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箸袋に電話番号、良からぬ関係がスタートしてしまう|私、逃げました

  • 2023.10.10

田舎の八百屋に嫁ぎ、これまで夫と姑の言うことに従ってきたユメさん。しかし、お店の取材にきたTV局のスタッフ・コースケとの出会いで「自分の人生を生きたい」と思うようになります。新たな一歩を踏み出したユメさんをよそに、よからぬ関係であることが分かった夫ダイとフクフク料亭の女将フク美。商談で会ったのをきっかけに、フク美からアプローチがあり…。イルカさんの描く『私、逃げました』第61話ごらんください。

振りほどいたのかと思っていましたが、自分の電話番号を書いて渡した夫。いつも夫や義母を前に我慢しているユメさんのことを考えると、やるせないですよね。

ここからダイとフク美の関係が始まってしまいました。夫もいる店の中でアプローチするなんて、フク美もなかなかクセのある人物のようです。

夫や義母の言いなりだった主婦が、自分らしく生きるために奮闘する話

このお話は田舎の八百屋に嫁いだ主人公・ユメが、自分の生き方を変えていくお話。結婚・出産し、家族で八百屋の仕事をする日々。夫や義母の言いなりになり、我慢を続ける生活に、ユメさんはモヤモヤを抱えていました。

そんなときに何気なく始めたチラシに絵を描く仕事がきっかけで、ユメさんの考えは変わっていきます。ユメさんの絵はいつの間にか口コミで広がり、八百屋の仕事の傍ら、お客さんの似顔絵を描く仕事まで始めることになったのです。周囲に気をつかい、受け身になりがちだったユメさんは次第に「自分らしく生きたい」と考えるようになり、徐々に夫や義母にも自分の考えを言えるように。そして、そんなユメさんを応援する人もいて、環境も変わりつつあります。

妻・母としての自分だけでなく「私」として生きたいと奮闘するユメさんを、読者として応援したくなる作品です。

著者:sa-i

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