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好きじゃない人と結婚した結果どうなる?理由やメリット・デメリットを解説

  • 2023.10.17
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mamagirl

「好きじゃない人と結婚していいの?」というタイトルを、ガールズちゃんねるや2ch、Yahoo!知恵袋で見かけることがあります。大好きな人と結婚した人もいれば、そうではない人もおり、結婚の理由は人それぞれですよね。
このコラムでは好きじゃない人との結婚について、結婚に至った理由や、メリット・デメリットなどを紹介します。また好きじゃない人との結婚で事前にチェックしたいポイントや体験談もまとめてみました。

■好きじゃない人と結婚した人の割合
出典:ぱくたそ

結婚している人の中で、好きじゃない人との結婚に至った人の割合は、どれくらいでしょうか。マイナビウーマンの調査によると、397件中92.2%の女性が好きな人と結婚したと回答しています。残りの7.8%にあたる31人は好きじゃない人と結婚したと回答しました。

恋愛結婚が主流の現代であっても、結婚した人の約8%もの人が“好きじゃない人と結婚している”という結果は、意外に多く感じられるのではないでしょうか。

また好きじゃない人と結婚した人の離婚率はどれくらいなのか、気になるところです。人の気持ちは統計にできないので、確かな数字ではありませんが、恋愛結婚の離婚率が40%程度という結果が出ているのに比べ、お見合い結婚をした人の離婚率は10%程度というデータがあります。

お見合い結婚が一概に好きじゃない人同士の結婚とは言えませんが、意外と長続きしている夫婦が多いところが興味深いですね。

■好きじゃない人と結婚した理由と女性心理・男性心理

ここでは好きじゃない人と結婚した人が結婚を決めた理由を紹介し、その女性心理や男性心理を解説します。

<好きじゃない人と結婚した理由>

・経済的に余裕がある人だったから

・結婚に適した相手だったから

・子どもができたから

・子どもが欲しかったから

・猛アプローチを受けたから

・周囲の目が気になったから

ひとつずつ見ていきましょう。

・経済的に余裕がある人だったから
出典:PIXTA

経済的に余裕のある人(=お金のある人)と結婚すれば、生活に困りません。化粧品も服も買えない…なんてことはないでしょう。むしろ、買い放題かもしれません。

特に女性に多い心理ですが、専業主婦になりたいと考えている人や、将来は子育てに専念したいと考えている人は経済面を重視するようです。

また、働き者な面を尊敬し、信頼できる結婚相手だと考えて結婚する人もいます。

・結婚に適した相手だったから

恋愛感情として大好き、トキメキを感じる!という相手でなくても、価値観が似ていたり、「子ども好き」などの家庭的な一面を見たりして結婚した夫婦もいるでしょう。好きではなくても、「この人、いいパパになるだろうな…」とか「いい奥さんになりそう」という印象を持った相手と結婚に至るケースです。

・子どもができたから
出典:PIXTA

予期せぬ妊娠から結婚した夫婦や、別れてもう好きじゃない人との間に妊娠が発覚して結婚に至った人もいるでしょう。妊娠がきっかけとなり、責任を取って結婚しよう、と言われるケースは多いようです。

好きじゃない相手との子どもでも、我が子はかわいいという人はたくさんいます。
「子は鎹(かすがい)」という言葉のように、生まれた子どもの存在が2人の夫婦関係を良くしてくれる場合も。

・子どもが欲しかったから

子どもが欲しいからという理由で、結婚相手を探す人もいます。「早めに結婚して子どもが欲しい」「子どもには兄弟や姉妹を作ってあげたいな」と考える女性もいるのではないでしょうか。そんな人は適齢期になると、子どもをいっしょに育てられる相手かどうかを優先し、好きじゃなくても結婚に至るようです。

・猛アプローチを受けたから
出典:PIXTA

好きじゃない人から猛アプローチを受けて、気持ちがなびいて結婚した人もいるでしょう。長く続く結婚生活は、ときに愛されているという実感が大切です。日々愛されているうちに、自分自身も相手のことを愛せるようになり、仲良し夫婦になれる可能性も。

・周囲の目が気になったから

30代以降になると親や友人、世間体といった周囲の目が、結婚へのプレッシャーとなります。特に女性は「最近どう?彼氏できた?」と友人に聞かれ、「まだ結婚しないのか」などと親や親せきから言われることで、結婚を焦るように。こうしたプレッシャーから結婚は「しなければならないもの」、と考えてしまい、相手のことを好きでもないのに結婚を決めるケースがあります。

■好きじゃない人と結婚したときのメリット

ここからは好きじゃない人との結婚のメリットについて解説します。

<好きじゃない人と結婚したときのメリット>

・安定した生活が送れる

・お互いに干渉しすぎないで済む

・嫉妬や幻滅する機会が少ない

・自己肯定感がアップする

・子どもが生まれた際のギャップが少ない

ひとつずつ紹介します。

・安定した生活が送れる
出典:PIXTA

あまり好きじゃない人と結婚すれば、結婚に浮足立つこともなく、落ち着いた気持ちで結婚生活を始められます。あくまで相手を「結婚相手としての条件を満たした人」と考え、多くを望んでいないので、夫婦間にトラブルが起きにくいといえるでしょう。そのため、精神的に安定した生活が送れるメリットがあります。

・お互いに干渉しすぎないで済む

干渉しすぎないで済むのもメリットのひとつ。好きではない結婚相手の場合、相手に興味を持ちすぎないので、自分らしく過ごせるのです。自分のパーソナルスペースが大切な人は特に、メリットを感じられるはずです。

・嫉妬や幻滅する機会が少ない
出典:PIXTA

好きじゃない人と結婚した人は、相手に嫉妬や幻滅する機会が少ないようです。結婚相手が好きな人だと、少し帰りが遅いだけでも不安になってしまうかも。

共同生活を送る人として相手を見ているので、結婚後にギャップが少ないのもメリット。付き合っていたころはあんなにかっこよかったのに…と幻滅することもありません。

・自己肯定感がアップする

30歳になったあたりから「まだ結婚しないの?」というプレッシャーを、周囲から感じる人は多いようです。自分を「結婚できない女」や「結婚できない男」と感じてしまい、自信を無くしてしまうことも。

相手のことを好きじゃない結婚だとしても、結婚してくれる相手の存在や結婚そのものの経験を通して、自己肯定感アップにつながる人もいるのです。

・子どもが生まれた際のギャップが少ない
出典:PIXTA

好きではない人と結婚した場合は、夫婦関係が盛り上がりすぎないので、子どもが生まれた際のギャップが少ない点がメリットです。男性によくある、「結婚前はあんなにラブラブだったのに…今は子どもに夢中になって相手もしてくれない」ということも起きにくいので、関係が揺らぎにくいでしょう。

■好きじゃない人と結婚したときのデメリット

好きじゃない人との結婚はデメリットもあります。デメリットを割り切きれるかどうかが、相手を好きではないけど結婚しよう、と決断する判断材料になります。

<好きじゃない人と結婚したときのデメリット>

・ちょっとしたことでイラつく

・尽くそうと思う気持ちが薄い

・好きな人と結婚した人に対する妬みが発生しやすい

・幸せだと実感しづらい

・浮気や離婚の可能性がある

ではひとつずつ解説します。

 ・ちょっとしたことでイラつく
出典:PIXTA

「惚れた弱み」という言葉があるように、好きな人なら「しょうがないか」と許せることも、好きじゃない相手だと許せない。そんなことってありますよね。好きじゃない人との結婚生活は、この連続なのでちょっとしたことでイラついてしまう人もいるようです。

・尽くそうと思う気持ちが薄い

好きじゃない人と結婚した結果、相手に尽くそうと思う気持ちが薄いケースがあるでしょう。相手を喜ばせようと思う気持ちが湧いてこないので、好きじゃない人のために家事をしたり、夜の営みを共にしたりすることが辛いと感じるかも。

・好きな人と結婚した人に対する妬みが発生しやすい

好きな人と結婚した人に対して「自分も本当は好きな人と結婚したかったのに…」と、妬みが発生してしまうことがあります。幸せそうな人に「おめでとう!幸せになってね」と言いながら、内心では、好きじゃない人と結婚した自分と比べてしまい、妬みを感じてしまうのです。

・幸せだと実感しづらい
出典:PIXTA

メリットもあるし結婚して良かったとは思っても、好きな人との結婚とは違う…とどこかで感じてしまい、結婚できた喜びや幸せを実感しづらいことがあります。周囲の人から「幸せそうだね」などと言われても、複雑な気持ちになってしまうかもしれません。

・浮気や離婚の可能性がある

好きじゃない人と結婚した末路として、浮気されたり、自分が浮気に走ったり、最終的には離婚に至るケースもあります。元々2人を結びつけたものが愛情ではないので、他に好きな人ができるとそちらの方へ気持ちが向いてしまうのです。結婚相手より彼氏、彼女が大切になると、もはや夫婦関係は最悪の状態。結婚生活を苦痛に感じるようになるでしょう。

■好きじゃないけど結婚する前にチェックすべきこと

好きじゃない相手との結婚でも、幸せな結婚生活が送れる場合があります。その際チェックすべきことをまとめました。

<好きじゃない人と結婚する前にチェックすべきこと>

・性格や価値観をチェック

・経済力をチェック

・相手の両親と仲良くできそうかチェック

・ライフスタイルをチェック

ではひとつずつ解説します。

・性格や価値観をチェック    
出典:PIXTA

まずは性格や価値観をチェックし、相手と結婚生活が送れるか考えてみましょう。例えば「家事は女がするもの」と考えている男性だと、家事を分担したい女性との暮らしは難しそうです。他にも相手が何に価値を感じ、どんなものを好むか観察して、自分とマッチするかチェックするのが大切です。

・経済力をチェック
出典:PIXTA

お金目当てと思われたくなくても、相手の経済力をチェックすることは大切です。まず、相手の借金の有無や、自分がそれを許せるかどうかは必ず確認したいポイント。

また金銭的な価値観が一致しているか確かめるために、相手と結婚したらどんな暮らしをしたいか話し合ってみるのもいいでしょう。経済力を確認するのは、結婚後の自分を守ることにもつながる大切なステップです。

・相手の両親と仲良くできそうかチェック
出典:PIXTA

好きじゃない相手との結婚だったとしても、結婚後は義両親との関係が始まります。相手の両親と仲良くできそうか、どのような距離感で付き合えそうか事前にチェックできるといいですね。

・ライフスタイルをチェック

結婚相手のライフスタイルをチェックするのも大事なポイント。平日や週末の過ごし方、出張や在宅勤務の頻度など、自分と相手の生活が合うか確認することは大切です。結婚前に同棲して、生活リズムがどうなるのか検証してみるのもいいでしょう。

■好きじゃない人との結婚生活を幸せに送るには?

アメリカのパデュー大学の研究では、長続きするカップルの条件は「2人がいい友だちであること」なんだそうです。好きじゃない人との結婚も、好きじゃないからこそ友情が芽生えると考えれば、幸せに暮らせそうですね。ここからは好きじゃない人との結婚生活を幸せにするためのコツを紹介します。

<好きじゃない人との結婚生活をうまく送るコツ>

・相手を思いやる気持ちを忘れない

・結婚生活以外にも心が満たされる何かを探す

・相手と意見が対立したときはじっくり話し合う

・他人の結婚生活と自分を比べない

・他人と暮らすのは好きな人との結婚であっても大変だと知る

ではひとつずつ紹介します。

・相手を思いやる気持ちを忘れない
出典:Unsplash

本当に好きじゃない人との結婚であっても、相手を思いやる気持ちを忘れないようにしましょう。日々の家事や育児、金銭面や精神面でのサポートなど、相手がしてくれる行為には感謝を持って接するのが肝要です。大切なパートナーとして相手を思いやり、尊重することが幸せな結婚生活につながります。

・結婚生活以外にも心が満たされる何かを探す
出典:PIXTA

好きじゃない人と結婚したから…と、結婚生活ばかりにとらわれていると幸せにはなれません。結婚生活以外に趣味を見つけていそしんだり、友人と楽しく過ごしたり、仕事に没頭してみたり…と楽しみを見つけ、心を満たすのがおすすめです。

・相手と意見が対立したときはじっくり話し合う

結婚相手と意見が対立するときは、感情的にならないように気をつけながら、相手と話し合いましょう。好きな人との結婚でも同じですが、話し合いを避けていたら関係は良くなるどころか、2人の溝が深まってしまいます。

・他人の結婚生活と自分を比べない
出典:PIXTA

自分と他人の結婚を比べるのはやめましょう。人生や結婚は人それぞれです。思い通りにいかないときもありますが、それでも相手と何かの縁があって結婚に至ったことを大切にしましょう。

スピリチュアルな観点では、すべての出会いに意味があると考えられています。自分の結婚は他人とは違うかもしれないけど、意味のあるものなんだと考えて、自分なりの幸せを探してみましょう。

・他人と暮らすのは好きな人との結婚であっても大変だと知る
出典:PIXTA

そもそも好き同士の結婚であっても、他人と暮らすのは大変です。好きじゃない人だから、それだけで結婚生活が大変になるわけではないことを自覚すると、楽になれるかもしれません。

幸せという言葉にとらわれず、結婚はそもそも大変なものと淡々と受け止めることも、ときには大切かもしれませんね。

■好きじゃない人と結婚した結果は?みんなの体験談
出典:PIXTA

ここでは、好きじゃない人となぜ結婚したのか、結婚した結果どうだったのかについて、3人の女性の体験談を紹介します。

・子育てをしてみたかった

私は子どもが好きで、自分の子を産んで子育てをしてみたかったので、30歳になったタイミングでマッチングサービスを利用しました。何人かの人と実際に会ってみて、この人だったら結婚できそう…と感じた人と結婚。

これまでの恋愛ではワイルドな男らしいタイプの人に惹かれていましたが、夫はとても穏やかで優しい人です。心がときめくような大好きな夫ではありませんが、子宝に恵まれお互いに干渉しすぎず、幸せな日々を送れています。

・経済面、精神面が安定した

アラサーに突入したころから、友だちや同僚が次々に結婚していき、当時彼氏もいなかった私は急に焦りを感じ始めました。私は非正規職員で、メンタル面も不安定だったのです。そのころ同僚男性から猛アプローチを受けており、当初そんなに好きでもなかったのですが妊娠してしまい、授かり婚に至りました。今では夫に経済面や精神面で支えてもらい、落ち着いた暮らしができています。

・好きだった人を忘れられない

私はあまり裕福でない家庭の出身なので、結婚相手は経済力が一番大切と考え、恋愛感情よりも経済力を重視して相手を探しました。夫には贅沢な暮らしをさせてもらっているし、生活に困ることはないけど、ふとした瞬間に昔好きだった人を思い出してしまいます。好きな人と結婚すれば、トキメキを感じられるのかも…と、本当に夫には申し訳ないのですが、後悔することもしばしばです。

■好きじゃない人との結婚でも後悔しない!幸せになるには相手への思いやりが大切

好きじゃない相手との結婚といっても、「好きじゃない」の中にも程度の違いがあります。嫌いではないけど好きでもないという相手と結婚した人や、全く好きじゃない相手とでも結婚しようと決意した人、さまざまです。好きじゃない人との結婚でも、相手への思いやりを持って、良きパートナーとして結婚生活を送れるといいですね。

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