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やめたら秋冬物もかさばりません! 専門家&女性約100人に聞いた「クローゼットの収納術」

  • 2023.10.7

急に気温が下がり、慌てて長袖を引っ張り出したというかたが多いのではないでしょうか? そろそろ秋冬服を…という今の時期に発生するのが「この服どうしようか」問題と「クローゼットがパンパン」問題。これらの問題を解決すべく、収納のプロ、スタイリスト、女性100人調査の結果をまとめました。

スタイリスト直伝! 服を手放す判断基準

スタイリストの角佑宇子さんに、季節の変わり目や衣替え時に役立つ、服を手放す判断基準を教えてもらいました。

迷ったら「その服、今の私に似合ってる?」と問いかける

洋服は単なるモノではなく、“今の自分”を象徴する「アイコニック的な存在」と捉えることが大切です。皆さんも、前まで好きだった服が今はあまり好きになれないというような経験をしたことはないでしょうか? 筆者は以前までワイドパンツが好きでしたが、最近はミニ丈のスカートを好んで履くようになったため今年はワイドパンツをすべて捨てました。

このように自分の価値観の変化に合わせて、欲しい服も必然的に変化していくので、クローゼットには基本的に「今の私が一番好きな服」だけを残しておくと良いです。この時「また着るかもしれない」という考えが脳裏に浮かびますが、情けをかけずに捨て去ってください。

そう、服の整理でもっとも不必要なのが、もったいない精神。他にも「あまり着ていない服」「昔気に入っていた服」「高かった服」などです。どんなに情がうつっていても今の私に似合わなければ、それは捨てるべきお腐れ服。選別に迷った時は「この服は、今の私に似合ってる?」と、自分に問いかけて。

お腐れ服をとっておくのはやめましょう!

※ 文・イラスト 角 佑宇子
※ 2022年12月17日配信

かさばる秋冬服のクローゼット整理術

春夏と異なり、秋冬のファッションは分厚くてモコモコしているものが多め。だからクローゼットがパンパンになりがちなのでは? そこで、整理収納アドバイザーののぞみさんに、ごちゃごちゃしがちな秋冬のクローゼットの収納のコツを教えてもらいました。

薄手のハンガーで統一して、本数を限定する

厚みや色がバラバラのハンガーを使用していると、見た目がごちゃつきやすくなり、アイテムを探しにくくなってしまいます。またプラスチック製の滑りやすいハンガーだと、洋服が度々落ちてきてしまう上、ハンガーにかけるのを面倒に感じてしまうかもしれません。

そんなときは、滑りにくい起毛加工やラバー加工の薄手ハンガーに替えてみてください。パイプの長さに合わせて、ハンガーの数を増やしすぎないこともポイントです。

パイプの長さ(cm)÷ハンガーに洋服をかけたときの平均的な厚み+ゆとり(3cm、厚手のものは5cm)×0.8

で計算すると、ぎゅうぎゅう詰めにならず、ほどよいゆとりのあるハンガーの数が分かりますよ。

ハンガーをたくさんとっておくのをやめて、使いやすいものに統一しましょう。

すっきり見やすいニットのたたみかた

ニット類はハンガーにかけると伸びたり、首回りが広がってしまったりすることがあるので、基本的には畳んで仕舞っておくのがおすすめです。

ポイントは、ニットを3つ折りにして、上下に重ねないようにすること。上から重ねて仕舞うと下のニットが取り出しにくい上、重みでシワがついてしまう可能性もあります。引き出しの高さに合うように、3つ折りにして立てて仕舞っておきましょう。

のぞみ
シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani

※ 文・のぞみ
※ 2022年10月29日配信

女性100人が実践しているクローゼットの収納テク

ライフスタイルに関心が高いanan Beauty+ clubのメンバーに「クローゼット収納」で心掛けていることを教えてもらいました。

「1シーズン終わってまったく着なかったものは処分対象として考える」(40歳・経営者)

こちらも靴同様、こまめに処分するというコメントが多く寄せられました。目安として多かったのが、シーズンごとの見直し。そのシーズン1度も着ていないものは処分対象と考える人が多いようです。

「体形やパーソナルカラーに合わないものは思い切って処分する」(30歳・主婦)

処分に悩んだら、一度着てみるのがおすすめ。鏡に映る自分に似合っているのかをじっくり観察してみましょう。似合わないと感じたら、処分のタイミングかも。

「ハンガーラックを2段にするグッズをつけました」(32歳・その他)

ハンガーバーにかけるだけで収納を増やすことができる、画期的なグッズがあるとのこと。そのグッズを使うと1本のハンガーバーが2段になり、よりたくさんの洋服をかけられるんです。洋服の量を減らさずスッキリ見せたい方は、ぜひチェックしてみてください。

※ 文・比嘉桃子
※ 2023年9月14日配信
(C) Floral Deco/Adobe Stock

クローゼットの中を整えよう

クローゼットの中を整えると、毎日のコーディネートがしやすくなったり、すでに持っている似たような服を買ってしまったなんて失敗がなくなるはず。季節の変わり目の今、ぜひクローゼット内を整理整頓して、秋冬のファッションを楽しみましょう!

(C)sol/AdobeStock

まとめ構成・小田原みみ

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