する過程で大きな熱がかかってしまうため、トップに寄与する香りが飛んでしまい本格的な『大人のねるねるねるね』には向いておりません。

そこで、加熱工程が少ない液体香料を使用することで、トップに来る繊細な香りを表現いたしました」(木下さん)

また、第2弾の「摘みたていちごの香り」について、木下さんは「甘酸っぱい香りとジャムのような濃厚な甘さの香りを組み合わせております。また、大人でも最後まで食べられるように、通常の『ねるねるねるね』よりも甘さを控えた設計にしました。初々しくフレッシュな青春のような甘酸っぱさを楽しんでいただけます」と、特長を説明してくれました。

子どもは食べていい…?

商品名に「大人」とついていますが、そもそも子どもは食べていいのでしょうか。

「しばらく『ねるねるねるね』を食べていない大人だけでなく、『ねるねるねるね』を卒業しつつある“摘みたていちご”のような甘酸っぱい青春を送るZ世代の学生たちにも、楽しんでいただけるような仕上がりとなっております。もちろん、アルコール等は入っておりませんので、背伸びをして楽しみたいお子さまにも食べていただけます。」(木下さん)

また、第3弾の“大人”シリーズの予定について、「まだ開発はこれから検討していきますが、大人も味わいとともに気分転換や童心に返って楽しめるように、大人の嗜好に合わせたフレーバー選定や、香りや食感にもこだわっていきたいです。」と、木下さん。

世代を超えて今なお愛され続ける「ねるねるねるね」。「大人のねるねるねるね」の次なるフレーバーにも注目です。

※「知育菓子(R)」はクラシエ(旧クラシエフーズ)の登録商標です

(LASISA編集部)

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