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【京丹後ならではのフィンランドサウナ】 ノーラのフィンランド旅気分 Vol.7

  • 2023.10.15
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フィンランドと日本をつなぐコネクターとして活動しているノーラ・シロラさんが、日本でフィンランド気分を体験できるようなスポットやライフスタイルを提案する連載。今回は、サウナ好きの間でサ旅の目的地にしたいと話題の、京丹後にあるフィンランドサウナ「ぬかとゆげ」をご紹介します。

フィンランド旅気分のアイデアを教えてくれたのは…ノーラ・シロラ(Noora Sirola)さん

ノーラ・シロラ(Noora Sirola)さん

サウナの聖地、フィンランドタンペレ市出身。 タンペレ大学大学院卒業後、2019年から駐日フィンランド大使館商務部兼フィンランド政府観光局で勤務。2022年からは北欧旅行フィンツアーが東京表参道で展開する北欧カフェ&ショップ「Hyvää Matkaa!(ヒュバ・マトカ)」のプロジェクトマネージャーを務めながら、フィンランドと日本を繋ぐコネクターとして活動。京丹後市の温浴施設「ぬかとゆげ」のサウナプロデューサーや、日本モルック協会公認「モルックアンバサダー」としても活躍。2020年10月には「世界ふしぎ発見!」にミステリーハンターとして出演。

心も体も健康になる「サ旅」

Moi(モイ)!

四季がはっきりしていて、雨が多くて天気が不安定で、冬が長くて暗い。でも厳しい環境のなかでも周りの人々と協力しあって楽しく過ごして、日常生活のなかの小さな幸せを見つけている。そんな京丹後に旅すると、フィンランドのライフスタイルと多くの共通点を感じます。

フィンランド繋がりといえば、京丹後は最近サウナがとても盛り上がっているので、今回は京都府の北端へのサ旅にお連れします!

京都駅から電車に乗って約2時間半ほど北の方に向かい、丹後半島にある京丹後市に到着。山、海と森の絶景に圧倒され、京都駅と同じ京都府にいることに驚きます。

今回のサ旅の目的地、「ぬかとゆげ」にとうとう到着!

昔ながらの雰囲気が素敵な、古民家だった建物を改装して2022年11月にオープン。こちらは、整形外科のお医者さんである吉岡直樹さんがオーナーを務め、地域の人々の健康のため、予防医療のために作られた世界初のサウナなのです。

ぬかとゆげは、米ぬか酵素風呂の「ぬか」とフィンランド式サウナのロウリュの「ゆげ」を合体して、かわいく響く施設名に。サウナで気持ちよいロウリュを浴びて、酵素風呂で柔らかくてふわふわしている米ぬかに包まれ芯まで温まるという特別な組み合わせが、ここの魅力。これからだんだん寒くなる時期に最適に違いない!

サウナそれぞれテーマが違って、自分の好きなサウナを探すのが楽しい。バケツとラドルも部屋ごとに違って、すべてフィンランドから取り寄せたもの。

酵素風呂で20分ぐらいゆっくり横になり、芯まで温まる。サウナの後に入るとより効果的だそう。

ぬかとゆげの中でサウナ巡りができる

ぬかとゆげはすべてのサウナ室にフィンランド語の名前が付いていて、すべてフィンランド式で自由にロウリュができますが、部屋によって楽しみ方が少し違います。寝転べるサウナやモニター付きサウナもあれば、和やフィンランドをテーマにしたサウナも。どこのサウナに入るか、選ぶのが難しいけど、迷うのもなんだか楽しいです。

フィンランドをテーマにしたサウナ室、休憩を意味する「TAUKO」をプロデュースしました。インテリアはフィンランドのコテージをイメージして、アートはフィンランドの森の代表的なものが集合。

バリアフリーな「みんなのサウナ」

ぬかとゆげのサウナのもう一つの特徴といえば、「よかいねん」という、“どなたでも”という意味の「ユニバーサルサウナ」。空気を回す特別なストーブを取り入れて、車椅子に座りながらでも入れます。

フィンランドのサウナは肩書き、年齢、性別、体の状態に関係なく「サウナの中はみんな平等」という考え方があって、それが実感できるのがここなのです。

ぬかとゆげのオリジナルドリンクは、フィンランドの老舗食器ブランド「イッタラ」のグラスで提供。

サウナを拠点に丹後半島を旅しよう

ぬかとゆげももちろんですが、丹後半島には自然の絶景も、魅力的なお店やレストランも、伝統工芸文化も、探せば探すほど宝石が隠れています。朝から晩まで色々巡って、夜になったらぬかとゆげに戻って旅の疲れを癒やすのもおすすめ。

ここも京都府とは思えない、丹後半島の絶景。

ぬかとゆげはちょうど丹後半島の真ん中に位置し、サウナから徒歩5秒に「KISSUIEN Stay & Food」というホテルがあるので、サ旅の拠点にとても便利。夜はサウナに入ってぐっすり眠って、また朝サウナでさらに元気を充電して次のアドベンチャーに出発するなど、京丹後の魅力をぜひ堪能してみてください。

ぬかとゆげの入口でぜひ記念撮影を!

text:Noora Sirola

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