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【VIVANT、オオカミちゃん出演で話題】古屋呂敏さんのポリシーは「全てに全力。したいと思ったら即行動!」

  • 2023.10.10

ドラマ『VIVANT』(TBS)や恋愛リアリティー番組『オオカミちゃんには騙されない』(Netflixで独占配信中)など話題作への出演が続き、日に日に注目度の高まる俳優の古屋呂敏さんが人気不定期連載「シェアコスメ 」企画で、CLASSY.ONLINEに初登場! 撮影にあわせて、モデル、カメラマン、映像クリエイターなど多くの肩書きを持つ古屋さんに、マルチに活躍する秘訣やこれまでの活動について聞いてきました。今をよりよく生きるヒントが隠れているかも。早速チェック!

PROFILE

古屋呂敏(ふるやろびん)●1990年6月6日生まれ。33歳。俳優のみならず、カメラマンや映像制作など幅広いフィールドで活躍。TBS『VIVANT』やNetflix『オオカミちゃんには騙されない』などに出演。ハイブランドや化粧品メーカーなどの撮影も手がけ、カメラマンとしても活動中。マルチな才能を発揮する、今注目の存在。

「本当は一般企業に就職するつもりでした」マルチな活躍のきっかけとなったのは…

―俳優、モデル、カメラマン、映像制作…。いくつもの肩書きをお持ちですよね。それそれの立場で心がけていることはありますか?

それぞれの仕事で自分が果たすべき役割って違うんですけど、共通していることがあって。何をするにも、その先に「人の心に触れるもの」があるというのは意識しています。

―現在はマルチに活動中ですが、今までの経歴をおさらいしてもいいでしょうか?

僕は父親が日系アメリカ人で、小さい頃からハワイと日本を行ったり来たりする生活。日本に帰ってきたのはアメリカの大学を出てからで、そこからモデル活動をスタートさせました。

―モデルを始めようと思ったきっかけは?

元々服が好きで、アメリカにいるときも毎日自分なりのオシャレを楽しみながら学生生活を過ごしていました。そうしたら「その服カッコいいね。どこで買ったの?」と聞かれて「日本で買ったんだ」って話がどんどん広がっていくんです。いつの間にかファッションがコミュニケーションのツールになっていくことに気づいてそれがとても楽しくて。ゆくゆくはファッションに関連する仕事がしたいなと思っていた時に、ファッションモデルという職業に出会いました。日本で就活をしていた当時、お金がなくてまずはアルバイトでモデルを始めたのですが、いろんな服を着ることができるモデルのお仕事がとても楽しかったんですよね。そこで就活をやめて本格的にモデル活動することにしたんです。

カメラマン初仕事は…ドローンを使った海外撮影!

―きっかけはアルバイトだったんですね。その後、どのタイミングでカメラマンに?

モデル活動をしている中でたくさんのカメラマンさんに出会って、カメラに興味を持ち始めたんです。最初はモデル友達の作品撮りをしたりしていて、仲間内で楽しんでいました。でも、それが仕事にできるチャンスが舞い込んで、カメラマンの仕事へ転身。そこから4年ぐらいは、カメラマンの仕事だけをしていました。

―カメラマンとして最初のお仕事はどんな内容だったんですか?

実は昔からドローンが大好きで、日本では買えない時からずっと趣味でやっていたんですよね。僕の撮った写真を見たブランドのPRの方が写真を気に入ってくださって、「一回やってみない?」とお声がけいただいのが初めてのお仕事で、ドローン撮影も含む動画でした。びっくりしましたが、右も左も分からないけどとにかく「やります!」と引き受けて、L.A.で撮影をしました。今思えばよくやれたなって思います、怖いもの知らずです(笑)。とにかく嬉しくて当時はがむしゃらでした。ほかにも、カナダに行ってナイアガラの滝でドローンを飛ばしたり…。初めて報酬をいただいたお仕事がとてもビッグプロジェクトで、ありがたかったですね。

―モデルからカメラマンになろうと決めた時のことは覚えていますか?

とても覚えています。モデルさんを撮影していて喜んでもらえた時に感じた嬉しい気持ちが、自分がモデルをしていてカメラマンの方から「良いものが撮れたよ。呂敏ありがとう」って言ってもらえたときの嬉しい気持ちと一緒だったんですよね。その感覚は僕にとってはとっても大事で、そこからカメラマンという仕事にどんどんハマっていきました。

「2つ以上のことをしてもいい」そう思えた理由とは

―モデル、カメラマンときて次は俳優業。どんなきっかけがあったんでしょうか?

カメラマンの仕事でイタリアに行ったとき。そこで今の事務所の方と出会って、「もう一回表に出る仕事してみたら?」と言っていただいたんです。そんな中で今の事務所の方を紹介してもらって、役者に挑戦することになりました。

―人生でさまざまな選択をしてきた呂敏さんですが、影響を受けた人はいますか?

グザヴィエ・ドランさん。僕の1つ年上で監督をしながら俳優もしているというフランス系カナダ人の方です。6、7年前に僕がカメラを始めた当時は、「演者が撮れるわけない」と言われたし、2つ以上のことをすることへの風当たりが強い時代でした。だけど、彼の作品を観た時に「あ、両方やっていいんだ」って思えたんです。今までの変な固定概念を彼が取っ払ってくれた。なのですごく影響されていますね。

―カメラマンに没頭したあと、現在ではまた俳優、モデル、カメラマンとさまざまなフィールドで活躍するようになったんですね。

そうですね。よく「どっちが好きですか?」「どっちが大切ですか?」と聞かれるのですが、僕にとっては全て平等というか、同じなんですよね。どれも作品を作る手段であって、全てが大切。目的に向かう方法が違うだけで、どの立場にいるときも、作り上げたものを見てくださった人の心を動かせるような物作りができたらいいなと常に考えています。プロセスが違うだけで、最終地点は同じところを目指しているから、「どれも好き」だし「どっちも大切」ですね。

”いい意味で仕事が遊び”マルチな活躍の秘密は…ポジティブ思考

―今までと違うフィールドで新しいことを始めるのは、怖くなかったですか?

怖いかもしれませんが、やる前に悩むことはないんですよね。それよりも「やりたい」と思う気持ちが強いので、まずはする! そして、やってから悩みます。カメラも同じ。やってみたいからまずは買って、買ったら次は「どうしようかな。作品撮りをしたほうがいいな」みたいな感じ。すぐ行動に移すタイプなので、怖いという感情を感じる時間がなかったです。

―俳優、モデル、カメラマン…全てをうまくやるのって難しくないですか?

毎回ひとつひとつに全力で取り組んでいますが、切り替えができるタイプだから難しいと思ったことはないです。ひとつだけに没頭するではなく、軸が何個あって、それぞれすべて本気っていう。そうやっていろんなフィールドで活動できることが、僕にとってはいい切り替えになっています。例えばみなさんが週末お休みの時にグランピングやキャンプに行ってリフレッシュする。それと一緒です。ドラマの撮影をして、俳優が休みの時にモデルの撮影やカメラの仕事をして。それでまたドラマの撮影も頑張ろうって思えるんです。

―いい意味で仕事が遊びになっているということですね。

そうですね。全部本当に楽しいです。それで完全に仕事人間になってしまって恋愛が…(笑)と思っていた時にNetflixの『オオカミちゃんには騙されない』のお話があったんですよ。「仕事で恋愛ができる!? よし、彼女ができるぞ!」と期待も込めて挑戦いたしました(笑)。

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物腰柔らかな雰囲気の古屋さんのおかげで、終始和やかに進行した今回のインタビュー。後半では、古屋さんのお仕事観やオオカミちゃん出演で感じたことなど、より深くパーソナルな部分に迫ります。次回更新は、10月10日。お楽しみに!

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撮影/佐々木大輔(SIGNO) ヘアメーク/只友謙也(Linx) スタイリング/阿部絵莉香 取材/石津愛子 構成/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)

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