「交際相手に求める年収」700人超が答えた“男女共通の金額”は？マッチングアプリの検索条件に入れた経験「あり」6割

あなたには、交際相手に求める「年収額」がありますか。ナイル（東京都品川区）が運営する恋愛・婚活メディア「出会いコンパス」が、「交際相手に望む年収」に関する調査を実施。その結果を発表しました。

民間企業の平均給与は458万円

調査は2023年9月25日から同月28日、マッチングアプリの利用経験がある全国の20～40代の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計709人（男性369人、女性342人）から有効回答を得たものです（20～29歳276人、30～39歳274人、40～49歳161人）。

まず、全回答者に「マッチングアプリで『年収』を条件設定した経験はあるか」を聞いたところ、57％が「ある」と回答しました。全体の約6割の人が、交際相手を探す際の検索条件に「年収」を入れていることから、相手の年収は重要な要素の一つであることがうかがえます。「ある」と答えた人の割合を男女別に比較してみると、男性が59.9％、女性が53.8％となり、男性の方がやや高い結果となりました。

では、交際相手を探す際に設定した年収の「金額」はいくらなのでしょうか。男女別に見てみると、最も回答数が多かったのは、男女共に「400〜500万円」でした。これについて、同社は「国税局の最新発表（2022年分 民間給与実態統計調査）によると、民間企業の平均給与は458万円だったことから、交際相手に求める年収もこれに近く、条件にしやすいラインだと考えられます」と分析しています。

なお、年収を設定した際の考えを聞くと、全体では「自分の年収と同等」が46.6％で最多に。男女別に見ると、「自分の年収と同等」と回答したのは男性が56.3％、女性は34.1％で、男性が20ポイント以上高い結果となりました。また、交際相手に「自分の年収より高い」年収を望むと回答した男性は8.0％に対し、女性は半数以上の51.7％となり、同社は「男女間の賃金格差の影響が関係している他、男女平等な社会参画が推進されている中でも、女性は妊娠や出産で一時的に働けなく可能性を考慮し、自分よりも経済力がある交際相手を求めているのかもしれません」とコメントを寄せています。

オトナンサー編集部