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中日ドラゴンズがオープン戦首位に…!開幕戦の予想オーダーと上位進出に向けて残る懸念点

  • 2024.3.25

中日ドラゴンズはオープン戦最終戦となるロッテ戦を劇的な逆転サヨナラ勝ちで制し、10勝5敗5分け、勝率.667でソフトバンクと並び1位で終えています。これは近年低迷していたチームに大きな自信となる結果であり、ファンも開幕に向けて期待が高まっています。

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写真:産経新聞社

試合は序盤からロッテの先発・佐々木投手の前にドラゴンズ打線が沈黙。最速162キロの相手にドラゴンズ打線は6回までわずか2安打に抑え込まれます。一方、ドラゴンズの先発メヒア投手は初回にフォアボール絡みで1点を失いますが、その後は立ち直り、5回を1失点でまとめます。

6回以降は両チームのリリーフ陣が踏ん張り、試合は1-0のまま最終回を迎えます。9回裏、ドラゴンズは先頭の三好選手がツーベースで出塁すると、続く田中選手が送りバントを決め、1アウト3塁のチャンス。ここで代打・中島選手が詰まりながらもセンター前にタイムリーヒットを放ち、同点に追いつきます。さらに細川選手がヒットを放ち、1アウト1,3塁とチャンスを広げ、最後はディカーソン選手が犠牲フライを放ち、劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めています

オープン戦全体を通してのポイント

①驚異的な投手力
チーム防御率は驚異の1.97を記録。オープン戦の開幕戦で10失点したことを考えると、それ以降の試合での投手陣の安定感は特筆すべきものがあります。特に、先発ローテーション入りが確定しているメヒア投手(防御率0.90)と梅津投手(防御率1.13)は、それぞれ安定したピッチングを披露しています。

②勝負強い打撃
オープン戦チーム打率は.216と低調でしたが、得点圏打率は.300を超え、ここぞという場面での勝負強さが光りました。特に、代打の切り札として期待される中島選手は、オープン戦で打率.333、得点圏打率.600と勝負強さを発揮しています。

③若手の活躍
三好選手、田中幹也選手以外にも、新戦力のロドリゲス選手、尾田選手など、多くの若手が活躍を見せています

開幕予想スタメン

ロッテ戦での活躍により三好選手、田中選手、高橋周平選手が上位打線を形成し、中田翔選手が4番に座ることが濃厚です。外野陣は岡林選手が右肩ケガの影響もあり2軍スタート。三好選手、ディカーソン選手、細川選手がレギュラー筆頭ですが、大島選手や鵜飼選手も控えており、まだまだ激しい競争が続きます。

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TRILL作成

 

先発ローテーション

柳投手、小笠原投手、大野投手に加え、涌井投手、メヒア投手、梅津投手が先発ローテーションを形成する可能性が高いです。開幕投手候補だった髙橋宏斗投手は、フォーム固めに苦労しており、立浪監督は二軍調整で焦らせない方針を示しています。

根尾投手、高橋宏斗投手、石川昂弥選手など、将来の主力候補が2軍で調整を続けています。彼らが1軍に昇格してくるようになれば、チーム力はさらに向上するでしょう。

オープン戦首位も、残る懸念点

まだまだ打線の繋がりが課題として残ります。ドラゴンズは先発投手から点を奪うことができておらず、シーズンに入ると相手先発の球数も増え、オープン戦のように早い回で降板することは期待できません。鉄壁のリリーフ陣を活かすためにも、先制点を挙げて、守り勝つ野球を目指したいところです。

課題は残るものの、オープン戦優勝で勢いに乗る中日ドラゴンズ。開幕ダッシュを成功させ、優勝争いに名乗りを上げることはできるのか!!

ピックアップ選手

三好選手

オープン戦最終打席で値千金の同点ツーベースを放ち、開幕スタメンをほぼ確実なものにしています。ここ数戦全くヒットが出ずに苦しむなかで、最後に素晴らしい結果を残しています。一番センター三好選手の活躍に注目です。


※本記事は3/24の情報です

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