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疲労回復、老け知らず! サッカー長友専属シェフの「超回復めし」

  • 2023.10.17

2023年10月16日、サッカー長友佑都選手の専属シェフ・加藤超也さんの新著『今日もお疲れさま!超回復レシピ』(主婦の友社)が発売された。

アジアカップ出場を支えた料理

本書は、30代後半にして最前線で活躍する長友選手の心身を支える「超回復」=「疲労回復、老け知らず」のレシピを、家庭で手軽に再現できるようアレンジしたレシピ集。長友選手の背番号にちなんで、超回復めし55品が掲載されている。

加藤さんは、2016年から長友選手とともに世界各国を周りサポート。帰国した後も食のアドバイスや週に数回食事を提供している。長友選手が2018年10月に肺気胸を患った際には、「食によるリハビリ」のため医師とタッグを組み、見事3ヶ月後のアジアカップ出場まで導いた影の立役者だ。

長友選手は加藤さんに強い信頼を寄せ、「シェフのおかげで僕のカラダは今いちばん調子がいい」と絶賛。これをきっかけに、現在はサッカー以外の様々なスポーツアスリートの食事もサポートしているという。

合言葉は「高たんぱく、良い脂質」

加藤さんが料理で重視するのは、たんぱく質を意識してとることと、油をとるなら、なるべくいいものを選ぶこと。ふつう、アスリートの食事は脂質を抜いたストイックなものとイメージされがちだが、摂生ばかりしていては反対にストレスを感じ、身体に悪影響が出ることもあるという。

そこで加藤さんは、「高たんぱく、良い脂質」を合言葉に、かたくり粉と塩麹で美味しく仕上げた「カリカリ塩麹から揚げ」、栄養満点の魚類を主役級のおかずに仕上げた「ツナにらマーボーどうふ」、少ない油で麺を焼いた「五目あんかけ焼きそば」、低予算の若手アスリートのために考案した「しっとりささみのリカバリーボウル」、フライパンひとつで作れる「揚げないチキン南蛮」など、健康と美味しさを両立したさまざまなレシピを開発していった。

共通するポイントは、たんぱく質は魚や肉、卵、また大豆食品を中心にとることと、油は何度も使い回すのでなく、新しいものにすることの二つ。これを意識した食事を摂れば、丈夫で老けにくい体を手に入れることができるという。

「寝ても疲れがとれない」、「なんでもないところでつまずく」。年齢とともにこうした疲労や、筋力の低下に悩んでいる人も多いはず。「もう若くないからな」と思って諦めず、長友選手が体感した「超回復」を味わってみよう。

■加藤超也さんプロフィール
かとう・たつや/1984年生まれ。株式会社Cuore所属。2016年からサッカー日本代表・長友佑都選手の専属シェフに就任。医学的エビデンス×機能性のある料理を追求し、多ジャンルのアスリートのサポート、食についての情報発信をしている。2020年から無添加・化学調味料・保存料不使用のプレミアム・ポタージュ「THE POTAGE」をプロデュース。書籍監修に『長友佑都のファットアダプト食事法』(幻冬舎)、著書に『食べて脂肪が燃える魔法のレシピ』(幻冬舎)。

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