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【中日】中田翔に待望の一発で開幕戦へ弾み…得点力不足に悩む"強竜打線"の復活の起爆剤となれるか

  • 2024.3.7

オープン戦も中盤に差し掛かり、開幕戦への士気が高まるなか、中日ドラゴンズの戦力は着実に整ってきています。

3月6日、ドラゴンズは京セラドームで季のパリーグ王者・オリックスと対戦し、先発の柳裕也投手が4回1失点と好投し、打線は中田翔選手のソロホームランで同点に追いつく。その後両チーム譲らない投手戦となり、そのまま試合は1対1の引き分けに終わっています。

中田選手がオープン戦初ホームラン!

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写真:産経新聞社

オープン戦序盤は打率が低迷していた中田選手でしたが、ついに待望の初ホームランを放っています。

4回表1アウト走者なしで迎えた打席、1球目のストレートを鋭く振り抜きレフトスタンドへ同点ホームランを記録。春季キャンプからは思うように調子が上がらず、打撃フォームの固定に苦しんでいただけに、この一発が復調の兆しとなるかもしれません。
まだ納得していない」と本人は語るものの、ベテランはここから状態を上げてくるでしょう。打撃フォームを和田コーチと模索していることもあり、開幕までの調整に注目です。

野手陣は、開幕スタメン争いが激化

若手では細川成也選手が調子を上げてきています。いまだホームランこそ出ていませんが、試合では鋭い打球を飛ばしており、四球も多く4割近い出塁率を残しています。守備でも安定感のあるプレーを見せており、開幕スタメンへのアピールに成功しています。

一方この日ヒットが出なかった三好大倫選手は、開幕スタメンが微妙な状況です。ここまでキャンプから猛アピールを続けていましたが、ここにきて出場機会が減ってきています。ビシエド選手、福永選手もオープン戦で結果が振るわず、開幕スタメン争いは激しさを増しています。

2軍で調整していた田中幹也選手が近日1軍合流と噂されています。二遊間が固まっていない現状で、守備力が持ち味の田中選手は競争をさらに激化させる存在となるでしょう。

盤石な投手陣

投手陣は先発・リリーフともに層が厚く、競争が激しい状況です。大野雄大投手、涌井秀章投手、柳裕也投手といったベテランに加え、昨年の開幕投手・小笠原慎之介投手、プロ初の2桁勝利を狙う、高橋宏斗投手といった若手も着々と調整を進めており、開幕に向けて楽しみな状況です。

リリーフ陣は18イニング連続無失点と好調を維持しています。守護神のマルティネス投手の他、松山晋也投手、清水達也投手、藤嶋健人投手、左腕の齋藤綱記投手といった盤石な布陣が揃っています。 

一方、初の開幕ローテ入りを目指す根尾昂投手は、一軍のマウンドに向け調整中です。前回登板では制球を乱し、自身の持ち味を発揮できず課題が見つかっています。ここから状態を上げ、開幕までに1軍昇格を果たせるかが注目です。

立浪監督「4番は中田でほぼ確定」

 立浪監督は試合後、「4番は中田でほぼ確定」と明言しています。クリーンアップの3番、5番は細川選手、石川昂弥選手、ディカーソン選手、岡林勇希選手らの中から選ぶことになるでしょう。長年得点力不足に悩む打線を、中田翔選手が解決することはできるのか。ベテランの経験と勝負強さを武器に、フルシーズンの活躍が期待されます。

ピックアップ選手:中田翔選手

 序盤の不振からいっきに打って変わり、オープン戦初本塁打を放っています。新しいチームの顔として役割を担う中田選手の一撃に、ベテランの風格と実力が伺えます。中田選手は勝負強さにも定評があり、2020年シーズンは108打点を記録。勝負所で結果を残す打撃で、4番としてチームを牽引します。


今季は大幅な補強により、着実に力を蓄えている中日ドラゴンズ。開幕に向けて競争が激化し、チーム全体の士気も高まっております。ベテランの活躍、若手の台頭、そして投手陣の好調と、開幕に向けて楽しみな要素が詰まっています。

オープン戦はまだまだ続きます。ドラゴンズの熱い戦いに期待しましょう!


※本記事は、3/6に情報です

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