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京都・鴨川ほとりをのんびりさんぽ―パワースポット・下鴨神社と出町柳めぐり― [京都だより3]

  • 2016.1.9
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憩いの水辺として人気の「鴨川デルタ」は、東の高野川と西の賀茂川が合流する三角地帯。飛び石で川を渡ったり、せせらぎに遊ぶ水鳥を眺めたり。ときには川べりのベンチに寝そべるネコたちに出会うことも。 「出町柳」と呼ばれるこの界隈は、鴨川、比叡山、糺((ただす)の森、大文字山など、京都らしい景色も望めます。空とせせらぎが奏でる清らかなハーモニーを感じにでかけませんか。

清らかな空気が満ちる糺の森をぬけて「下鴨神社」へ

「下鴨神社」は正式名称を賀茂御祖(かもみおや)神社といい、はるかいにしえより人びとを見守ってきたお社です。

境内は、太古からの原生林が今なお残る糺の森に静かにつつまれています。森の息吹を感じながら表参道を歩くにつれ、心が澄みわたっていくよう。

神紋の双葉葵はハートの形に似て、「葵」→「あふひ」→「逢ふ日」に転じることから、縁結びのご利益を秘めているそうです。

鳥居をくぐり荘厳な楼門へと向かうと、その手前に「相生社(あいおいのやしろ)」という小さなお社があります。2本の木が途中で1本になる「連理の賢木(れんりのさかき)」が立っていて、縁結びの象徴とされます。

美麗の神様を祀る摂社の「河合神社」では、手鏡の形をした鏡絵馬が人気。顔の描かれた面を自分の顔にみたて、化粧をほどこして美麗祈願をしてはいかが。

下鴨神社(しもがもじんじゃ)

[住所]京都市左京区下鴨泉川町59

[TEL]075-781-0010

[時間]6:00~17:30(季節により変動あり)

[休]無休

[料金]境内無料

「出町ろろろ」でちょっとずついろいろなお料理が楽しめる和食ランチ

出町桝形商店街のすぐ近く、住宅街に溶け込んでいるのは、古い町家を改装した「出町ろろろ」。ほがらかな店主・田中隆寛さんが、京都・大原の旬の無農薬野菜などをふんだんに使った和食を心を込めて作ってくれます。

いろいろなものがちょっとずつ2段の木箱に入ったお昼の「ろろろ弁当」が人気。1段には豆皿に盛られた8品のおばんざい、もう1段には土鍋で炊いたごはんやだし巻の黒コショウあんかけなどが並び、上品で滋味深い味わいです。

出町ろろろ(でまちろろろ)

[住所]京都市上京区今出川通寺町東入一真町67-1

[TEL]075-213-2772

[時間]12:00~14:00、18:00~21:00

[休]火曜、第1・3月曜

「加茂みたらし茶屋」で下鴨発祥の名物・みたらし団子を

大正時代に創業、昭和初期から茶店を営む「加茂みたらし茶屋」の名物は、下鴨神社が発祥と伝わるみたらし団子。竹串に刺した5つのお団子は人の形を表しているともいわれ、頭の部分とされるひとつが少し離れているのが特徴です。

黒砂糖ベースのあっさりしたタレがお団子に絡まって、おいしさ満点。タレを最後まで味わえるように木の匙が添えられているのもうれしいところ。

晴れた日にはお店の横手にある庭の席に腰かけ、お団子で一服するのもおすすめです。

加茂みたらし茶屋(かもみたらしちゃや)

[住所]京都市左京区下鴨松ノ木町53

[TEL]075-791-1652

[時間]9:30~19:30

[休]水曜

イートインもテイクアウトもできる「下鴨デリ」

兵庫の丹波から届く季節の野菜を中心にした惣菜は、スパニッシュやエスニック、地中海料理など彩やバリエーションが豊富で、何度でも通いたくなるような品揃え。ハーブやスパイスをアクセントにした惣菜には、移民の多いオーストラリアの料理店で働いた店主・婦木淳也さんのセンスがキラリと光っています。スイーツも揃うので、イートインでゆったり過ごしてみては。

テイクアウトするときにはデリボックスに詰めてくれるので、青空の下、鴨川のほとりで楽しむのもおすすめです。

下鴨デリ(しもがもデリ)

[住所]京都市左京区下鴨松ノ木町51 プラザ葵1F

[TEL]075-702-3339

[時間]月曜・火曜・木曜10:00~19:00(金曜・土曜・日曜は~20:30)

[休]水曜

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