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一番好きな「サッカーマンガ」ランキング!3位『シュート!』、2位『ブルーロック』を抑え圧倒的1位となった作品は?【サッカーファン203人に聞いた】

  • 2024.2.16
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写真:PIXTA

マンガ・アニメ大国として知られる日本ですが、スポーツを題材にしたマンガが多数あります。

中でも「サッカーマンガ」には名作も多く、リアルな世界観を描いた作品からまるでSFのようなとんでもない大技が繰り広げられる作品まで、一言でサッカーマンガといってもその内容は様々。日本だけでなく世界に影響を与える作品もあるほどです。

そこで今回は、サッカーファン203人を対象に「サッカーを題材にしたマンガ」の中で一番好きな作品についてアンケートを実施しました。

上位となった3作品をご紹介します。

【第3位】『シュート!』(講談社)/16票

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出典:Amazon

作品名(出版社):『シュート!』(講談社)
著者:大島司

第3位は『シュート!』でした。

『週刊少年マガジン』(講談社)にて1990年より連載がスタートしたこちらの作品。舞台は高校サッカーで掛川高校に入学する主人公の田仲俊彦を中心に全国優勝を目指すストーリーを描いた青春スポーツマンガです。現在までシリーズで累計発行部数5000万を超える超ヒット作となり、1993年にはアニメ、翌年には実写の映画化されるまでになりました。

「ファントムドリブル」「トリプルヒール」など、オリジナルの技が多数あるのが『シュート!』の特徴。あくまでリアリティのあるサッカー世界観でありながら、少年マンガに欠かせないダイナミックな極め技もあるのがヒットした要因の一つだと思います。

中でも「トシ、サッカー好きか?」という名言で知られる主人公の憧れる存在として描かれる久保嘉晴がみせたプレー「ゴールトゥゴール」という、相手イレブン全てを抜きゴールを決めるという、現実でほぼ実現不可能な神業はサッカー好きの間では伝説の1シーンとして語られることも少なくありません。

カタールW杯が開催された2022年には、19年ぶりとなる待望の新作アニメ『シュート! Goal to the Future』が公開されるなど、今なお根強い人気を誇る「シュート!」。物語は完結しましたが、今後も新たなストーリーが展開されることを待ち望むファンも多いことでしょう。

スポーツ漫画にありがちな非現実的な必殺技とリアル路線のバランスが絶妙で面白かったです。久保の伝説のシーンや別れの場面などが感動的で印象に残っています。(32歳・男性)
創立してわずかであった高校のサッカーチームが成長をし、逆転劇を繰り広げたりして最終的に優勝する過程が好きだった。(32歳・女性)
世代的にど真ん中です。久保さんの伝説的なドリブルシーンは今でも鮮明に覚えていますし、サッカー漫画の名シーンの一つだとおもいます。(44歳・男性)
人間ドラマがリアルでここまで熱くなれて感情移入出来たのは初めてだったので、とても好きでした。(40歳・男性)

【第2位】『ブルーロック』(講談社)/25票

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出典:Amazon

作品名(出版社):『ブルーロック』(講談社)
著者:原作/金城宗幸 漫画/ノ村優介

第2位は『ブルーロック』でした。

原作・金城宗幸先生、作画・ノ村優介先生によるこの人気サッカーマンガは、2018年より『週刊少年マガジン』(講談社)にて連載がスタートし、現在も連載中。アニメ化やゲーム化がされるなど今最も勢いのあるサッカーマンガと言っても過言ではありません。

時折、マンガの中で日本サッカーを揶揄したり、特定のプレーヤーを連想させるような登場人物がでてくることから“史上最もアツく、最もイカれたサッカーマンガ”の異名を持つ作品の舞台は、「ブルーロックプロジェクト」と呼ばれる、日本がW杯で優勝するために不可欠なエースストライカーを育成するべく設立されたプロジェクト。主人公である潔世一が収集されたこのプロジェクトは、ユース世代300人が対象となり失格となれば今後永久に代表入りの資格を失うというとんでもないもの。このプロジェクトを生き残る中で、多数のライバルたちと切磋琢磨し、徐々に日本が世界に近づいていく姿は、サッカーファンにとっても見ていて非常に痛快です。

他のサッカーマンガと比較して、大きく異なるのは「全員がストライカーを目指している」という点。ときにはチーム内でも足を引っ張りあうことがあるなど、あくまでも全員が“世界最強のストライカー”を目指し、エゴイズムをむき出しにしながらゴールのみを狙う姿勢はサッカー初心者でもわかりやすい世界観です。

主人公だけでなく、各登場人物が非常に個性的に描かれていることもあり従来のサッカーファンではない読者層からも大きな支持を得ているという『ブルーロック』。現在好調な日本代表の姿と重ね合わせ、どのようにして世界の頂点を目指すのかを期待しながら連載を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ストライカーに特化したシステム、契約金などで選手の価値を測る描写がリアリティがあって、面白いと感じた。(42歳・男性) 
最初の脱落者が出たシーンは衝撃だった。今まで見たことがないサッカー漫画の始まりを感じて、ブルーロックの世界観が好きになった。(38歳・女性)  
現代には珍しい、「エゴイスト」を育てる、それ以外を排除するような尖ったストーリー構成がしびれました。(22歳・男性)
今までにない設定だと思ったから。綺麗事だけじゃない心情の変化や、最初はかないそうになかった相手にどんどん勝っていく主人公の貪欲さに惹かれた。(22歳・女性)

【第1位】『キャプテン翼』(集英社)/98票

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出典:Amazon

作品名(出版社):『キャプテン翼』(集英社)
著者:高橋陽一

そして、全得票の半数近い票を集め圧倒的な第1位となったのは、『キャプテン翼』でした!

1981年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載がスタートした伝説的なサッカーマンガ。Jリーグ発足前夜の日本で、サッカーというスポーツをブームにした立役者として語られることも少なくありません。

物語は、主人公の大空翼を中心に展開。“ボールが友達”という理念のもと、サッカーを楽しんでいた少年がライバルやチームメイトと切磋琢磨し、次々と舞台を広げていきます。ジュニアユースでの活躍までが描かれた第一部が完結後、1994年にはJリーグ発足によりさらにサッカーが一大ブームとなったことも影響し、第二部となるワールドユース編が公開されるなど、翼が成長し世界に挑む形で連載は続きます。

「キャプテン翼」がサッカー界に与えた影響は非常に大きなものがあります。元日本代表の中田英寿選手や、川口能活選手といった名選手たちはこのマンガがきっかけとなりサッカーを始めたと公言するほどなのです。さらに、その影響力は日本にとどまりません。史上最多のバロンドール8階受賞を誇るアルゼンチンのリオネル・メッシ選手、現代最強FWの呼び声も高いキリアン・エムバペ選手といった世界の名だたるプレーヤーたちも「キャプテン翼」のファンであり、自身のキャリアに大きな影響を受けたと語るほどです。

これまでサッカー界に多大な影響を与えてきた「キャプテン翼」ですが、今年の1月、次回発行予定の「キャプテン翼マガジン vol.20」にて43年の歴史に幕を降ろすと発表され、この連載終了のニュースを見た多くのサッカーファンから悲しみの声があがりました。

最終回公開前に、サッカーマンガの金字塔とも言われるこの作品をぜひもう一度読み返してみてはいかがでしょうか。

翼の真っ直ぐにサッカーに向かう姿勢が好きだからです。(28歳・男性)
「ボールは友達」が信条の大空翼が仲間やライバルたちと共にサッカーに打ち込み成長していく姿が微笑ましいからです。当時はまだサッカーがそれほどメジャーではなかった時代のブームを先駆けた内容が新鮮でした。(57歳・女性)   
日本サッカーの始まりはこのマンガから始まったと言っても過言ではない。子供がみんなサッカーを始めた。その子供が大人になり自分の子供にサッカーを教えている。日本にサッカー文化が根付いたのはこの漫画があったから。(49歳・男性)   
子供の頃にサッカーを習い始めるきっかけとなった思い出深い作品で、特に反動蹴速迅砲は友達と検証も兼ねて練習した思い出。(37歳・男性)   
必殺技などがフォーカスされがちで勿論それも面白いのですが、何よりサッカーに対する熱い情熱が感じられて、名言も多いサッカーマンガで感動できるので1番好きです。(39歳・男性)

4位以下のマンガとコメント

『GIANT KILLING』(講談社)/14票

プロサッカー漫画です。試合はもちろんチームの運営や、応援サポーターなど、様々な角度からプロサッカーを切り取っていて飽きずに読めます。クセの強い監督が弱小チームを率いて勝ち上がるのも爽快です。(37歳・女性)

『アオアシ』 (小学館)/13票

荒唐無稽さはなく、リアルなサッカー漫画だと思うので、そこがいいです。爽やかな恋愛要素とか友情要素もあり、いわゆるスポ根漫画とは違うところが良いです。主人公以外の人生とかサッカーとかについても詳細に語られていて、内容が濃く見どころが多いです。(51歳・女性)

『DAYS』(講談社)/10票

サッカー初心者の主人公が名門校のサッカー部に入るのですが、主人公は愚直すぎるくらい努力家で、チームメイトが彼に触発されて泥臭く頑張る姿に胸が熱くなります。チームの先輩がかっこ良いです。(36歳・女性)

結果はこちら

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アンケート結果を元に作成したグラフはこちら。皆さんの予想は当たりましたか?

上位3つの作品は、どれも名作の呼び声が高い人気作品でした。特に『キャプテン翼』は、世界中にファンを抱えるほどの大名作であることから1位であることも納得の結果だったのではないでしょうか。2位の『ブルーロック』の他、5位の『アオアシ』も現在連載中であることから、日本においてサッカー人気がこれまで以上に高まっていることを感じますね!


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)

調査実施日:2024年1月23日

調査対象:全国の10代~60代

有効回答数:203

※記載している回答は原文ママ

※2024年1月29日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※サムネイル写真出典:PIXTA

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