あるある恋愛悩み「同時に2人を好きになったらどうすべき？」

教えてくれたのは……

ファッションプロデューサー

植松晃士さん

辛口だけど愛あるアドバイスは、ときにファッションの枠を超え、ハッピーな人生を摑むカギに！

お悩み1：会社に好きな人が2人。どちらにアタックしたらいいですか？

楽しくて気が合うAさんは見た目もタイプ。Bさんは社交的で仕事面でも尊敬できる人だけど、女性の扱いに慣れてるような印象も。恋愛経験も少ないし社内なので、2人に同時アプローチは難しくて悩んでます。
ペンネーム：モモさん（23歳・映像系）

常連Ｍ

想像してみたんだけど、会社に2人もいるんでしょ。最高！

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植松さん

そうね、会社はすごく長い時間を過ごす場所。だから、お金をもらえて、キラッキラな2人がいるなんて、毎日がウキウキじゃない？

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常連Ｍ

しかも、Bさんはモモさんに好意を寄せているっぽいなんて。Aさんには“推し”という言葉で好意を伝えているらしいんだけど、真剣には捉えてもらえてないんだって。なんだか楽しそうで羨ましい。

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植松さん

でも、悩むのは早いんじゃない？ まだどちらにもアタックされてないのよね？ アタックされてから悩めばいいと思うんだけど。

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常連Ｍ

モモさんは自分からアタックしようとしてるよ。

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植松さん

一旦立ち止まってみて。同じ会社というのもあるし、僕が思うにクリエイティブな業界の恋愛観は一般的なものとちょっと違う気がする……。だから、アタックされたほうがいい。

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常連Ｍ

なるほど。じゃあ、ただ待つだけ？

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植松さん

アタックされるように、2人に同時に仕向けるべきよ。恋愛は、どんなにこっちが思っていても相手の思いがなければ成就できないし、お金でも買えないもの。だから、仕向けて、様子を見るのよ。

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常連Ｍ

具体的に、アタックを誘う方法を教えて！

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植松さん

いつになく真剣ね（笑）。軽くみんなでご飯や飲みに行くの。この会は、自分で設定してもいいし、同僚を操作して企画させてもOK。ただし、2人同時にはダメ。絶対、バラバラにね。その辺りは、韓国ドラマが得意分野だから、参考にしてみるといいわね。サムギョプサルの会をして焼いてあげたり、包んでみたり、と手間がかかるところで気の利く自分をアピールするとかね。

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常連Ｍ

これなら同僚にもバレなそう。

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植松さん

勝負は2軒目。2軒目に誘ってくれれば脈あり。こっちから誘うのもありだけど、僕はやっぱり女の子は桐の箱に入っていてほしいの。なぜなら、男としては自分から誘うのと、女の子からアプローチされるのでは、重みが違うから。その後の“大事にされ感”に大きく影響するはず。幸せなクリスマスの報告を待ってるわ〜。

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お悩み2：彼の咀嚼（そしゃく）音がどうしても気になる。どうすればいい？

付き合って1年半の彼氏とは仲が良く、大きな不満なし。ただ、食事中のくちゃくちゃ音が不快で、それだけしか聞こえなくなるほど。お皿に片手を添えないのも気になる。でも、言ってはいけない気がしてます。
ペンネーム：sayumiさん（28歳・会社員）

植松さん

別れたほうがいいと思う。

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常連Ｍ

いつも以上にズバッと言った！ マスターがここまではっきりお別れをオススメするのは珍しい気がするんだけど。

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植松さん

だって、育った環境の違いがあまりにも大きいもの。一旦、心に収めたとしても、半年後、1年後にまた嫌になると思うのよ。咀嚼音が気になるってことは、口を閉じてないってことでしょ？

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常連Ｍ

「口を閉じなさい」って言うのは、確かに抵抗がある。小さい頃、親に注意されることだもんね。

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植松さん

今までの人生、ずっと口を開けたまま食べていて、それを家族が許して、指摘してこなかったってことでしょ。となると、ご家族みんながそうかもしれない。どう考えても明るい未来はないわよ。

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常連Ｍ

生理的に受けつけないのは、どうしようもないもんね。そう考えるとsayumiさん、1年半、よくガマンできたよね。

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植松さん

「仲良しで大きな不満はない」ってあるけど、これが紛れもなく大きな不満です。たとえば、一緒に旅行に行ったら1日3回の食事で、こういう目にあうのよ。友達同士でダブルデートに行っても、彼だけが一人お行儀悪く感じるし、それを注意して直させる努力をするのも大変。くちゃくちゃ音が気にならない人が、彼のことを「仲良しで大きな不満はない」って言えるの。これはね、立派な不満よ。優劣をつけるわけではないけど、残念ながら、彼とは違う種類の人間なの。タイプが違いすぎるから、交われないのよ。

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常連Ｍ

結婚したら、もっといろいろ出てきそう……。

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植松さん

だから、今できることは、ほかのボーイフレンドを探すこと。そちらとうまくいけば、気持ちの整理もつくでしょ。いろんな人を見ることが今は大事よ。とにかくね、くちゃくちゃ食べるのが気になっている時点でダメ。だってもう立派な“不満”だもん。お別れを選んで、新しい幸せを見つけてほしいわ。

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撮影／伊藤泰寛 ヘアメイク／松本晃幸 スタイリング／曽我部将人 イラスト／中根ゆたか 取材・文／楢崎裕美