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【週末で行く韓国旅:アート編】ソウル留学中のモデル・前田エマさんがナビゲート

  • 2023.10.13

「週末に日本から友だちが旅行に来たら案内したいスポット」をテーマに、素敵な場所を厳選してくれました。アートに造詣の深いエマさんが教えてくれたのは、ソウルならではの魅力にあふれた場所。日本ではなかなか出合うことのない空間に触れてみて。

韓国のおすすめスポットを教えてくれた 前田エマさん profile

モデル、エッセイ、写真、ペインティング、ラジオパーソナリティなど、多岐にわたる活動が注目を集める。著書に小説『動物になる日』(ミシマ社刊)。現在、ソウルに語学留学中。

エマさんのおすすめスポット piknic @南大門

都会の中心で人と緑が共存するアート複合施設

作品に合わせて床には温かみのあるカーペットを敷き、丘のようなスロープを設置した空間。作品をより幻想的に魅せてくれる。

ソウルの中心地ながら緑に囲まれた空間にひっそりと佇むミュージアム。建物内には雑貨店やカフェもあり、ゆっくりとした時間を過ごせる。

数多くあるミュージアムのなかでエマさんが「特におすすめしたい場所」として挙げてくれたのはpiknic。都心に位置しながら緑豊かで心地いい。ここの展示は韓国のSNSでも常に話題で、作品ごとに壁や床など空間そのものまで変えるこだわりには驚くばかり。自然を感じられる空間になるようにと大きな窓を採用したり、南山タワーが望める屋上を展示スペースとして開放。また「アート空間のほかにおいしいコーヒーが味わえるカフェやかわいい雑貨に目移りしてしまうセレクトショップも楽しめます」とエマさん。

屋上の展示スペース。屋内と屋外が同居した不思議な空間は、開放感抜群。「ここにはつい長居したくなります」(エマさん)

地下1階にある「shop piknic」では展示に合わせた雑貨や、セレクトされた話題のブランドがそろう。このかわいいトートバッグ(13,000ウォン)はフランスの写真家フランソワ・アラールのもの。

屋上からはソウルの象徴でもある南山タワーを見ることができる。椅子に座って景色を眺めながらひと休み。

ベロアプルオーバー¥7,150、リネンフリルオールインワン¥17,600/ともにユウ(アダストリア)、スニーカーサンダル¥8,250/ローリーズファーム(アダストリア)

自然と人とが共存できる空間になるようにと設計された抜けるような窓が印象的。展示を楽しむだけではなく心地よさも感じられる。

piknicオリジナルの文具。カラーペン(3,500ウォン)やマスキングテープ(5,000ウォン)が人気。自分用にはもちろん、大切な人へのお土産にもぴったり。

「shop piknic」でエマさんが手に取ったのはキュートなぬいぐるみ(現在は販売なし)。

<INFO>
住所:ソウル特別市中区退渓路6街キル30 (서울특별시 중구 퇴계로6가길30)
電話:02-318-3233
開館時間:10:00〜18:00
定休日:月曜日
http:// www.piknic.kr
Instagram:@piknic.kr

ソウルでおすすめの美術館3選

❶リウム美術館 (Leeum Museum of Art)

サムスン創始者とその家族たちの所蔵物を公開している美術館。伝統美術、現代美術、子どもたちのための文化センターの3つの建物で構成されている。

<INFO>
住所:ソウル特別市龍山区梨泰院路55キル60-16(서울특별시 용산구 이태원로55 길 60-16)
電話:02-2014-6901
開館時間:10:00〜18:00(最終受付 17:00)
www.leeumhoam.org

❷ソウル市立美術館 (Seoul Museum of Art)

人気の散策スポット、徳寿宮・石垣道の先に位置する美術館。4,000坪の自然豊かで広大な敷地は圧巻。常設展は無料なのも嬉しい。散策と合わせて立ち寄りたい、休息と癒やしを感じる快適な空間。

<INFO>
住所:ソウル特別市中区徳寿宮キル61(서울특별시 중구 덕수궁길61)
電話:02-2124-8800
開館時間:火〜金10:00〜20:00(最終受付:19:00)、土日祝(3〜10月)〜19:00(最終受付18:00)、(11〜2月)〜18:00(最終受付17:00)
https://sema.seoul.go.kr/

❸ファンギ美術館 (Whanki Museum)

韓国が世界に誇る抽象画の巨匠、故キム・ファンギ氏の作品約2,000点が収められた美術館。彼が表現した韓国の叙情的な世界を体感して。

<INFO>
住所:ソウル特別市鐘路区紫霞門路40キル63(서울특별시 종로구 자하문로40길63)
電話:02-391-7701
開館時間:10:00〜18:00(最終受付 17:00)※展示ごとに異なる
定休日:正月、旧正月・秋夕
http://whankimuseum.org

model:Emma Maeda photograph:Kasumi Osada coordinate & text: Aiko Futamata web edit:Riho Abe
リンネル2023年10月号より
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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