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経営者夫と結婚しながらイケメンシェフと不倫…。寂しさに耐えられず、人妻が犯した愚かな過ち【前編】

  • 2023.10.7

人はどんなきっかけで不倫をするのでしょうか? 不倫経験のある女性に、不倫をしてしまった理由を尋ねると「寂しかったから」という答えが返ってくることが多いです。夫婦仲が原因で心に寂しさを抱き、それを埋めるために外で出会った男性と関係を持ってしまうのだとか…。今回は、夫とうまくいかずに満たされない思いを抱き、不倫の道に足を踏み入れてしまった愛華さん(28)のエピソードを紹介します。

経営者の夫に溺愛されて、専業主婦に

「夫の貴也とは、私が25歳の時に結婚しました。彼はベンチャー企業の経営者で、10歳年上です」

二人の出会いは、愛華さんが派遣でオフィスビルの受付の仕事をしていた時。貴也さんが経営する会社がそのビルに入っていたそうです。

愛華さんに一目惚れしたという貴也さんが、猛烈なアプローチをして二人は付き合うことになり、とんとん拍子で結婚も決まったと言います。

「最初は彼から溺愛されていて、幸せだったんです。『仕事も辞めていいから、愛華は家で好きなことをして過ごしたらいいよ』と言ってくれました。

実は私、料理や掃除は大の苦手なんです。だから専業主婦になることには抵抗がありました。だけど受付の仕事はストレスも多くて…。それで思いきって仕事を辞めることに決めました」

こうして、結婚を機に専業主婦となった愛華さん。習い事をしたり、エステに行ったり、近所のおしゃれなレストランでランチをしたり。セレブ妻ライフを謳歌していました。

ところがそんな日々は、長くは続かなかったのです。

激務の夫に不満を覚えた妻は…

「結婚して1年経った頃から、貴也の会社が事業を拡大することになったんです。仕事がそれまで以上に忙しくなり、出張も増えました。それで少しずつ寂しさが募ってきて…。夜遅くに夫が帰宅するまで、誰とも会話しない日が続きました。もともと私は接客業だったので、人と話すのが好きなんですよね。

退屈しのぎに、Instagramをまめにやるようになりました。もともと持っていたアカウントとは別に、グルメアカウントを作ってみたんです。貴也のおかげで、予約の取れない高級店にはかなり足を運んできました。その写真を投稿していたら、どんどんフォロワーが増え始めて、グルメなインスタ友達が増えていったんです」

愛華さんは、そこからインスタにハマり始めました。普通の人では決して行けない高級店や、予約困難で知られる名店に行っていることで、たくさんの賞賛コメントがつき、優越感に浸っていたそうです。

「インスタで繋がった友達に誘われて、グルメ会にも参加するようになりました。私は仕事をしておらず収入がないので、もちろん支払いは貴也のクレジットカードですが…。最初は貴也も『楽しそうじゃん、行っておいで』と言ってくれていたんです。

一度グルメ会に参加すると、また次も誘われて、知り合いもどんどん増えるのでお誘いも増えていきます。家にいても寂しいだけだし、誘われたらなるべく行きたくなってしまって、夜出かけることも増えてきました」

夫・貴也さんとの関係がギクシャクし始めたのはその頃からでした。

たまに仕事が早く終わって帰宅しても、出かけていていない妻。遊んでばかりいる妻のために、自分がお金を払うことに対して、貴也さんも不満をこぼすようになりました。

「貴也の言うことはもっともです。私も反省しました。それでグルメ会に行くのは月に1回程度にすると約束して、家でおとなしく過ごすようにしていました。

でも、1か月ぶりに行ったグルメ会で、出会ってしまったんです…」

夫に内緒で、禁断の関係がスタート

「その日訪れたビストロのシェフが、私のタイプど真ん中で…。しかも偶然、年齢も出身地も同じだったことから意気投合したんです。すぐに連絡先を交換しました」

その日以来、愛華さんはシェフの慎吾さんと連絡を取るようになりました。最初はLINEで会話をするだけでしたが、夫の出張のタイミングで彼の店に行って、閉店後も二人で過ごすようになったといいます。

「慎吾は見た目が好みなだけじゃなくて、カラダの相性もいいんです。夫は10歳年上ですが、慎吾は私と同い年なので親近感もあり、一緒にいてとにかく楽。

人気店のイケメンシェフということもあって女性のファンも多いみたいで、彼とデートしていると得意げな気持ちになりましたね。

とはいえ、慎吾のことがどんなに好きでも、夫と離婚するつもりは一切ありませんでした。稼ぎは夫の方が全然上ですから。慎吾も遊び人タイプなので、束縛されないこの関係が楽だったみたいです」

経営者の年上夫を持ち、裕福な暮らしを送りながらも、同い年のイケメンシェフと刺激的な恋愛を楽しんでいた愛華さん。

理想の夫と恋人の両方を手に入れたような気持ちになり、心も満たされたといいます。

ところが彼女を待ち受けていたのは、衝撃の結末でした。

人は、ないものねだり。他人から見たら羨むような暮らしを手に入れても、心が満たされないと、寂しさから不倫に走ってしまう人もいるようです。

夫婦関係がうまくいかないからといって、他の男性で心の隙間を埋めようとしても、全く解決にはなりません。現実から目を背けて不倫に走ることだけはしないようにしたいものです。

©Kapinon/Adobe

文・取材 小泉幸

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