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「ワクチンは受けない」「医療にだまされた」ママ友が極端な思想を持った理由

  • 2023.10.17
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皆さんは、予防接種や、医薬品に対してどのような考えを持っていますか?重症化を防いだり、つらい症状が和らぐならわが子を病院につれていきたいと思う人もいますよね。また、他の人にうつさないようにするために、適切な医療処置は大切なこともありますよね。もし、知り合った人が、医療処置などを一切受け入れない価値観を持っている人だったらどうしますか?河野りぬ子育てエッセイ(@rinu.illustjob)さんの作品、『自称自然派ママとわかり合えなかった話』をご紹介します。どうぞごらんください。

初対面で「ワクチンって打っちゃった?」

育児中に閉塞感を感じていた河野りぬさん。大人との交流を求めてわが子と散歩をしていると、近所におしゃれな雑貨屋さんがオープンしていることに気が付きます。その店の店長、タカヨさんは無添加食材などこだわりの商品を販売していました。

気さくな女性で楽しく会話をしていたのですが、突然「ワクチン打っちゃった?」というセンシティブな会話に突入しました。

「色々知らないことがある」思想を押し付ける発言にモヤモヤ

タカヨさんは、医療や医薬品、電化製品に頼らないママでした。自分を「自然派」とし、江戸時代の生活スタイルをお手本にしているようですが、現代に照らすと少し時代錯誤で無理があるようにも見えます。河野りぬさんはしばらく交流を続けますが、やはり価値観が合わないと感じ、疎遠になっていきました。

どんな思想を持つことも個人の自由です。しかし、その価値観を押し付けたり、他の価値観を否定することはまた違う話ですよね。

医療不信から自然派になったママ

タカヨさんが医療に対して不信感を持つようになったのは、長くつらい不妊治療があったからだそう。つらい思いをしたことは事実で胸が痛みますが、それで全てに医療などを否定してしまうのは少し極端にも感じられます。もし、つらい不妊治療の時期にそばで支えてくれる人がいたら、これほど医療に恨みを抱えることはなかったのでしょうか…。

育児にこだわりを持つことは大切ですが、それを他人に押し付けるのはあまり良いこととはいえません。また、必要な医療行為を受けさせることはわが子にとって命に関わることでもあります。こだわる部分と、さまざまなデータや事実関係をもとに判断する部分。バランス感覚を大切に、自由な思想を持って育児ができるといいですね。

著者:ゆずプー

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