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【漢字】「南瓜=すいか」は間違い!読めそうで実は読めない漢字5選

  • 2023.10.7

さて、今回の漢字記事は、「秋と言えば…」をテーマに、「秋を象徴する漢字」を集めてみました。「秋」と言っても初秋と晩秋で大きく変わり、暦と現実のずれもありますので、一応の線引きとして、「俳句の季語」の括(くく)りで選びました。前編の今回は食べ物を中心に紹介します。

1.「南瓜」

なんて読む?

正解:「かぼちゃ」
「西瓜(すいか)」と並ぶ漢字クイズの定番。「瓜」の字が示すように、ウリ科の植物です。地方によっては「なんきん」とも。「冬至」に食べることから「冬」のイメージがありますが、「秋」の季語です。

2.「胡桃」

なんて読む?

正解:「くるみ」
落葉高木名ですが、その果実自体を指すことが多いでしょう。ナッツ界では、アーモンドやピスタチオなど多くのライバルがいる中で根強い人気を誇ります。ちなみに、9月30日は「胡桃の日」です。

3.「牛蒡」

なんて読む?

正解:「ごぼう」
意外ですが、キク科の植物。多くの料理の材料となりますが、やっぱり「金平牛蒡」でしょう。「午」でなく、なぜ「牛」なのか謎でしたが、「牛蒡」は「蒡」という植物より大きいから「牛」を使うのだとか。

4.「鰯雲」

なんて読む?

正解:「いわしぐも」
秋の空一面に斑点状に広がる雲。この「鰯雲」と「鱗(うろこ)雲」は、同じ「巻積雲(ケンセキウン)」なので違いはなく、その見え方によって呼び分けられているだけだそうです。鰯大漁の兆でもあるとか。

5.「酸漿」

なんて読む?

正解:「ほおずき」
「鬼灯」とも書くナス科の植物。7月9、10日の浅草寺(センソウジ)「ほおずき市」は夏の風物詩ですが、「7月」ですので、れっきとした「秋」の季語です。常用漢字外の「漿」は「汁」を意味します。

はやいもので10月になりました。制服のある学校の多くは、10月1日が「衣替え」の日。かつては一斉に「冬制服」となり、教室の雰囲気が一変したものですが、ここ数年の気候変動の影響もあって、「夏・冬服」どちらでもよい期間を長めに設定するなど、対応に苦慮されていることと思います。では、今回はこのへんで。

《参考文献》「広辞苑 第六版」(岩波書店)/「新明解国語辞典 第八版」(三省堂)/「明鏡国語辞典 第三版」(大修館書店)/「古語林」(大修館書店)/「難読漢字辞典」(三省堂)/「俳句歳時記」(角川書店)

文/田舎教師 編集/菅谷文人(CLASSY.ONLINE編集室)

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