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「歴代最強だと思うACミランのフォワード」ランキング!3位「インザーギ」、2位「イブラヒモビッチ」を抑えた1位は?【サッカーファン112人に聞いた】

  • 2024.3.13
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写真:PIXTA

白熱のサッカー欧州各リーグ。後半戦に突入し、イタリアのセリエAでは1位がインテル・ミラノ、2位がACミラン、3位がユベントスと人気・実力を兼ね揃えたクラブが上位につけています。 ※3/11時点

そのなかでミランは、19回のセリエA優勝、7度のチャンピオンズリーグ制覇を誇るビッグクラブ。現在はオリヴィエ・ジルー選手(フランス)、クリスティアン・プリシッチ選手(アメリカ)などが前線の選手として活躍しています。

ACミランでは過去にも様々なFW(WG)が観客を魅了しましたが、ファンが“歴代最強”だと思っている選手はいったい誰なのか?

今回はサッカーファン112名を対象に「歴代最強のACミランのFW」についてアンケートを実施しました。

そこで得られた回答結果をランキング形式で紹介します。

なお、「最強」の定義自体を回答者の方に委ねているので投票理由も千差万別です。また、なかには時期によって他のポジションで起用された選手もいますが、本アンケートでは回答の対象としています。

それではランキングを見ていきましょう。

【第3位】フィリッポ・インザーギ(20票)

第3位はフィリッポ・インザーギ選手がランクインしました。

イタリア出身で、1991年にピアチェンツァでプロキャリアをスタートさせたインザーギ選手は、パルマやユベントスなどのクラブを経て2001年にミランへ移籍。加入1年目の2001-2002シーズンから20試合で10ゴールをマークし、翌2002-2003シーズンにはチームトップの17得点を決めました。

彼が得意なのは、抜群のタイミングで抜け出して相手DFの背後を取り、GKとの1対1を冷静に制する得点パターン。クロスに合わせるのも巧みで、ペナルティエリア内でこぼれ球を押し込んでネットを揺らす試合も多く、回答理由には「気づいたらゴールを奪っている。気づいたら、ディフェンスラインの裏にいる。ゴールへの嗅覚は歴代最強」という評価もありました。

また、最も印象深い試合は、2006-2007シーズンのチャンピオンズリーグ決勝、リバプール戦でしょう。インザーギ選手は前半、アンドレア・ピルロ選手のFKが肩に当たって先制ゴールをマーク。後半にはオフサイドラインのギリギリの位置でカカ選手のスルーパスに反応し、飛び出してきた相手GKをかわして追加点を決めました。

らしさが凝縮された2得点でチャンピオンズリーグ優勝に貢献したインザーギ選手。大舞台での勝負強さには、「大事な試合で得点を決めてくれるイメージが強い」という回答者の称賛コメントがありました。

気づいたらゴールを奪っている。気づいたら、ディフェンスラインの裏にいる。ゴールへの嗅覚は歴代最強だと思う。(26歳・男性)
とにかくポジショニングが抜群。個人技や強烈なシュートというわけではなく、ワンタッチで仕留めるタイプ。(38歳・男性)
大事な試合で必ず得点を決め、勝利に直結する仕事をする職人のようなFWで、自分が最も憧れた選手です。(40歳・男性)
裏への飛び出しのタイミングが良くて、大事な試合で得点を決めてくれるイメージが強い。2000年代のミランに欠かせない存在だった。(47歳・男性)

【第2位】ズラタン・イブラヒモビッチ(21票)

第2位はズラタン・イブラヒモビッチ選手でした。

スウェーデン出身のイブラヒモビッチ選手は、母国のマルメで1999年にプロキャリアをスタートさせ、オランダのアヤックス、イタリアのインテルやユベントス、スペインのバルセロナなどを経て、2010年にミランへ移籍。加入1年目は14ゴールを決め、クラブにとって7シーズンぶりとなるセリエA優勝に貢献しました。

ストライカーとしての最大の武器は身体能力でしょう。195センチという大柄な体格を活かしたヘディングが多く、ペナルティエリア内で相手DFに当たり負けしないフィジカルも強みの一つ。回答理由には、「左右どちらの足からでも正確に決められる決定力の高さは、歴代のACミランのFWの中で群を抜く」という評価もありました。

また、2011-2012シーズンに28ゴールでセリエA得点王となったイブラヒモビッチ選手は、その得点力もさることながら、同年に8アシストをマークするなど、味方を活かすプレーも巧み。実際、回答者の中には「ダイナミックなシュートも決められて、アシストもできる選手でミラン最強のフォワード」という称賛の声もありました。

また、イブラヒモビッチ選手はキャリアの晩年にもミランで活躍しました。フランスのパリ・サンジェルマン、イングランドのマンチェスター・ユナイテッド、アメリカのロサンゼルス・ギャラクシーを経て、2019年に復帰。2019-2020シーズンは10ゴールを決めると、38歳302日でセリエA二桁得点史上最年長記録を更新し、2021-2022シーズンは8得点でリーグ優勝に貢献します。年齢を重ねても“王”と呼ばれるにふさわしい、きっちり結果を残す生粋の点取り屋でした。

圧倒的なフィジカル、高さを兼ね備えており、対人の強さは世界トップクラスでヘディングでのシュートやダイナミックなシュートも決められる印象。さらにアシストもできる選手でミラン最強のフォワードだと思います。(27歳・男性)
強靭なフィジカルでミランの絶対的なストライカーでした。左右どちらの足からでも正確に決められる決定力の高さは、歴代のACミランのFWの中で群を抜いています。(32歳・男性)
強烈なオーバーヘッドが印象的ですよね。イブラのプレーは華があり、魅了されます。(22歳・男性)
恵まれた体格をいかんなく活かしていました。サッカー選手史上最高の悪童ではありましたが点取り屋でもありました。(45歳・男性)

【第1位】アンドリー・シェフチェンコ(39票)

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写真:アフロ

そして、第1位はアンドリー・シェフチェンコ選手です。

2位に18票の差をつけた39票を集めていますから、この結果に納得の方も多いのではないでしょうか。

ウクライナ出身のシェフチェンコ選手は、母国のディナモ・キエフのアカデミーで育ち、1994年にトップチームデビュー。1998-1999シーズンではチャンピオンズリーグで大活躍。10ゴールを記録し大会得点王に輝き、世界から注目を浴びると、1999年にミランへ移籍しました。加入1年目の1999-2000シーズンは32試合で24ゴールを決め、セリエAでも得点王となりました。

ミラン最強のFWたる所以は、ストライカーに求められるあらゆるスキルを兼ね備えた万能型の選手だからでしょう。回答者からの「スピード、パワー、テクニックの全てにおいて高水準」「左右どちらの足からも放たれる強力なシュート」といった評価からも分かるとおり、ゴールゲッターとしてはまさに一流でした。

さらに豊富な得点パターンも魅力の一つです。スピードを活かした裏への抜け出しから相手GKとの1対1を冷静に制し、快速ドリブルからもフィニッシュに持ち込む。クロスに合わせたゴールも多く見られました。

2002-2003シーズンにチャンピオンズリーグ優勝の立役者となると、2003-2004シーズンは24ゴールを挙げ、2度目のセリエA得点王に輝いたシェフチェンコ選手。リーグ優勝に貢献した同年は、その年の世界最優秀の選手に贈られるバロンドールを受賞しました。ミランの全盛期におけるエースだっただけに、回答者からは、「在籍時の一流選手揃いのミランの中でも図抜けたプレーヤー」「セリエAが世界最高峰リーグの時代にミランで大活躍する姿を見ていました」といったコメントも寄せられました。

スピード、テクニック、パワーすべて揃ったストライカー。自分の世代的にACミランのユニフォームでゴールを決める印象が残っている。(43歳・男性) 
ウクライナの矢と呼ばれた彼は、スピード、パワー、テクニックの全てにおいて高水準で、何もないところから何かを起こせる選手であった。(31歳・男性)  
全盛期のシェフチェンコはフィジカル、テクニックともに圧倒的で、在籍時の一流選手揃いのミランの中でも図抜けたプレーヤーだったから。(49歳・男性)
栄光のミランのフォワードは誰が挙げられても、異論はないのだけども、個人的にはシェフチェンコしかいない。左右どちらの足からも放たれる強力なシュート。同世代のクレスポやインザーギなどクセのある相方だれとでも共存できる万能選手。全てを兼ね備えた優等生。(39歳・男性)
セリエAが世界最高峰リーグの時代にミランで大活躍する姿を見ていました。すべてのフィジカル要素を備えてますが、スピードと決定力は群を抜いていたと思います。どの時代でも大活躍できるストライカーだと思います。(44歳・男性)

4位以下の選手とコメント

マルコ・ファンバステン(14票)

ミランと言わず、歴代最高のストライカーだと思うから。テクニック、シュートセンス、高さ、全てを持っている。(47歳・男性)

ジョージ・ウェア(4票)

とにかく身体能力が半端なかった。一人でセンターラインからドリブルしてシュートまで持って行けた。(47歳・男性)

オリヴィエ・ジルー(2票)

自分自身としてはゴール前で圧倒的な存在感を放つサイズがあり、強力なパワーもあるので接触プレーへの強さが非常に魅力的であるからです。(41歳・女性)

結果はこちら

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回答結果を元に作成したグラフがこちらになります。

トップ3は、シェフチェンコ選手、イブラヒモビッチ選手、インザーギ選手と、タイトル獲得に貢献した選手たちが名を連ねる結果となりました。 4位には3度のセリエA優勝に導いたマルコ・ファンバステン選手がランクイン。また、5位はアフリカ人初のバロンドールを受賞したリベリア出身のジョージ・ウェア選手が選出されています。

2021-22シーズン以来の優勝を目指すACミラン。シーズンも佳境へと入っていくこの後の戦いから目が離せません!


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)

調査実施日:2024年2月20日

調査対象:全国の20代~60代

有効回答数:112

※記載している回答は原文ママ

※2024年2月26日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「選手」で統一しています。

※サムネイル写真出典:PIXTA

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