学校でも会社でも、夜になると突然怖い雰囲気になる場所ってありますよね。
私の友人A子さんの職場のビルも、かなり不気味な雰囲気になるようで……。A子さんから聞いた驚きの話をご紹介します。
薄暗いビルにある会社。誰もいないフロアが怖すぎる
A子さんが勤める会社での出来事です。
会社はかなり古いビルに入っていて、他のフロアはほとんど空きがある状態でした。
全体的にかなり薄暗く、正直不気味なビルだったのです。
さらに会社の資料倉庫は、普段は行かない別フロアにありました。
人気が無い薄暗いフロアに、1人で資料を取りに行く。
怖がりなA子さんは、それが嫌で仕方がありませんでした。
深夜に1人で残業。これ、なんの声?
ある日A子さんは残業をしていて、会社を出るのが最後になりました。
すぐに帰ろうとしたのですが、借りていた資料の返却を忘れていたのです。
夜遅くに別フロアへ行くのは嫌でしたが、持っていたのが重要書類ということもあり、仕方なく返しに行くことに。
猛ダッシュで資料倉庫へ行き、無事返却完了!
鍵を閉めて出ると、暗い廊下にゾッとしながら足早にエレベーターへ向かいました。すると。
使われていないはずの給湯室から、小さな声が聞こえてきたのです……!
空耳かと思ったのですが、どうも女性の泣き声のようなか細い声が、途切れ途切れに聞こえてくるのです!!
あまりの怖さに、A子さんは震えが止まらなくなりました。
恐怖で声も出せないままエレベーターへ乗り込み、逃げるようにして帰ったのでした。
ふ、不倫現場!? なんともいえない気分になった
次の日、昨夜の出来事を同僚に聞いてもらう事にしたのです。
震えながら必死に話すA子さんに対し、何故か同僚は大爆笑。
「それBさん達でしょ」
なんと資料倉庫の横の給湯室は、社内不倫中のBさんとCさんの密会現場だったのです!
つまりA子さんが聞いたのは幽霊の声ではなく、2人がイチャイチャしている声だったようで……。
そもそもA子さんは、BさんとCさんが社内不倫をしていることすら初耳でした。
同僚曰く、ほとんどの社員が暗黙の了解で知っているとのこと。
本気で幽霊の声を聞いてしまったと震えましたが、まさかの結末に一安心(?)
ほとんどの社員が不倫を知っているということも、別の意味で恐怖を感じたのでした。
まとめ
そんな状態なら、誰だって勘違いしちゃいますよね。
幽霊も怖いけど、生きている人間が一番怖いとはまさにこのことかも。
ltnライター:Yukky111