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チーム防御率は12球団ダントツ1位の"2.03"!「守り勝つ野球」を掲げる立浪ドラゴンズは4年振りのAクラス入りなるか

  • 2024.3.21
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写真:産経新聞社

中日ドラゴンズは3月20日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦に勝利し、オープン戦4連勝を飾っています。これで残り3試合を残して負け越しがなくなったドラゴンズは、5割以上の成績が確定し、オープン戦順位3位に浮上しています。

中日は細川選手のホームランで先制、その後追加点は奪えませんでしたが、1-0の完封勝ちで勝利しています。 投手陣は小笠原投手が6回0失点と好投し、リリーフ陣も無失点に抑えています。 守備も堅く、連日ショートを守るクリスチャン・ロドリゲス選手がピンチで難しい打球を処理し、失点を防いでいます

楽天は先発の岸投手が5回1失点とまずまずの投球を見せましたが、打線が繋がらず、無得点で終えています。

中日はオープン戦4連勝で3位に浮上し、開幕に向けて良い流れを作っています。

立浪監督が掲げる「守り勝つ」野球

現在のドラゴンズの好調の要因は、堅い守備と安定した投手陣にあります。チーム防御率は12球団トップとなり、特にリリーフ陣は安定感抜群です。楽天戦で登板した勝野投手、清水投手はフォアボールを出す場面もありましたが、要所を締め、無失点に抑えています。 

立浪監督は「守り勝つ」野球を掲げており、開幕戦の二遊間はロドリゲス選手と田中幹也選手が基本線となる見込みです。しかし、村松選手もセカンドとショートの両ポジションでアピールを続けており、開幕後も激しい競争が繰り広げられることが予想されます。村松選手はオープン戦で打率.333、出塁率.341、長打率.458と好成績を残しており、守備面でも成長を見せています。ただ広いバンテリンドームでの戦いとなると、センターラインの守備を固め、守り勝つ野球で戦っていく方針を立浪監督は示しています。

また、サードやレフトのポジション争いも激化しており、開幕スタメンの顔ぶれはまだ不透明な状況です。ここにきて高橋周平選手が好調なこともあり、若手の主砲石川選手のスタメンが確約されていません。昨シーズンは経験不足を加味されながら、チームの4番を任されることが多かった石川選手は、早くも正念場を迎えています。また現在右肩故障中の岡林選手は3月22日から守備復帰予定ですが、開幕に間に合うかどうかは微妙なところです。

注目ポイント

2軍では松木平投手が7回無失点9奪三振と好投。チェンジアップが冴え、今後の活躍が期待されます。先発ローテーション入りを期待したいところですが、支配下枠の関係もあり、1軍のマウンドは7月頃になるかもしれません。

また尾田選手は2軍の試合に出場後、1軍の試合にも代走で途中出場。尾田選手も育成選手ですが、ドラゴンズには代走の切り札がいないため、開幕前の支配下は濃厚です。首脳陣からの期待の高さが伺えます。

開幕戦レフトの出場に期待がかかる新助っ人ディカーソン選手は打率が低迷しています。しかし、44打席で出塁率341と選球眼の良さは光ります。得点力不足の起爆剤として、チームに貢献できるか注目です。

オープン戦残り3試合で、開幕スタメンや開幕ローテーションが固まってくることが予想されます。特に注目されるのは、二遊間、サード、レフトのポジション争いです。また、投手陣では開幕ローテーションの6番手争いにも注目が集まります。

ドラゴンズはオープン戦で好成績を残していますが、シーズンに入るとより厳しい戦いが待っています。チーム一丸となって戦い、Aクラス入りを目指すことができるのか、期待しましょう。

ピックアップ選手:細川成也選手

細川選手はオープン戦で打率.314、出塁率.407、OPS.956と驚異的な数字を残しており、得点圏打率も高いです。チーム全体の得点力は課題として残りますが、細川選手を中心にクリーンナップが機能すれば、得点力は向上するでしょう。昨シーズンの24本塁打を超えることができるのか、注目です。


※本記事は、3/21の情報です

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