「社宅のママ友」が織りなすミステリーコミック　子どもをめぐって崩れていく人間関係

2023年10月4日、漫画家・ゆむいさんの新著『犯人は私だけが知っている～母たちは静観する～』（KADOKAWA）が発売された。

本書は、育児や日常の出来事を描く4コマ漫画ブログ「ゆむいhPa」で知られ、代表作「夫の扶養からぬけだしたい」シリーズが累計25万部を突破した人気漫画家・ゆむいさんの新作書き下ろしコミックだ。

本作のテーマは、子供を同じ幼稚園に通わせるママ友4人の人間関係。子供たちが引き起こしたある事件をきっかけに、その関係が揺れ動く様子がリアルに描かれる。誰が犯人なのか、真実がはっきりしない中、それぞれの母親が秘密を抱え、思惑が交錯し、真実がわからなくなっていくミステリー仕立ての作品となっている。

作中ではドキッとするようなリアルなセリフや表現も。「当事者たちすら知らないうわさが幼稚園中に広がってしまう」、「目撃者がいない子ども達のトラブル」、「子供同士でトラブルがあったけど、会社の上司だから強く言えない」などなど、絶妙にありそうなママ友トラブルが、とある社宅を舞台に描かれている。

「自分の子を守りたい」という強い気持ちの押し付け合いで、どんどん崩れていく人間関係。人間関係のトラブルの原因はどこにあるのか。そして、本当の犯人は誰なのか？ 誰しもが当事者になり得て、「私だったらどうするだろう？」と考えながら読み進められる作品だ。

■ゆむいさんプロフィール
イラストレーター・ブロガー。育児や日々の出来事を中心とした４コマ漫画で3学年差兄弟の成長を記録しているブログ「ゆむいhPa」を運営。著書に『夫の扶養からぬけだしたい』『ママはパパがこわいの？ 夫の扶養からぬけだしたい～ゆうかの場合～』（ともにKADOKAWA）等。レタスクラブニュースにて「わが家に地獄がやって来た」のコミック連載など、幅広く活躍中。