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東日本大震災の復興期を支えたトラックが東アフリカに!「あなたのトラックはブルンジで活躍中です」

  • 2023.10.7

東アフリカにあるブルンジ共和国で、日本のトラックが走っているのを見かけたという報告がX(Twitter)で話題になっている。

異国で、日本語のステッカーを貼ったまま走るトラック 出典:Togetterオリジナル

ブルンジ共和国は、東アフリカの内陸に位置する小さな国。国土の多くが標高1500mを超える高地で、比較的温暖な気候と言われている。

そんなブルンジ共和国を走る日本のトラックの画像を投稿したのは、国唯一の日本人永住者だというドゥサベ友香(@tomokadusabe)さん。

運転中に目の前を走っていたトラックの荷台の扉をよくよく観察すると「港町復興」「がんばっぺ塩釜」「負けるもんか東北」などと書かれたステッカーがたくさん貼られており、2011年に起きた東日本大震災以降、日本中を走り回っていたことが想像できる。

この投稿にX(Twitter)ユーザーからは、「異国の地でも頑張っているんだ」「東北出身なので、うれしくなります」といった声が集まっている。

復興への思いを胸に東北中を駆け回ったトラックの運転手さん、お疲れ様でした。あなたのトラックは今はブルンジで活躍中です。
出典:Togetterオリジナル

と、投稿文で伝えたドゥサベさんに、このトラックに遭遇した時の気持ちを詳しく聞いた。

ブルンジを走る車のほとんどが日本の中古車

震災復興への思いが詰まった日本のトラックを見かけた気持ちは?

まず、震災からの復興にご尽力したであろうトラックと、その運転手さんの苦労を労わる気持ちが湧きました。そういう地道な努力があって、今の日本があるとも改めて感じました。
引退するどころか、今も貧しいブルンジのために走り回るトラックに「頑張ってね! よろしくね!」という気持ちを抱きました。
出典:Togetterオリジナル

ブルンジ共和国で日本の車を見かけることはありますか?

走っている車のほとんどが日本の中古車です。歌手の浜崎あゆみさんの「A」のロゴステッカーが貼ってある車を見て、2000年代を思い出すこともあります。
また、「〇〇神社 交通安全」というステッカーが貼ってある車が多いです。こちらでも効力があるのかわかりませんが、とにかく安全第一で! と思っています。
出典:Togetterオリジナル

2017年から現地の子どもたちの学業・就業を支援するとともに、そのお母さんたちの経済的自立を支援しているというドゥサベさん。

そんなドゥサベさんは日本車を見て日本を思い出した時、何を感じるのだろうか。

現地に住む日本人として、日本の人たちに伝えたいことはありますか?

「遠い異国の地」と思われるかもしれませんが、ここに住んでいるのは私たちとなんら変わらない人間です。人が優しく、ご飯もおいしい良い国なので、ぜひ遊びに来てほしいです。
出典:Togetterオリジナル

日本での任期を終え新しい土地で復興の思いを背負い走る、日本のトラック。現地の人たちにも、その思いは引き継がれていくことだろう。

ドゥサベさんのブログ記事によると、ブルンジ共和国へはアライバルビザ(※)で訪れることができるそう。興味を持った方は、ぜひブルンジ共和国について調べてみては。

※入国にビザが必要な国の一部で発行される、現地到着時に空港で取得可能なビザ

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