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人気エディター・川口ゆかりの「ふたり暮らしのおしゃれレシピ」第69回「箱根で愉しむおこもり旅」

  • 2023.10.7
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夏の疲れが出やすいこの時期。ゆっくりと温泉で癒して、リフレッシュしてみませんか? 都心から近い温泉地でありながら四季折々の美しい景色を満喫できる箱根エリアで、本当は秘密にしておきたい! とっておきのラグジュアリーホテルを紹介します。

お気に入りはスモールラグジュアリーホテル「はつはな」

2022年9月、箱根湯本温泉の閑静な奥湯本地区にリニューアルオープンした「はつはな」は、客室の露天風呂・大浴場・貸切風呂、すべての温泉が自家源泉。その泉質は美人の湯とも謳われるアルカリ性単純温泉。57度の源泉に箱根の地下水を混ぜることで適温を保っているのだとか。

25ans Wedding

「はつはな」に訪れるのは今回で2回目ですが、日々の喧騒を忘れ、心ゆくままに箱根の自然を存分に感じることができるロケーション。スタッフの心配りやつかず離れずのおもてなしがとても心地よくって。“おこもり旅”にはぴったりの場所!

広々とした和モダンな空間
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私たちが宿泊したのは、川のせせらぎが聞こえる木立の中に和の落ち着きと、洋の華やかさを融合させた緋(ひき)というお部屋。個室化されたベッドルームは脚触りのよいナグリフローリングを使用していて、まるで木の息遣いが聞こえてくるかのよう。伺った日はホテルに着くなり小雨が降り出しましたが、雨の箱根もまた風情があって素敵でしたよ。

テラスのデイベッドで自然を感じながら寛ぐ贅沢
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「はつはな」には男女入れ替え制になった2つの大浴場や趣の異なる4つの貸切露天風呂がありますが、私はお部屋の露天風呂に入って、のんびり過ごす“おこもり旅”が好き。季節や時間帯によって移ろう湯坂山の絶景はもちろんのこと、夜には満天の星空が広がり、とってもロマンチックなんです。誰にも邪魔されず、ふたりっきりでゆっくりとくつろぎたい、そんな花嫁世代におすすめです。

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お食事の前後には、湯治を知り尽くした温泉ソムリエの知恵を融合させたオリジナルメソッド“温泉セラピー”の施術を受けることに。お食事前はボディケア60分のコース、食後は足裏を中心にした特別メニューを70分。チェリーピローで身体をじんわりと温めながら、しっかりと丁寧にほぐしていきます。忙しい日々でついおろそかになりがちな自分のケアを、スペシャリストに委ねる至福は格別。施術が終わる頃にはぽかぽかと温まって、体が軽くなったよう。もう、至福でしかない!

五感のすべてを刺激する料理長自慢の料理
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お食事は、全卓個室仕様のダイニングはなゑみへ。相模湾・駿河湾で水揚げされる魚介類や野菜をメインとしたモダン懐石をいただきました。先付から始まり、八寸、煮物椀、お造り、焼肴、中皿、炊き合わせ、小田原米のお食事、水菓子とお品書きを見ているだけでもお腹いっぱいに。箱根に居ながらにして極上の相州牛を味わえるのも、この宿ならではの魅力です。

また、このお箸は持ち帰り可能。SDGsの取り組みとして、箱根檜の間伐材を使用しているのだとか。客室のアメニティを置かず、プラスチックごみ削減問題に貢献している点も「はつはな」の好きなところ。

彩り鮮やかな朝ごはんでパワーチャージ
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特筆すべきは、朝ごはん。丁寧につくられたお食事といい、ロケーションといい、素敵以外の何ものでもありません。普段はバタバタと済ませることが多いぶん、こうしてゆっくりおしゃべりながら朝食をいただけるのは、体も心も満たされる時間ですよね。

深い森に包まれた箱根には、どこか”おこもり感”が漂います。そんな”おこもり感”に浸りながら自然と一体となった開放感をも独り占めできる「はつはな」。結婚記念日やお誕生日などの特別な日に味わってみませんか?

*この記事は2023年10月7日時点のものです。

写真・構成/川口ゆかり

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