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飛行機が2時間遅れで離陸した「理由」が“地獄”(海外)

  • 2023.10.14

メキシコの航空会社の飛行機で悪夢のような出来事が起きた。話を聞いただけで全身がかゆくなってきた…。(フロントロウ編集部)

飛行機の乗客と客室乗務員に“アイツら”が襲いかかる

グアダラハラからメキシコシティに向かう予定だった格安航空会社ボラリスの飛行機で蚊が大量発生し、フライトが2時間以上遅れる出来事があった。

米USA Todayが入手したという乗客が撮影した動画には、客室乗務員が通路を歩きながら虫除けスプレーを撒き散らす様子が映っていた。一方、機内にいた乗客たちは、虫除けスプレーの霧を手で振り払ったり、蚊を仕留めようと手で叩いたりしていた。

動画を見るかぎり、客室乗務員たちは機内が白い霧に覆われるほど大量の虫除けスプレーを噴射していたが、地元紙のEl Sol de Léonによると、虫除けスプレーに効果はなかったそうで、むしろ蚊をさらに興奮させただけだったという。また、USA Todayの取材に応じた乗客の話では、機内の明かりが消えるまで、蚊は「プーン」という羽音を立てながら飛び回っていたとのこと。

飛行機の機内という密室で大量の蚊と一緒に過ごさなければならないなんて、まさに地獄。なお、この便は午後4時30分頃にグアダラハラ空港を出発する予定だったが、離陸したのは午後7時近くになってからだった。

じつは、グアダラハラ空港から出発する飛行機の客室乗務員と乗客が蚊の大群を撃退しなければならなかったのは、今回が初めてではなく、2019年にも同様の報告がX(旧ツイッター)に寄せられている。

グアダラハラ空港は洪水が頻発する地域の近くに位置し、植物が生い茂り、汚染された水域の近くにあるため蚊が多く集まってくるという。同空港は草を剪定したり、屋内外の蚊の個体数をコントロールするために殺虫剤の一種である幼虫駆除剤を散布したりすることで、問題を軽減する対策を講じているが、蚊の問題を完全に解決することはできていないとEl Sol de Léonは伝えている。

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