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「俺、障害があるでしょ」生まれつき四肢障害の夫が登校しぶりを乗り越えた過去<学校に行きたくない>

  • 2023.10.11

ねこじまさんの長男・まっちくんが小学1年生のときのお話です。入学式のときから「早く帰りたい」と連呼していたまっちくん。4月に入学してからすぐ、「学校に行きたくないよぉ」と登校しぶりが始まりました。まっちくんが教えてくれた理由の中には、慣れていけば解決しそうな問題だけでなく、音に関する問題もありました。普段の様子からも、まっちくんは音に少し敏感なところがあると、ねこじまさんは感じていたそうです。登校しぶりが続く中、まっちくんのことを気にして休み時間に様子を見に行ってくれたお姉ちゃんは、まっちくんが机の周りをぐるぐる歩き続けるなど、「いつもひとりで謎の動きをしている」と教えてくれました。

気になったねこじまさんが、さりげなくまっちくんに学校生活について聞いてみると、「友だちが欲しいけれど、どうしたらできるかわからない」とひとり悩んでいる様子。


「心から信頼し本当に心を許せる子=友だち」だと考えているまっちくんに、ねこじまさんは「たくさんじゃなくてもいいから、ひとりでも気の合う子と出会えるといいね」と気楽に考えるようアドバイスしました。

その後、まっちくんが学校を休んだある朝、出勤が遅めだった夫にまっちくんの登校しぶりについて「そんな甘やかしとって、あかんてぇ。行きたくないなんて理由にならんぞ」とつっこまれてしまったのです。

「泣いてもわめいても行かせなよ」と言うくらい、学校へ行くべきとう強い信念を持つ夫は、自身の過去につらい経験があって……。

夫は生まれつき四肢障害

生まれつき四肢障害がある夫は、学校でつらい思いをしたことがあり大嫌いだったそう。お母さんは「無理しなくていいよ」と言ってくれる一方、お父さんは「そんなことで負けるな。行きなさい」の一点張り。

そして努力していくうちにできることが増え、楽しく学校へ通えるようになりました。

その経験があるからこそ、夫はまっちくんが学校に行くべきだと強く思っています。

「自分が子どものころできたのだから、きっと自分の子どももできるはず」と前向きに信じるのも一つの考えです。

・子どもの力を信じて、無理にでも学校に行かせる
・子どもの特性を考えて、今は様子を見てみる

どちらもまっちくんのことを思ってのこと。


子どもの登校しぶりが続いたとき、皆さんならどのような対応をしますか?


著者:マンガ家・イラストレーター ねこじま いもみ

ベビーカレンダー編集部

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