『コッソンビ』の影の主役となる「番人」の正体が徐々にわかってきた⁉

NHK・BSプレミアムで放送中の『コッソンビ二花院（イファウォン）の秘密』は10月8日に第15話がオンエアされる。一番気になるのが、カン・サン(リョウン)と暴君イ・チャン(ヒョヌ)の対決シーンだ。

第14話の最後の場面では、カン・サンとイ・チャンが真正面から弓を引きあっていた。矢の標的は完全に相手の胸に向かっていた。果たして、どちらが相手を倒すのか。その成り行きがドラマを大きく動かしていく。

いずれにしても、カン・サンが「廃された世孫(セソン)」のイ・ソルであったことがわかり、イ・チャンの次の国王をめぐる争いが激しくなっていく。『コッソンビ二花院（イファウォン）の秘密』は全18話なので、いよいよ緊迫の終盤を迎える。

その展開と同様に注目されるのが、キム・シヨル(カン・フン)とユン・ホンジュ(チョ・ヘジュ)の関係だ。ユン・ホンジュは二花院の女主人であるユン・ダノ(シン･イェウン)の姉だ。彼女は、イ・チャンの命令でイ・ソルの殺害を狙っているチャン・テファ(オ・マンソク)の息子の婚約者であった。

２人が結婚する前夜に、チャン・テファの息子は殺された。その出来事があったのは、チャン・テファ親子がイ・ソルを襲ったときに「番人」が現れてイ・ソルを救った場面だった。激しい争いの中でチャン・テファの息子は死んだのだ。

ドラマを見ていればよくわかるが、「番人」はキム・シヨルだ。彼はだらしない遊び人を装っていたが、実は強力な武芸の達人だった。そんなキム・シヨルがユン・ホンジュと深く愛しあう関係になったが、当のキム・シヨルが彼女の婚約者の死に関係していたとは……。

そのことをユン・ホンジュは知らない。もし知ったら、２人の関係が一変していくことになるだろう。そのときにキム・シヨルはどう対応するのか。さらに、チャン・テファがキム・シヨルに激しく迫ってきていたのだが……。

ピンチに陥ったキム・シヨルの動向も『コッソンビ二花院（イファウォン）の秘密』で大きなポイントになってきた。

文＝康熙奉（カン・ヒボン）