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「歴代最強だと思うドリブラー」ランキング!3位「マラドーナ」、2位「ロナウジーニョ」を抑えた1位は?【サッカーファン114人に聞いた】

  • 2024.2.20
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写真:PIXTA(イメージ)

イングランド・プレミアリーグのブライトンで活躍しているサッカー日本代表の三笘薫選手

三笘選手のような「ドリブラー」は、サッカーでは重要な役割を果たします。相手をドリブルでかわして数的優位を作り出し、そこから決定機を生み出します。敵の守備を崩すためには不可欠な存在とも言えるでしょう。

また、日本人選手以外にも世界には多くのトップクラスのドリブラーが存在します。過去も現在も、様々なプレーヤーが華麗なドリブルでファンを魅了してきましたが、ファンが“歴代最強”だと思っているドリブラーは誰なのか?

今回はサッカーファン114名を対象に「歴代最強だと思う日本人選手以外のドリブラーは?」というアンケートを実施。

そこで得られた回答結果を集計、ランキング形式で紹介します。

なお、「最強」の定義自体を回答者の方に委ねているので投票理由も千差万別です。また、なかにはドリブル以外にも大きな武器を持つ選手がいますが、今回は、印象に残ったドリブラーとして回答の対象としています。

それではランキングを見ていきましょう。

【第3位】ディエゴ・マラドーナ(18票)

第3位はディエゴ・マラドーナ選手でした。

1984年から1991年まで所属したイタリアのナポリでは、2度のセリエA優勝、UEFAカップ制覇の立役者となり、アルゼンチン代表としてはワールドカップに4回も出場したマラドーナ選手。その華麗なドリブルに魅了されたファンからは「神の子」とも称された偉大なスーパースターです。

マラドーナ選手で最も印象深いのは、1986年のメキシコ・ワールドカップでしょう。準々決勝のイングランド戦で見せた5人抜きドリブルは、今でも語り継がれているプレーです。ハーフウェイライン付近でボールを受けた彼は、鋭いターンで囲んできた相手DF2枚を置き去りにして一気に加速。独特なリズムのタッチで3人目、4人目をかわし、ペナルティエリア内に侵入すると、最後は相手GKもドリブルで抜き去ってネットを揺らしました。

回答理由のなかにも「ワールドカップでのイングランド戦、60メートル5人抜きドリブルは歴史に残っている」というコメントがあるとおり、やはりファンの脳裏に焼き付いている伝説のプレーです。同大会ではチームを優勝に導き、マラドーナ選手は大会MVPに選出されました。

また、その他の回答理由には「ボールを自分の足元に吸い付けるようなボールコントロール」「背も低いのに細かなドリブルで相手選手をけむにまくプレーは芸術的」といった声もあります。独特なタッチのドリブルは、まさに唯一無二でした。

ワールドカップでのイングランド戦、60メートル5人抜きドリブルは歴史に残っているから。同試合での神の手含め、サッカーのための男だと思います。(44歳・男性)
サッカーファンであれば彼の5人抜きの映像が頭に浮かんでくると思う。全世界でいまだに語り継がれているので最強だと感じる。(31歳・男性)
ボールを自分の足元に吸い付けるようなボールコントロールを持っていました。(38歳・男性)
背も低いのに細かなドリブルで相手選手をけむにまくプレーは芸術的でした。(56歳・女性)

【第2位】ロナウジーニョ(21票)

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写真:ロイター/アフロ

第2位はロナウジーニョ選手です。

2003年から2008年まで所属したバルセロナでは、2度のリーガ・エスパニョーラ制覇とチャンピオンズリーグ優勝に貢献したロナウジーニョ選手。2005年には世界年間最優秀選手に贈られるバロンドールを受賞し、ブラジル代表の中心選手としては2002年の日韓ワールドカップで優勝しています。

最も活躍したバルセロナ時代は通算145試合で70ゴールをマーク。右利きのロナウジーニョ選手の主戦場は4-3-3フォーメーションの左ウイングでした。カットインドリブルからのシュート、ラストパス、ヒールキックパスなどトリッキーなプレーが印象深いのではないでしょうか。

ドリブルの得意技は「エラシコ」。辛口サッカー評論家として知られるセルジオ越後氏が発案したというこの技を元ブラジル代表のリベリーノ選手から学び、ロナウジーニョ選手は巧みに使っていました。アウトサイド→インサイドの素早いタッチで相手をかわすテクニックに魅了され、真似をしたサッカー少年も多いかと思います。

ロナウジーニョ選手が評価されているのは、エラシコのような観客を沸かせるドリブルが多かったからでしょう。実際、回答理由には「今までサッカー観戦をこんなに楽しいものなんだと思わせてくれた選手はいない」「ボールは友達を体現した選手だと思う。ボールを持ったときのワクワク感はとても大きい」といったコメントもありました。まさにファンタジスタという言葉がピタリと当てはまる天才肌のサッカー選手で、「サッカーの神に愛されし男」という声も上がっています。

今までサッカー観戦をこんなに楽しいものなんだと思わせてくれた選手はいない。(53歳・男性)
ボールと体がくっついているかのようなドリブルで、相手ディフェンダーをスルスルと突破していく、サッカーの神に愛されし男だからです。誰からも愛される人柄も最高です。(41歳・女性)
ボールは友達を体現した選手だと思う。ボールを持ったときのワクワク感はとても大きく、現代サッカーでも、ロナウジーニョの様な選手はいないと思うし、これから先もなかなか出てこないと思う。(30歳・男性)
踊るようなドリブルをしながらも、重心がぶれない安定感がある。(33歳・男性)

【第1位】リオネル・メッシ(53票)

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写真:Agencia EFE/アフロ

そして、第1位はリオネル・メッシ選手です。

半数近い53票を集めていますから、メッシ選手が1位という結果に納得の方も多いのではないでしょうか。

2004年から2021年までのバルセロナ時代、10度のラ・リーガ制覇4度のチャンピオンズリーグ優勝などに貢献したメッシ選手は、バロンドールを8回と歴代最多受賞。言わずと知れた世界最高のサッカー選手です。アルゼンチン代表としては2022年のカタール・ワールドカップで母国を36年ぶりの優勝に導き、大会MVPに輝いた活躍も記憶に新しいでしょう。

メッシ選手が世界最高のプレーヤーたる所以は、ドリブルもさることながら、得点力も大きく代表での180試合・106ゴールという数字は圧巻です。ドリブルからフィニッシュまで持ち込むスキルでは、バルセロナ、アルゼンチン代表それぞれで先輩のロナウジーニョ選手、マラドーナ選手より上であり、今回のランキングで1位に輝いた要因かもしれません。

実際、回答理由には「どんなに相手が強くても抜いていきシュートまで決めるから」という声がありました。もちろん、ドリブルのスキルについては、「ドリブルをしていてボールロストをすることが本当に少ないし、何人で取りに行っても全然取られない」「まるで相手が避けているかの様にスルスルと抜いていくドリブルはお手本の様」といったコメントもあります。

また、36歳となった現在はアメリカのインテル・マイアミに所属。2月7日にはプレシーズンマッチでヴィッセル神戸と対戦しました。後半15分からの途中出場となりましたが、宮代大聖選手のプレッシャーを手玉に取ったり、井手口陽介選手や山口蛍選手に囲まれても狭いスペースをドリブルですり抜けたり、衰え知らずの超絶技巧で国立に訪れたサッカーファンを魅了しました。

どんなに相手が強くても抜いていきシュートまで決めるから。(31歳・女性)
過去のプレーも全て見てきたが、ドリブルをしていてボールロストをすることが本当に少ないし、何人で取りに行っても全然取られないから。(23歳・男性)
最強のドリブラーは、やはり最高のフットボーラーメッシ!わかっていても止められない。多人数で囲んでも止められない。ファール覚悟でも止められない。そんなドリブラーはメッシしかいない!(36歳・男性)
おそらく彼を超えるドリブラーはいないのではないでしょうか。まるで相手が避けているかの様にスルスルと抜いていくドリブルはお手本の様です。跨がなくてもフェイントをかけなくても抜いていく最高の選手だと思います。(39歳・男性)
独特なタッチでのドリブルは唯一無二だからです。(47歳・男性)

4位以下の選手とコメント

ネイマール(5票)

ネイマールは、プレイの派手さや技術の巧さはもちろんのことビジュアルもよく、サッカーをあまり知らない人でも「名前は聞いたことがある」という人が多い印象がある。また、サッカーに詳しくない人が見ても「この人は上手い人だ」と思わせる派手なプレイがあり、技術や華など総合的に見て最強だと思う。(22歳・男性)

ロナウド(元ブラジル代表)(3票)

ゴール前でのパフォーマンスが異常です。相手をかわしてからシュート、ゴールまでのプランがボールを持つ前に出来上がっていて、迷いなくそのプランをやってのけます。(39歳・男性)

アリエン・ロッベン(2票)

オランダが誇る世界的なスピードとテクニックを兼ね備えた天才的なドリブラーだったため。派手さや華やかさはあまり無かったが、レアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンといった強豪クラブに所属していた時もその中でかなり目立って活躍していた。(56歳・男性)

ライアン・ギグス(2票)

スピードはそれほどありませんが、テクニックとフェイントで抜いていく技術があり、アシストする力もある。サポーターやチームを盛り上げる力も十分あるプレーヤーだと思います。(38歳・男性)

結果はこちら

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回答結果を元に作成したグラフがこちらになります。

1位に輝いたメッシ選手は、母国の英雄でもあるマラドーナ選手のプレーを見て育ち、若手時代にバルセロナでチームメイトだったロナウジーニョ選手からも多くを学びました。そういった意味で今回のアンケートは、興味深い結果かもしれません。そして4位には、メッシ選手とバルセロナやパリ・サンジェルマンで同僚だったネイマール選手がランクインしました。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)

調査実施日:2024年2月8〜9日

調査対象:全国の20代~60代

有効回答数:114

※記載している回答は原文ママ

※2024年2月13日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「選手」で統一しています。

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