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「またか」義祖母が他界し、母がパチンコ通いが再開。それを知った父がまさかの<毒親と絶縁するまで>

  • 2023.10.17
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思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。末期ガンで入院する父方の祖母と、認知症になった母方の祖母の世話をひとりでするユズさんの母親。ある日母親は認知症の祖母を蹴り倒し、それをユズさんが止めました。その後、母親が過呼吸症候群で倒れ、ユズさんはさらに勉強や家事に励みます。父親は飲酒するばかりで頼れず、「あんたがいてくれて良かった」と呟く母親。ユズさんは心をつかまれ、共依存になっていきます。

ある日ユズさんは、県の作文コンクールで賞をとり……。

自慢の娘でありたい

県の作文コンクールで賞をとり、新聞に名前が載ったユズさん。すぐに母親に電話すると、「あんたは自慢の娘よ!」とほめられます。

同じ時期、認知症の祖母も老人ホームに入居でき、母親は過呼吸の症状が緩和。再び趣味のパチンコへ通うようになり、末期ガンの祖母の世話の頻度が少なくなりました。

そしてそのまま祖母が他界。祖母の住んでいたアパートは父親によって売却され、ユズさんは母親から学費に充てると120万円が入った通帳を渡されます。

その後母親は今まで介護に費やしていた時間をパチンコにすべて使い、認知症の母方祖母の洗濯などは毎日父親がおこなうように。

ユズさんはひたすら勉強に励む一方で、家庭の空気がピリピリしていることを感じるのでした。

自分の母親の世話を、お互いに任せっきりにするユズさんの両親。父親の目線で見れば、自分が毎日の仕事と帰宅後に洗濯をしている間、妻はパチンコに行っているなんていい気がしないでしょう。

しかしユズさんの母親は、これまでずっと父方の祖母の世話をしてきた経緯があります。父親に対して、「次はあなたの番」という気持ちがあったのかもしれませんね。

ただ、ピリピリした空気のままでは家族全員の居心地が悪くなるだけ。話し合って役割分担するなど、なんとか良い方向にもっていけないものか悩ましいところですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ

ベビーカレンダー編集部

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