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「歴代最強だと思う浦和レッズのFW」ランキング! 3位「興梠慎三」、2位「福田正博」を抑えた1位は?【サッカーファン110人に聞いた】

  • 2024.2.29
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写真:PIXTA

いよいよ2024年シーズンが開幕したJリーグ。ちょっと気が早いかもしれませんが、新シーズンのスタートにあたって話題となるのは、やはり今シーズンの優勝争いの行方でしょう。そのなかで優勝候補の一つとして挙げられるのが、第1節のサンフレッチェ広島戦こそ敗戦を喫してしまいましたがノルウェー代表の監督も務めたペア・マティアス・ヘグモ氏を新監督に招聘したことに加え、攻撃的な選手を中心に大幅な補強に成功した浦和レッズです。

今季のカギを握るのは、攻撃的な選手の得点力。浦和には、その発足当初からFWを務める得点能力の優れたストライカーがゴールを重ね、幾多の勝利をモノにしてきた歴史があります。今シーズン、その系譜に名を連ねるようなストライカーの出現を待っているというサポーターの方も多いことでしょう。

Jリーグ屈指の人気、そして戦力を誇るレッズですが、サッカーファンが“歴代最強”だと思うFWはいったい誰なのか?

そこで今回は、サッカーファン110名を対象に「歴代最強だと思う浦和レッズのFW」についてアンケートを実施。そこで得られた回答結果をランキング形式で紹介します。

なお、このアンケートでは、「最強」の定義自体を回答者の方に委ねているので、投票理由も多岐に渡ります。在籍期間は問わず過去浦和レッズに所属し、一時期でも「FW」として強烈な印象を残した選手が対象です。

それでは早速ランキングの上位を見ていきましょう。

【第3位】興梠慎三(21票)

第3位は、興梠慎三選手が入りました。

37歳の大ベテランとして、今シーズンも浦和レッズのロースターに名を連ねる興梠選手。J1通算167ゴール(2月24日現在)は、歴代2位の記録です。

興梠選手は、1986年7月31日生まれの宮崎県出身。同県のサッカー強豪校、鵬翔高校から2005年に鹿島アントラーズに加入し、2007年シーズンからレギュラーをつかむと、得点嗅覚に優れたFWとして、チームのリーグ3連覇に貢献するなど、その才能を開花させます。そして2013年、当時浦和を率いるミハイロ・ペトロヴィッチ監督の数年来のオファーに応えるかたちで、浦和へと移籍しました。

その後、興梠選手は同監督独特の攻撃スタイル、1トップ2シャドーの1トップに位置するFWとして君臨。2013年〜2020年まで8シーズン連続の二桁得点に加え、2017年には日本人選手として通算2人目となるシーズン20ゴールを奪うなど、「浦和のエース」としての地位を確立しました。

プロになって20年目となる2024シーズン。若い選手が増えたチームにおいて、興梠選手の存在は貴重です。第1節のサンフレッチェ広島戦では、早速途中出場を果たし、鋭いプレーを披露。今シーズンもレジェンドFWの活躍に期待したいところです。

体の使い方がうまい、シュートがうまい、ボールの収め方が一流、年齢を重ねても進化し続けていてゴールの数もかなり多く、周りを見れて活かせる選手なので。(27歳・男性)
ボールのおさめかた、仲間の活かし方がとても上手い選手。毎年安定した成績を残しており、どのチームにいっても監督からの信頼もあつくてシュートもうまいので。(29歳・女性)
相手DFとの駆け引きの上手さ、パスを受ける際の一瞬の素早い抜け出し、ゴール前でシュートを打つ際の冷静さ等活躍するFWの要素をたくさん持っているため。(28歳・男性)
派手なプレーはないが、堅実にゴールを積み重ねていく姿にいつも感心させられていました。リーグ戦だけでなくAFCチャンピオンズリーグでも結果を残してきたので、浦和レッズに不可欠な選手でした。(32歳・男性)

【第2位】福田正博(26票) 

2位に入ったのは、“ミスターレッズ”こと福田正博選手です。

福田選手はJリーグ初期の浦和を象徴するレジェンド選手の一人です。

中央大から浦和の前身である三菱重工サッカー部に入ったのは1989年。意に反してチームは日本リーグの2部に落ちていましたが、ルーキーイヤーでいきなり36ゴールを奪い、得点王になるという離れ業を演じます。その後、Jリーグ発足に合わせて自身も浦和レッズの一員として、プロ契約を結びました。

Jリーグ初年度の1993年と1994年はチームが低迷し、自身もゴールを奪えずに苦しみましたが、1995年に才能が開花。32ゴールを奪い、外国籍選手を抑えて日本人選手初の得点王に輝きました。引退まで浦和に所属するなど、チームを牽引し続けた姿勢を含め、「浦和レッズのFW」として最高の実績を持つ選手といえるでしょう。

ただし、90年代の浦和は成績が安定せず、1999年にはついにJ2への降格を余儀なくされます。降格の瀬戸際にあった最終節、福田選手が延長Vゴール(延長戦でゴールが入った時点で試合が終了する試合形式)を決めたものの、実は延長に入った時点で降格が決まっており、勝利を全く喜ぶことができなかったというシーンは「史上最も悲しいVゴール」としてJリーグの歴史に刻まれています。

Jリーグ発足当初から屈指の人気クラブだった浦和のFWとして、常にゴールを狙い続けた福田選手。コメントにもあるように、クラブ愛にあふれる姿勢が、いまだに多くの浦和サポーターに愛されている理由かもしれません。

得点力と決定力でJリーグ黎明期から浦和を牽引していました。クラブ愛溢れる姿勢もファンを魅了していました。(38歳・男性)
低迷期の浦和レッズでただ一人輝いていた。今のレッズがあるのは彼のおかげだと思う。(47歳・男性)
 Jリーグ初期からレッズのFWを務めたレジェンドで、日本代表経験、得点王にも輝き「ミスターレッズ」の名にふさわしいまさに浦和レッズの象徴的な人物だから。(38歳・男性)
ミスターレッズと言われるまさに浦和レッズのレジェンドといってもいいくらいの知名度と活躍をした選手だと思います。特に印象に残っているのがJ2降格試合で決めたVゴールで、このゴールは世界で一番悲しいVゴールと言われる程インパクトを残したゴールでした。こういった記録や記憶も含めて彼がレッズ最強のFWだと思います。(43歳・男性)

【第1位】エメルソン(33票) 

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写真:アフロスポーツ

第1位には、ブラジル出身のエメルソン選手が選ばれました。

彼が浦和に在籍したのは2001年シーズンの途中から、2005年シーズン途中までのわずか4年のこと。在籍期間は短いですが、それだけ強烈な印象を残したFWだったといえます。

エメルソン選手は、2000年、コンサドーレ札幌にブラジルの強豪サンパウロから期限付き移籍でやってきました。すぐにそのシーズンに31ゴールを奪い、クラブのJ1昇格に貢献。そして翌年、川崎フロンターレを経て2001年の7月より浦和に移籍し、2003年にはリーグMVP、2004年には27ゴールで得点王を獲得しました。

プレーの特徴は、なんといっても爆発的なスピードにあります。一瞬で相手を置き去りにするその速さに、相手DFは緊張を強いられていたはず。得点への嗅覚、そしてゴール前での冷静さを併せ持つ、生まれながらにしてのストライカーでした。その才能を海外のクラブが放っておくはずもなく、エメルソン選手は破格の移籍金でカタールのクラブへと移籍していくことになります。

ただその後、エメルソン選手が偽名を使い、年齢を詐称していたことが発覚。これには、多くのサッカーファンが驚かされましたが、浦和で見せてくれたプレーはまぎれもなくホンモノであり、その名前は浦和の歴史を作った最強FWの1人として、Jリーグの歴史に刻まれています。

決定力、打開力、スピード、どれをとっても一流。(36歳・男性) 
一人で打開できるスピードを活かしたドリブル突破からのゴールがポイントです。最初からトップギアでスピードに乗ったドリブルは簡単に相手を置き去りにするほどの速さです。決定力も格別で100試合ほどの出場で70ものゴールを奪ってきた実績は歴代最強の名に相応しいと思います。(32歳・男性)  
しなやかにゴールを狙う臭覚が凄いです。きづいたらゴール前にいるし、決定力も凄いです。得点王の実績もあるので、総合的に1位だと思います。(41歳・男性)
抜群のスピードとフィジカルの強さ、正確なシュートでゴールを量産していました。特にDFとの1対1では絶対に負けないような、圧倒的な個の力のある選手だったので。(39歳・男性)
実績はもちろん、ボールを持つだけで得点の香りがして、最高にワクワクさせられる選手だったから。(37歳・女性)

4位以下の選手とコメント 

ワシントン(15票)

PA内ではまるで敵なしと思える程でした。角度の無い所からでもしっかりとゴールを決めるし、当時は日本人には止められないのではないかと思っていました。(59歳・女性)

田中達也(5票)

小さい体で大きな選手に立ち向かっていく姿がとても印象的でした。スピードのあるドリブルは、いつもわくわくさせてくれていました。(35歳・女性)

岡野雅行(3票)

日本人離れした圧倒的なスピードで相手DF陣を何度も切り裂いたので。(31歳・男性)

結果はこちら

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回答結果を元に作成したグラフがこちらになります。

4位にはクラブ在籍はわずか2年ながら大型FWとしてチームを牽引したワシントン選手が、5位にはスピードに乗ったドリブルを得意とする田中達也選手が入りました。

はたして今後、最強FWの系譜に居並ぶストライカーは現れるのか。今シーズンの活躍に期待しましょう。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)

調査実施日:2024年2月20日

調査対象:全国の20代~60代

有効回答数:110

※記載している回答は原文ママ

※2024年2月25日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「選手」で統一しています。

※サムネイル写真出典:PIXTA

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