1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 更年期かと思ったら…倦怠感や気分の落ち込みがひどくて婦人科を受診したら予想外の病気が判明!

更年期かと思ったら…倦怠感や気分の落ち込みがひどくて婦人科を受診したら予想外の病気が判明!

  • 2023.10.8

40代にもなると、倦怠感や不眠といったあらゆる不調が出てきました。こうした悩みはよく聞くもの、加齢だから仕方ない、そろそろ更年期かしらと思って、やりすごしていました。その後症状は悪化、だんだんつらくなり、病院に行って調べてみたところ……。実は意外な病気が原因だったのです。

40代半ばから、あらゆる不調が出てきて…

続く体調不良、もしかして更年期?

40代も半ばに近づいたころ、いろいろな不調に悩まされるようになりました。以前から、特に生理前は倦怠感や気分の落ち込みがひどかったのですが、生理が始まると倦怠感も治まり、気分も明るくなるといった調子で一定のリズムがありました。

それが、ついに生理に関係なく倦怠感や気分の落ち込みが続くようになったのです。これに加え、夜明け前に目が覚めるようになり、さらには、外出中の立ちくらみ、動悸や耳鳴りまで、不調が増えていきました。よく言われている「のぼせ」や「ほてり」といったような更年期特有の症状はないけれど、年齢的に更年期が始まる前兆なのかも……。そんなふうに思って、やりすごしていました。

しかし、だんだん症状は悪化。日常の家事をこなすことがつらく、しんどいものに。そうなると、ますます気持ちは落ち込み、もっと別の深刻な病気だったらどうしようという不安まで出てきて、眠れなくなっていきました。そのころはちょうどコロナ禍真っただ中で、子どもも休校で家にいたので、病院に行きづらい状況でした。

でも、このままでは、家族に迷惑をかけることになるかもしれないと思い、思いきって近所の内科を受診することにしました。

血液検査で疑われたのは…

近所の内科に行き、症状を話したところ、まず血液検査を受けることになりました。その結果、ヘモグロビンの値が基準値より低かったので、追加の血液検査をすることに。すると、年齢や性別によって異なるようですが、フェリチンの基準値は12ng/ml以上なのに、私の場合は2.7ng/mlしかないことがわかりました。先生のお話では、検査の結果や問診から、鉄欠乏性貧血ではないかということでした。

さらに貧血の原因として、体のどこからか出血していることも可能性としてはあるので、より詳しい検査をしたほうが良いとのことで、消化器科と婦人科を受診するように言われました。

私の不安はさらに高まり、重い足取りで消化器科に行き、胃内視鏡検査を受けました。幸い、ここで異常は見つかりませんでした。続いて、婦人科に行き、超音波検査を受けたところ、子宮筋腫が見つかりました。小さなこぶがいくつもできていて、このこぶのせいで経血量が増えているのではとのことでした。

昔から経血量が多いほうだと思っていたのであまり気にしていなかったことや、腹痛もなかったため、自分の体の変化に気が付きませんでした。子宮頸がん・子宮体がん検診は毎年受けていたので、すっかり安心していたものの、先生によると、子宮内部を見るには超音波の検査が必要ということでした。

鉄剤を服用後、体調は良好へ

子宮筋腫は特に何か対処するほどの大きさでもないので、閉経を待ちそれまで半年に一度検査を受けて経過を観察しましょうと言われ、そして半年間は鉄剤を服用することになりました。

鉄剤は人によっては、強い副作用があると言われているそうです。私も最初の数日間は吐き気に襲われましたが、それも1週間程度で治まりました。その後、鉄剤を服用してから半年後の血液検査では、フェリチンの数値は基準値まで回復していました。そのころには、立ちくらみや動悸などの症状はなくなり、気分も明るくなり、だいぶ調子が良くなっていました。

現在は、半年に一度婦人科を受診するほか、普段の食事にもレバーやかつお、小松菜や大豆といった鉄分を多く含む食材を意識してとり入れるようになりました。こうした食材を使った副菜を毎日一品用意するようにし、レバニラ、小松菜と厚揚げの煮浸し、がんもどきの煮物、かつおのたたきは定番メニューです。鉄瓶で沸かした白湯も鉄分摂取に良いと聞いたので、今度やってみようかなと思っています。

なお、ストレスがたまると、鉄分が体に吸収されにくくなると聞いてから、毎朝のウォーキングや早めに就寝するなど生活にも気を付けるようにしています。

まとめ

更年期かと思ったら、私の場合は貧血でした。医師の話によると、更年期の症状と貧血の症状は似ているそうです。今回病院に行ってわかったので、今後も定期的に病院を受診し、食事や生活にも気を配り、今後やってくる更年期に備えたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

マンガ/山口がたこ

ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!


著者:はるひび

監修者:医師 こまがた医院院長 駒形依子 先生

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

元記事で読む
の記事をもっとみる