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天ぷらが生まれた国「葡萄牙」、フラウエン教会のある都市「徳停」、この漢字が読めたらスゴい!

  • 2023.10.8

クリスマスによく食べる“シュトレン”は、ナッツやドライフルーツをふんだんに使ったドイツの伝統菓子です。特に「徳停」という都市で作られるシュトレンは「ドレスナーシュトレン」という名称がつけられ、地域ブランドとして保護されています。また、サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドの母国である「葡萄牙」は、“エッグタルト”発祥の地です。この「徳停」と「葡萄牙」ですが、それぞれどこのことをさす漢字なのでしょうか?

■「徳停」ってどこ?————世界最大のマイセン磁器作品もあるドレスデン城

「徳停」はドレスデンのことです。

ドレスデンは東部ドイツに位置するザクセン州の州都です。州内には高級磁器の生産地として名高いマイセンもあります。

街を流れるエルベ川を挟んで南側に旧市街、北側に新市街が広がっています。街の見どころにもなる歴史的建造物が集中するのは、旧市街です。

18世紀半ばに建てられたフラウエン教会は、ドレスデンのシンボルともいえる建物です。

第二次世界大戦で一度破壊されましたが、史上最大のパズルともいわれる復旧作業を経て、2005年に再建されました。

歴代ザクセン王の居城だったドレスデン城では、ザクセン王室の財宝やマイセン製磁器タイル約2万5,000枚に描かれた壁画「君主の行列」などが見られます。

ザクセン王室最盛期に建設されたツヴィンガー宮殿は、ドイツ・バロック建築の傑作といわれるほど荘厳です。

■「葡萄牙」ってどこ?————日本との交流は約470年!

「葡萄牙」はポルトガルのことです。

ヨーロッパの最西端に位置するポルトガルは、東と北の国境をスペインと接し、西と南は大西洋に面しています。

海の幸に恵まれ、イワシやタコ、タラなど魚介類をふんだんに使った料理は、日本人の口にもよく合います。

日本でも流行した “エッグタルト”は、ポルトガル発祥のスイーツです。

北部の都市・ポルトから出荷されるポートワインや、マデイラ諸島で作られるマデイラワインは、スペインのシェリーと並んで世界三大酒精強化ワインと呼ばれています。

15~17世紀の大航海時代に活躍したバスコ・ダ・ガマやフェルディナンド・マゼランもポルトガル出身です。1546年にポルトガル人が初めて日本に訪れて以降、日本に西洋文化がもたらされました。

日本発祥と思われているものの中には、ポルトガル由来のものも少なくありません。たとえば、天ぷらやカステラ、金平糖はポルトガルの食べ物がルーツです。

ほかにも、パン、ボタン、オルガン、タバコ、「ピンからキリまで」といった言葉もポルトガルから伝わり、現在では日本語として定着しています(文中敬称略)。

文/編集・dメニューマネー編集部

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