千吉良恵子さんの新・うっとり論。大人の枠にはまらないピュアな少女性で“心地いい私”に！

創刊19周年を迎えた今、「うっとり」＝自分アゲという新解釈で、千吉良恵子さんが持論とメイクを展開！ 創刊当初からの「うっとり」というキーワードを今ならこう解釈する！

美容のプロ＆マニアに聞く！自分軸な美容の楽しみ方人気アーティストが自身の軸で新提案 今、メイクで「うっとり」を纏うなら？

千吉良恵子さんが考えるいまどきの“うっとり”

「大人の枠にハマらないピュアな少女性で“心地いい私”に」

ハッピーな血色感と計算し尽くされたツヤで、美人度を高めてくれる、千吉良さんメイク。いまどきのうっとりのアップデートポイントは？ 「今、私がしたいのは自分が心地よく癒やされるメイク。大人になると『こうしなきゃ！』と、自分を枠にはめがちだけど、その枠から少しはみ出すだけで心が開放的になってトゲがなくなるんです。桃のようなフォギーなうぶ肌や、奔放な少女を思わせる上気頬を取り入れて、肩の力が抜けたリラックス感がうっとりの新定義に」（千吉良さん）

MAQUIA創刊当初から第一線を走り続けるレジェンド。血色感と透明感をキーワードに、潜在的な可愛さを引き出す。

千吉良恵子の新・うっとり論

フォギー×透明感でつくる 王道のあどけなFACE

「今回のテーマに限らず、相反する要素をひとつのメイクに落とし込むのがマイルール。今だからこそ取り入れたいのは、ピュアな透明感とにじむような色っぽさ。『大人だから』という呪縛から自分を解き放ち、ワクワクするような高揚感＝うっとりを存分に楽しんで！」（千吉良さん・以下同）

触れたくなるフォギーな桃肌

「肌は繊細なパウダーで仕上げて、下に仕込んだ柔らかなツヤが透けるようなみずみずしい桃肌に。メイクで色を楽しみたいから、かしこまっていないフレッシュな肌が理想的」

A スキンケア成分を約30%も配合し、しっとりなめらかな肌に。アプソリュ エッセンス イン パウダー 01 ￥15400／ランコム B リングライト級に光を反射し、くすみのないツヤ肌を叶える。アルビオン スタジオ リングライト エフェクター SPF20・PA++ 30ml ￥3850／アルビオン C コクのあるツヤが肌にフィット。ザ ファンデーション SPF25〜30・PA++〜+++（色によって異なる） 全24色 30g 各￥14300／SUQQU D シームレスな輝きが肌と同化する。スキン グロウ ブラッシュ 01 ￥3300／スナイデル ビューティ

青みピンクでピュアな透明感を

「目元と頬には青みを含んだピンクを纏って、透明感を高めながら夢見がちな雰囲気に。ふんわりと色づいて青みがさりげなく主張するから、大人の肌にもしっくりハマります」

E 大粒のピンク&パープルパールがまぶたのくすみを一掃。ブルームクチュール アイズ ジュエルドブーケ 02 ￥6380／ジルスチュアート ビューティ F 肌のpHと水分量に反応し、オリジナルの発色に。ロージー グロウ 001 ￥5940／パルファン・クリスチャン・ディオール

リップは色っぽくジュワッとにじませて

「唇はジューシーな質感で少しセンシュアルに。青みや黄みに寄らないニュートラルなレッドで、ピュアになりすぎないように！ なじませテクでハンドリングするのが、大人の似合わせテクニック」

G リップケアとメイク効果をひと塗りで叶える。アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック 222 ￥4400／NARS JAPAN

HOW TO

BASEMAKE 肌全体にBをなじませ、Cを顔の内側から外側に向けて伸ばす。Aをパフに含ませたら手の甲で量を調整し、肌に薄いヴェールをかけるように均一に広げる。鼻の付け根と鼻先、頬骨の外側にDのハイライトをオン。 EYE アイホールにEaを広げたら、二重幅にEbをのせて目尻側1/3にEcを重ねる。下まぶたのキワにEaを伸ばしたら、目尻側1/3にEd、Ecの順に重ねる。 CHEEK Fをブラシに含ませたら、頬の中央に縦長の楕円を描くように大きく広げる。 LIP Gをブラシに取り、唇の内側から外側に向けて塗ったら一度ティッシュオフを。さらに唇の中央にポンポンと直塗りし、指でムラをなじませる。

フォギー、きらめき、透明感、ピンク……枠にとらわれず、心のままにときめきを追求して――― Keiko Chigira

MAQUIA11月号
撮影／菊地泰久〈vale.〉（モデル） 岩城裕哉（物） ヘア＆メイク／千吉良恵子〈cheek one〉 スタイリスト／Toriyama悦代〈One8tokyo〉 モデル／森 絵梨佳 取材・文／野崎千衣子 構成／若菜遊子（MAQUIA）

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